全国的に港町は坂が多いので、灯油配達が大変です。
価格も配送料が掛かりますから少し高めの設定になっています。
九州の港町長崎でもすでに「雪ん子」が二社で稼動中。
一般的に北国で多いと思われる灯油システムですが実は今では
沖縄から石垣島まで使用ーザーが存在しています。
昨シーズンの話題ですが「長崎新聞」に以下のような記事が掲載されていました。
灯油の宅配年々減少 頭抱える斜面地の高齢者
冬の生活に欠かせない灯油を配達する業者がここ数年、不況による人員削減や小規模店主の高齢化で減少傾向にある。長崎市の斜面地区に暮らすお年寄りが、重い灯油缶を抱え、狭い階段や急な坂道を上ることもできず、途方に暮れるケースが増えている。
灯油販売は千リットルを超える場合、消防法に基づき、消防局に対し許可申請が必要。ガソリンスタンドだけでなく、小規模の燃料店や米穀店などでも扱っているため、詳しい統計はない。
県石油協同組合によると、三年前から年に数件、配達を断られたとの声が寄せられ、配達可能な業者を紹介した。同組合は「不況で配達まで手が回らない業者が多いようだ。その上、斜面地は道が狭く、駐車できないこともある」という。一缶(十八リットル)当たり千円前後と利益率が高くないのも、配達から手を引く要因の一つのようだ。
同市の七割を占める斜面地の高齢化は、年々進行。市平均の高齢化率20%(二〇〇二年末)に対し、斜面地区になると25―30%と高め。同市中心部の高台に暮らす夫妻は昨年十二月、長年利用していた米穀店に配達を断られた。「一人で店を切り盛りしていた店主が腰を悪くし、配達できない」との理由だった。
別の業者が引き受けてくれたが、夫(78)は「平地に住み替えたり、高額なガスヒーターに切り替えるほど経済的な余裕もなく、本当に困った」とため息をつく。
一方、市内のある業者は、斜面地を含む地区ごとに曜日を決めて配達したり、偶数缶での注文に限ったりと、業務の効率化を図る。責任者は「昨年まではなかったが、この冬は特に灯油配達を依頼するお客さんが増えた」と話していた。
価格も配送料が掛かりますから少し高めの設定になっています。
九州の港町長崎でもすでに「雪ん子」が二社で稼動中。
一般的に北国で多いと思われる灯油システムですが実は今では
沖縄から石垣島まで使用ーザーが存在しています。
昨シーズンの話題ですが「長崎新聞」に以下のような記事が掲載されていました。
灯油の宅配年々減少 頭抱える斜面地の高齢者
冬の生活に欠かせない灯油を配達する業者がここ数年、不況による人員削減や小規模店主の高齢化で減少傾向にある。長崎市の斜面地区に暮らすお年寄りが、重い灯油缶を抱え、狭い階段や急な坂道を上ることもできず、途方に暮れるケースが増えている。
灯油販売は千リットルを超える場合、消防法に基づき、消防局に対し許可申請が必要。ガソリンスタンドだけでなく、小規模の燃料店や米穀店などでも扱っているため、詳しい統計はない。
県石油協同組合によると、三年前から年に数件、配達を断られたとの声が寄せられ、配達可能な業者を紹介した。同組合は「不況で配達まで手が回らない業者が多いようだ。その上、斜面地は道が狭く、駐車できないこともある」という。一缶(十八リットル)当たり千円前後と利益率が高くないのも、配達から手を引く要因の一つのようだ。
同市の七割を占める斜面地の高齢化は、年々進行。市平均の高齢化率20%(二〇〇二年末)に対し、斜面地区になると25―30%と高め。同市中心部の高台に暮らす夫妻は昨年十二月、長年利用していた米穀店に配達を断られた。「一人で店を切り盛りしていた店主が腰を悪くし、配達できない」との理由だった。
別の業者が引き受けてくれたが、夫(78)は「平地に住み替えたり、高額なガスヒーターに切り替えるほど経済的な余裕もなく、本当に困った」とため息をつく。
一方、市内のある業者は、斜面地を含む地区ごとに曜日を決めて配達したり、偶数缶での注文に限ったりと、業務の効率化を図る。責任者は「昨年まではなかったが、この冬は特に灯油配達を依頼するお客さんが増えた」と話していた。