SS業界では最近は燃料油の市況が安定したので若干ではありますが、再投資の動きが見えています。
しかし、中小零細業者における再投資はまだまだといったところです。
そんなSS業者の特性としては、
FCなどのSS関連業態に関連する投資を考える業者が多いわけですが、
実は、新たな仕事を手掛けても労多くして、利益につながらず、
逆にコストに負けて赤字になるところも多いようです。
SS業界は人真似のビジネスが多くて効果が少ないですね、
一時的に利益が出ても、継続した利益確保が非常に難しいといった声が多いですね。
また、自社が成功しても、
すぐに競合店でも真似ができてしまうFCのようなビジネスモデルでは定着しないようです。
数年前のことですが、
大手家電販売店(y電気)の役員である友達と「集客手法」のアイデアで討論したりアイデアを出し合ったことがあります。
〇〇〇カードを作って、店頭にパチンコ屋のようなくるくる回る機械で来店ごとに何も買わなくてもポイントを付与するといったアイデアでした。
当時、私は駅前のタワーマンションに住んでいて、
駅周辺を毎日散歩しながらその家電販売店の本社の店頭にある機械で毎日カードを入れてはくるくる回してポイントを貯めてみました。
ある時、一度に3000円くらいのポイントが出て大当たりして驚いたことがありました。
後日、家電量販店の友人が言うには、あまり効果が無くて「失敗!!」ということでした。
最近、時代の流れも考えずにガソリンを安売りして集客し
「油外販売」で利益を上げるという販売手法を行う業者がいます。
「集客手法」に本業の燃料油をエサにするようでは、とてもプロの技とは思えません。
既存のSS業者にとっては迷惑な話です。
単に「集客」を考えるなら
他にも手法はいくらでもありそうです。
優良顧客の囲い込みを云いながら、
価格志向の底辺顧客ばかり集めてみても、そんな顧客は車検も板金も価格志向なので
予約だけはしてみても、WEBで安いところを見つけては購入するといったところです。
今度は、車検屋さんが価格破壊で大迷惑。
まあ、いたちごっこの繰り返しなのです。
それに、影響される一般企業は大迷惑で、経営的にも疲弊してしまう。
本日も、
朝から、そんな話題で電話を頂戴していますが、
このような石油業界において、「今後の展望」や具体的な経営手法を論ずることなんてできるはずもありませんね。
いつの時代でも、どんな業界でも、時流や常識に逆らって企業業績を伸ばす経営者はいないわけではありません。
しかし、SSビジネスはそのような業種ではなくてもっとコアなエネルギービジネスです。
ゆきんこサポートセンターは、石油ビジネスにおけるダンディズムを大切にする経営者と共に頑張ります。
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