幸隆の国から

歴史の跡、自然、いい湯などを訪ねて出掛けたときの記録。
また、四季折々、日々の雑感です。

ささやかな忘年会

2023-12-29 | グルメ

今年も残りわずか。

単なる飲み会も「忘年会」と称して、一年の締めくくりとしたくなる時期である。

いつもの「橙や」さんで、今年最後の食事会。

何か特別のものがあるわけでもなく、冬の季節らしいものを取って一杯やるだけの忘年会である。

 

お通しは、カブを甘酢く味付けしたもの。

 

刺身の盛り合わせ。

 

牡蠣はフライと山椒煮で。

 

あん肝、白子の天ぷら。

 

〆には、来年以降も「ふと~く、なが~い」平穏な人生が続くことを願ってうどんをいただく。

何はともあれ今年一年は無事に過ごすことができ、新たな年を迎えられそうである。

 


一足早い「年越しそば」

2023-12-28 | グルメ

今年も残すところわずかになり、徐々に年末らしいあわただしさが感じられるようになってきた。

「年越しそば」にはちょっと早い気もするが、まず一回目の年越しそばを食べてきた。

「蕎麦ダイニング 俊」さんの幌加内産蕎麦粉10割の手打ちそばである。

 

今日は、冬らしいメニューから「鴨汁そば」。

冷たいそばを暖かいそばつゆで食べるのだが、別皿で鴨が付いてくる。

もちろんその「鴨はネギ」を背負ってくる。

鴨は「ムネかモモ」のいずれかを選べるのだが、私は歯ごたえのある肉が好きなので「モモ」にする。

 

カモ、ネギはうす味が付いているので、そのまま食べても良いが、私はつゆのなかに浸して食べる。

今年、幌加内(北海道)では、気候のせいで蕎麦の収穫時期がいつもの年よりも遅れたらしい。

新そばの風味がなんとも言えずうまい。

そばは冬の冷たい水でしめた「ざる」が一番だと思う。

脂ののった鴨がさらにそばを引き立てる。

 

そばの後は「そば湯」を楽しむが、このお店ではそばを茹でた茹で湯を出すことはない。

蕎麦粉を湯に溶いて「そば湯」を作るので、ドロッとしてポタージュのような状態で出てくる。

たっぷりとそば粉が入ったそば湯をそばつゆで適度に味付けをしていただくと、そば以上に蕎麦の香りを感じる。

 


寒い日のカレーうどん

2023-12-20 | グルメ

「橙や」さんのカレーうどん

もともと和食・うどんのうまいお店であるが、この季節だけメニューにカレーうどんが載る。

 

このカレーうどんは、あるお客さんからのリクエストでメニューに加えられたと聞いた。

一年中あるわけではなく、寒い季節限定となる。

昔からのお蕎麦屋さんでは、出汁でトロトロに伸ばした黄色いカレーうどんやカレーそばがあった。

あれはあれでうまかったが、それとは違いカレーライスにかけられるようなカレーである。

しっかりとした味の野菜カレーが、コシのある手打ちうどんにかけられている。

ニンジンやジャガイモはゴロゴロとしたものではなく、サイコロ大になっていてうどんによく馴染む。

お店で紙のエプロンを用意してくれるので、胸元にカレーが飛ぶのを気にせずすするのがうまい。

 

 


野鳥は「人」を見分けているのか

2023-12-19 | 野鳥

公園の池にやってくるカルガモは、人(個人)を見分けているように見える。

「ある人」が池にやってくると、その姿を見たカルガモは、急いでその人のいる方に泳ぎ寄って行った。

その人が動くと、それを追うようにカルガモも池の縁に沿って移動し、じっと見つめていた。

 

さらに池から地面に飛び上がって、あとを追うようにした。

 

想像の域を出ないが、カルガモが追ったのは「エサをあげている人」なのではないだろうか。

「野生の生き物にエサをやってはいけない」という掲示版があるので、普通の人はエサやりはしないのだが・・・。

少なくとも、食べ物を与えてくれる「その人」を見分けているように見えるのである。

 

「カラスは頭が良くて人を覚えている」ということを聞く。

野生のカルガモも、少なくとも「エサをくれる人を覚える」能力は持っているということではないだろうか。