久々に近くの公園を歩いてみた。
縄張り争いをしているのか、カーカーとカラスの声が止むことがない。
負けずに大きな声をあげながら、保育園の園児たちが跳びまわる。
目を離すまいとそれを追いかける先生たちが忙しい。
楽しそうな子供たちに交じって、栗かと思うような大きなドングリを拾ってきた。
久々に近くの公園を歩いてみた。
縄張り争いをしているのか、カーカーとカラスの声が止むことがない。
負けずに大きな声をあげながら、保育園の園児たちが跳びまわる。
目を離すまいとそれを追いかける先生たちが忙しい。
楽しそうな子供たちに交じって、栗かと思うような大きなドングリを拾ってきた。
少しずつではあるが秋が近づいてきている。
いつもの「橙や」さんのお薦めも、この間とはがらりと変わっていた。
取り敢えずのビールはそこそこに、日本酒をいただく。
秋の味覚のひとつギンナンは、殻付きで、たっぷりと塩がまぶしてある。
殻をむくときに残るわずかな塩が、いい塩梅である。
モチモチとしたギンナンの実と塩だけのシンプルな味わいは、酒の味を引き立てる。
その他の肴も秋の素材を使ったものが主となり、良い酒の友となる。
これは、「お凌ぎ」としてちょうどよいサイズのお餅。
秋らしくシメジ、シイタケ、エノキなどのきのこの入った餡がかかっている。
改めて言うまでもないが、秋は良い季節である。
先日の安来市(島根県)への旅。
二日目の宿をチェックアウトする時に、思いがけないプレゼントがあった。
地元産のお米(つや姫・4合)と純米酒(720ml)のセットを一人ずつにいただいたのだった。
「キャンペーンをやっています」とだけ聞いて、有難くいただいた。
(帰りの荷物はずっしりと重くなったのだった)
そういえば、宿の周りには黄色く色づき始めた田んぼが広がっていたので、きっと良いお米がとれるのであろう。
今回の旅の夕食では、ひと風呂浴びて食卓に着くと、好きな飲み物が一杯サービスされた。
温泉で汗を流した後のビール一杯、これ以上のものがあろうか!。
さらにその上、帰り際にはおみやげがあるとなれば、うれしくない筈がない。
おみやげにいただいたお酒は、今日の夕食で開けることにする。
台風が去った今日は急に涼しくなり、きっとお酒がうまいことであろう。
月山富田城に登城の際、月山入口に着いたときは正午を大きく回っていた。
腹が減っては戦は出来ぬ!
幸いにも目の前の道の駅でそばの看板を見つけた。
そば好きの私にとっては願ってもないこと、「出雲そば」で腹ごしらえをすることに。
出雲そばは、戸隠そば(長野県)、わんこそば(岩手県)に並び、日本三大そばの一つといわれているようだ。
冷たいのと暖かい(釜揚げ)のどちらにする?、やはりこの季節には冷たい蕎麦。
イメージしていた通りの「出雲そば」が出てきた。
引きぐるみで黒っぽいそばである。
朱塗りの丸い器(割り子)に分けられ、普通、三段で一人前のようだ。
薬味は、きざんだ海苔、鰹節、ネギの三点セット。
一段ずつ直接そばつゆをかけ、それぞれに好みの薬味を載せていただく。
このように食べるので、そば猪口は要らない。
一段目は海苔、次に鰹節、最後にネギと、それぞれの薬味を使いながら一人前を三つの味で楽しんだ。
小分けされているので、一見少ないように見えたが私には充分な量であった。
腹もこしらえ、気を引き締めて月山の登り坂に向ったのだった。
今回の島根への旅行で、外せなかったのが「足立美術館」(安来市)。
前日から「さぎの湯温泉」に宿をとったので、この美術館は近い。
朝いちばん、開館と同時に入館し、半日じっくりと鑑賞に費やした。
なかでも横山大観の作品は、所蔵作品を常に20点ほど公開しているとのことだ。
この美術館の創設者の自叙伝により、大観作品への情熱が並々ならぬものだったことを知った。
日頃名画などに接する機会のない私は、本物を前にするとワクワクするような興奮を覚える。
見どころは展示された絵画や陶芸ばかりではない。
それらに増して、美術館から眺める日本庭園のすばらしさには感動した。
庭園の向こうの山々を借景に、見事に作り上げられた作品を前に言葉を失う。
どこを見ても、樹木には樹形を崩す徒長した枝や、枯れた枝は見当たらない。
白砂の庭には枯れ葉一枚落ちていないし、青々とした芝生はどこをとってもばらつきがない。
そんなことに感心しているようでは、とてもこの庭園を鑑賞するレベルには無いのであろうが、目を見張る美しさであった。
途中一息入れた喫茶室から眺める庭園は、まさに額に入った絵のようである。
腰をあげるのが惜しく、コーヒーをお代わりして、ここからの景色を楽しんだ。
ガラス越しに撮った写真の一枚がこれである。