ボイボイ日記・ダバオリターンズ

南国フィリピン南部の街ダバオで
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ジョリービー(陽気な蜜蜂)

2012年02月01日 | 海外ロングステイ

ジョリビー(Jollibee)はフィリピンのファーストフードチェーン店で、フィリピン華僑のTony Tangが率いるジョリビー・フード・コーポレーションによる運営です。
現在フィリピンの他にアメリカ、香港、ベトナム、インドネシア、ブルネイ各国に進出しています。
日本では全く知られていないジョリビーの創業は1975年で、スタートはアイスクリーム店だったそうで、現在ではフィリピン全土に1,300店舗以上、フィリピン以外の諸外国に200店舗以上を構える大組織に成長しています。
また、ジョリビー・フード・コーポレーションは、ジョリビーの他にも、ピザやパスタ中心のファーストフードのGreenwich、チャイニーズファーストフードのChowking、そしてフィリピンでDelifranceのフランチャイズを運営しており、ジョリビーとそれらの店舗が併設されていることも多く見られます。
そして昨年の10月にはあのアメリカのファーストフードの大手<Burger King>のフィリピンでのフランチャイズ権を買収したことも世間は驚かされました。
世界に進出し、各国においてファストフード業界のトップシェアを保持しているマクドナルドがフィリピンでシェア第一位になれない原因は、ジョリビーがあるからだと言われているのです。
ジョリビーがマクドナルドを超える人気を保持している理由は、地元の食文化に根ざしたメニュー展開にあるようです。
                        
フィリピン人好みの甘い味付けや、彼らの主食であるご飯を添えたセットメニュー、主食以外にもスパゲッティとコーラのセットといったメリエンダ(おやつ、軽食)用のメニューが充実していることも子供たちを中心に人気を得ているようです。
親しみやすく可愛いキャラクターのジョリビー(陽気な蜜蜂)人形も、子供たちと一緒にカメラに収まって、売上アップの一助となっているようです。
日曜日の昼にジョリビーとマクドナルドの二つの店舗を覗いて見たところ、人気の度合いは一目瞭然でジョリビーに軍配が上がりました。
日本のマクドナルドにありそうで、ないのが「ライス」ですが、フィリピンではジョリービーにもマクドナルドにも「チキンから揚げセット」には必ず「ライス」が付いているのです。
<食文化の違い>とは言え、米好きな日本人から見るととても不思議な印象を受けるフィリピンのジョリビーとマクドナルドのメニュー展開だと思います。



5 コメント

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出入り禁止。 (管理人)
2012-02-07 16:00:24
<Shige>さん。
最近のニュースで知ったのですが、兵庫県西宮市の関西学院大が、近くのマクドナルドの店長から「試験勉強で長居をされて迷惑なので、学生を出入り禁止にさせてもらう」とクレームを受けたとの理由で、店に行かないよう学生に通知していたことが分かったそうです。
しかし全ての学生が問題のある行動をとっていた訳ではないだろうし、わずかな学生の行動が、その大学のイメージそのものを損なってしまったようです。
おそらくこのお店の店長も、悩んだ末に大学に申し出たものと思われますが、本当に学生は入店出来なくなったのかどうかが興味があります。
ダバオのジョリビーの店内はいつのも家族連れでいっぱいですが、時々ちょっと驚く光景を目にします。
子供たちが大好きなジョリビーのスパゲティーを食べている隣りで両親が、ケンタッキーで買ったフライドチキンをジョリビーの店内で子供たちと一緒に食べている姿です。
日本では多分店からクレームが付きそうな感じがしますが・・・。
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赤信号 (Shige)
2012-02-07 09:38:07
管理人さん
東南アジアのファーストチェーン店では、「チキン」は定番ですね。
皆さん、本当に鶏が大好きです。
働く従業員は、学生アルバイトが大半を占めています。低賃金でマニュアルで管理するシステムには無駄がない分、人間ロボットが働いているように見えます。
商売のポイント・チェックは、学生のたまり場になったら衰退の赤信号ですね。
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外食産業 (管理人)
2012-02-02 16:57:12
<ダバシュー>さん。
去年スリガオまでドライブに行かれた時の道路標識に「タゴム、ジョリビーまであと2キロ」と書かれた看板に助けられたそうですが、ジョリビーはフィリピン国内でも超有名店と認知されているようですね。
去年の暮れにはBajadaにあるMercurry薬局の隣にドライブ・スルー付きの大型のジョリビーがオープンしましたが、勢いを感じます。

<pasechan>さん。
華僑パワーはフィリピンだけではなく、シンガポールやインドネシア、マレーシア、タイなどでもその活躍振りが目立ちますね。
一方今年の8月に北京オリンピックを控えて、GDP世界第4位に躍り出た中国では、近年世界規模で活躍を続けてきた華僑・華人に代わって注目されているのが「新華僑」と呼ばれる人々の存在だそうです。
彼らは80年代、「改革開放の先兵」として先進国に送り出された40代のエリート集団で、ITやバイオ、メディアなどの先端分野で起業し、中国経済の牽引役を果そうとしているそうです。
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おいしいとこ取り!! (pasechan)
2012-02-02 09:21:45
フィリピン国内の大型ショッピングモールや外食産業チェーン等、大きな収益を見込める産業の多くが華僑資本が占めています。ホント美味しいとこ取り言った感じですね!!そこで働く従業員は低賃金で、しかも期間労働者(6ヶ月以上雇用すると、正社員として雇わなければならないと言った法律がある)が多く、労働者はより賃金の良い働き口を見つけようと思うが、ここフィリピンでは買い手市場でそう簡単には見つける事が出来ません。日本でも最近、大企業に海外競争力付けるとの名目の一つとして、労働賃金のコストダウンを目的とした(労働者派遣法)なる物が出来てから労働者の賃金が低下しております。企業側は体裁良く(人材派遣)等と言っておりますが、返せば単なる期間労働者の割合いを増やす事によって、人件費を安く抑えてるに他ありません!!
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おはようございます~。 (ダバシュー)
2012-02-02 07:07:15
去年、家族でスリガオまで車で行ってきました。日本などから比べたら道路標識が整備されてなく「次のナントカ~って町まで、あと何キロぐらいかね~」などと話してると何も無い道路端に「タゴム、ジョリビーまであと2キロ」と言ったようなジョリビーの看板があり助かりました。また、知り合いの子供などはマクドのスパゲティは食べないけれどジョリビーなら食べる・・・などと、味の面でもフィリピンの人達の好みを捉えていますね。ちなみにバングースのとライスのセットもありますよ。
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