畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

連載159「イチゴジャム」(その1)

2018-06-30 04:08:02 | 食べ物

      イチゴジャム(その1)

  仕事の都合で、土、日曜日と祭日に出勤しなければならない時期が有り、

代わりに平日が休みになることが有った。

平日休みもたまには良いもので、役所関係の用事が足せる事も有難いことだった。


 妻が出勤、子供達も登校した6月のある日、広神の叔母さんから電話が入った。

イチゴが盛りになって採り切れないから、採りに来ないかと言う嬉しい話だった。

イチゴと聞いて頭にひらめいたことが有った。


 妻と子供達が帰宅するまでに、美味しいイチゴジャムを作って驚かそう。

そんな考えが頭の中を駆け巡ったのだ。

その頃の叔母さんは市場にも出荷していたが、どうしても商品としては出せない、

等外品、ハネだしも少なからず出るのだ。


 叔母さんが選り分けておいた分に加え、自分でも山ほど採らせてもらった。

そのイチゴを持って帰宅する途中にスーパーに立ち寄って砂糖を買う。

その砂糖も栄養分を考えて、精製白砂糖よりも三盆糖と考えて買った。

帰宅し、鼻歌交じりでイチゴのヘタを切り落とし、着いた土を落とすために何回か洗って水を切り鍋に入れる。

            (続く)


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ニンジンとネギのベッドを作る | トップ | エディブルフラワーを出荷す... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

食べ物」カテゴリの最新記事