幸隆の国から

歴史の跡、自然、いい湯などを訪ねて出掛けたときの記録。
また、四季折々、日々の雑感です。

ドングリころころ

2022-09-29 | 日記

 

久々に近くの公園を歩いてみた。

縄張り争いをしているのか、カーカーとカラスの声が止むことがない。

負けずに大きな声をあげながら、保育園の園児たちが跳びまわる。

目を離すまいとそれを追いかける先生たちが忙しい。

楽しそうな子供たちに交じって、栗かと思うような大きなドングリを拾ってきた。


酒肴に秋の気配を感じる

2022-09-26 | お城

少しずつではあるが秋が近づいてきている。

いつもの「橙や」さんのお薦めも、この間とはがらりと変わっていた。

取り敢えずのビールはそこそこに、日本酒をいただく。

 

秋の味覚のひとつギンナンは、殻付きで、たっぷりと塩がまぶしてある。

殻をむくときに残るわずかな塩が、いい塩梅である。

モチモチとしたギンナンの実と塩だけのシンプルな味わいは、酒の味を引き立てる。

 

その他の肴も秋の素材を使ったものが主となり、良い酒の友となる。

 

これは、「お凌ぎ」としてちょうどよいサイズのお餅。

秋らしくシメジ、シイタケ、エノキなどのきのこの入った餡がかかっている。

 

改めて言うまでもないが、秋は良い季節である。

 

 

 


島根の旅・思いがけないプレゼント

2022-09-21 | 旅行

先日の安来市(島根県)への旅。

二日目の宿をチェックアウトする時に、思いがけないプレゼントがあった。

地元産のお米(つや姫・4合)と純米酒(720ml)のセットを一人ずつにいただいたのだった。

「キャンペーンをやっています」とだけ聞いて、有難くいただいた。

(帰りの荷物はずっしりと重くなったのだった)

そういえば、宿の周りには黄色く色づき始めた田んぼが広がっていたので、きっと良いお米がとれるのであろう。

 

今回の旅の夕食では、ひと風呂浴びて食卓に着くと、好きな飲み物が一杯サービスされた。

温泉で汗を流した後のビール一杯、これ以上のものがあろうか!。

さらにその上、帰り際にはおみやげがあるとなれば、うれしくない筈がない。

おみやげにいただいたお酒は、今日の夕食で開けることにする。

台風が去った今日は急に涼しくなり、きっとお酒がうまいことであろう。


島根の旅・うまいもの「出雲そば」

2022-09-20 | グルメ

月山富田城に登城の際、月山入口に着いたときは正午を大きく回っていた。

腹が減っては戦は出来ぬ!

幸いにも目の前の道の駅でそばの看板を見つけた。

そば好きの私にとっては願ってもないこと、「出雲そば」で腹ごしらえをすることに。

 

出雲そばは、戸隠そば(長野県)、わんこそば(岩手県)に並び、日本三大そばの一つといわれているようだ。

冷たいのと暖かい(釜揚げ)のどちらにする?、やはりこの季節には冷たい蕎麦。

イメージしていた通りの「出雲そば」が出てきた。

引きぐるみで黒っぽいそばである。

朱塗りの丸い器(割り子)に分けられ、普通、三段で一人前のようだ。

薬味は、きざんだ海苔、鰹節、ネギの三点セット。

 

一段ずつ直接そばつゆをかけ、それぞれに好みの薬味を載せていただく。

このように食べるので、そば猪口は要らない。

 

一段目は海苔、次に鰹節、最後にネギと、それぞれの薬味を使いながら一人前を三つの味で楽しんだ。

小分けされているので、一見少ないように見えたが私には充分な量であった。

腹もこしらえ、気を引き締めて月山の登り坂に向ったのだった。

 


島根の旅・「足立美術館」

2022-09-19 | 旅行

今回の島根への旅行で、外せなかったのが「足立美術館」(安来市)。

前日から「さぎの湯温泉」に宿をとったので、この美術館は近い。

朝いちばん、開館と同時に入館し、半日じっくりと鑑賞に費やした。

 

なかでも横山大観の作品は、所蔵作品を常に20点ほど公開しているとのことだ。

この美術館の創設者の自叙伝により、大観作品への情熱が並々ならぬものだったことを知った。

日頃名画などに接する機会のない私は、本物を前にするとワクワクするような興奮を覚える。

 

見どころは展示された絵画や陶芸ばかりではない。

それらに増して、美術館から眺める日本庭園のすばらしさには感動した。

庭園の向こうの山々を借景に、見事に作り上げられた作品を前に言葉を失う。

 

どこを見ても、樹木には樹形を崩す徒長した枝や、枯れた枝は見当たらない。

白砂の庭には枯れ葉一枚落ちていないし、青々とした芝生はどこをとってもばらつきがない。

そんなことに感心しているようでは、とてもこの庭園を鑑賞するレベルには無いのであろうが、目を見張る美しさであった。

 

途中一息入れた喫茶室から眺める庭園は、まさに額に入った絵のようである。

腰をあげるのが惜しく、コーヒーをお代わりして、ここからの景色を楽しんだ。

ガラス越しに撮った写真の一枚がこれである。