幸隆の国から

歴史の跡、自然、いい湯などを訪ねて出掛けたときの記録。
また、四季折々、日々の雑感です。

ベビーシッター奮闘記

2022-02-22 | 日記

若い子育て中の夫婦にとって、このコロナ感染拡大は大きく影響しているようである。

幼稚園での感染リスクを考え、子供の通園を止めているという夫婦がいる。

そんな知人の長男(5歳)を週に一日預かって、働ける時間を確保するのにわずかながらお手伝いをしている。

 

まだ3日間だけではあるが、近頃の子育ての大変さを垣間見ている。

一つには、こんな小さなころから「お勉強」をしている(させられている)ことが、ちょっぴり可哀そうでもある。

それは、今日世代の親御さんからすれば当然であって、私の感じ方がずれているのかもしれない。

我が家に来るたびに課題を持ってくるのだが、とにかく、それをやらせるのが大変なのである。

まだ5歳だ、遊ぶ方がいいに決まっているし、集中力も長くは続かないはずだ。

文章の読解と足し算、それぞれ10ページの教材を、1ページ終えるごとに遊びに気持ちがいってしまう。

お勉強は、泣くほどイヤなことらしい(その点は私にはよく分かる)。

それでも何とか、その日の教材は、なだめすかし完成させている。

 

とにかく、戸惑いながら手探りで「子守役」を務めている状況である。

パパやママはいい顔をしないテレビ番組も、我が家では見放題である。

一旦つかんだリモコンは決して手放そうとしない。

その辺は、つい甘くなる。

 

「あのおウチに行くのはイヤだ」と言うこともなく、喜んできてくれるのはこちらもうれしい。

我が家での出来事を、パパやママにどう報告しているのだろうか、それも興味がある。

 


ディジタル社会の今昔・電卓

2022-02-21 | ディジタル

今から40年も前に遡るが、私の使っていた「電卓」である。

不用品を整理していたら、机の引き出しの奥から出てきた。

 

なんと、電池を入れてみたら、なんの問題もなく使える。

さすがに機能は少なく、出来るのは加減乗除の計算だけである。

裏には、”MADE IN JAPAN”とある。

現在は、電卓などほとんどが外国産であろうが、当時は国産だったのだ。

それが、故障一つせずここまで来たことに、”MADE IN JAPAN”に敬意を表したい。

 

電卓が普及する以前、アナログの計算の道具と言えば「計算尺」があり、ディジタル代表は「算盤」だった。

そのどちらも使いこなすには、それなりに習熟が必要なツールである。

私も習った記憶はあるのだが、いずれも実務(仕事)で使うレベルには至らなかった。

それよりも、「電卓」が世に広まるスピードが速かった。

計算式通りにボタンを押せば正確に計算してくれる、電卓は手放せなくなった。

それが今では、面倒な計算はパソコンの表計算ソフトを使い、電卓を引っ張り出すことも少ない。

年のせいだけではなく、益々計算能力は衰えていく。


こんなに違う「切り干し大根」がある

2022-02-19 | グルメ

高知から「干し大根」を送っていただいた。

切り干し大根といえば、普段、細切りのひも状のものしか見ない。

これは幅が広くしかも長い、平打ちの乾麺かと見間違えるような珍しいものだ。

(もちろん、細切りのタイプもあるのかもしれない)

高知への旅行では、これを食べたという記憶はない。

 

妻は、いつもの「切り干し大根」のように、水でもどして、アゲといっしょに煮物にした。

ひも状の切り干しと違って、つまんだ時のひらひらとしたような感じが新鮮であった。

大根の一枚一枚に味がしっかりと浸み込んで、おいしかった。

 

こちらは、普段からなじみの切り干し大根。

切り干し大根と言えば、こちらが頭に浮かぶ。

信州のソウルフード「おやき」の具としても使われる。

 

ところ変われば食の文化も変わる。

南国土佐と、信州の切り干し大根に見る違いである。

 


「マテバシイ」という木

2022-02-18 | 花木

遊歩道や公園でみる木であるが、あることでこの木が「マテバシイ」であることを教えてもらった。

この木と名前が初めて結び付いた。

 

目立つ花が咲くことも無く、散歩の途中で足を止めて眺める人もいない。

てっぺんはマンションの3,4階ほどもある大きな木で、肉厚で硬い葉がたくさん茂り日陰を作っている。

何本かまとまった場所では、木の根元は薄暗く感じるほどである。

真夏は、強い日差しを避けたり、急な夕立の雨宿りには絶好の場所だと言える。

 

話は飛ぶ。

子供の頃、先生が、校庭の隅にあったアスナロについて、面白く教えてくれた話である。

「アスナロ」は檜(ひのき)によく似た木であるが、檜とは違う。

「明日(あす)は檜になろう」というところから「アスナロ」の名前がついた、と言うようなお話だった。

 

似たような連想をすると、「マテバシイ」は「待てば椎(しい)」なのかもしれない。

待っていれば、「椎の木」になれるかもしれないという憧れ(?)である。

但し、そもそも椎の木を知らない私のあてずっぽうである。


「志村けん」さんの銅像

2022-02-17 | 日記

東村山(埼玉県)は、言わずと知れた、あの志村けんさんの出身地である。

年齢を重ねることにより、魅力の加わるタレントは少なくない。

志村けんさんもその一人で、私は、若い時以上に年を取ってからが好きだった。

 

昨年銅像が建ったと聞いていたので、立ち寄ってみた。

羽織、袴姿で、お得意のポーズを決めている。

バックのパネルには、「多くの笑いと感動をありがとう」とあった。

ファンに共通する気持ちの表現であろう。

 

ひょいと動き出して、なにか冗談でも言いそうな親しみのある銅像であった。