多摩湖までサイクリング。
真っ青な湖面と新緑の向こうには、真っ白な富士山がよく見えた。
一足伸ばすと、この辺の武士「山口氏」のお城があった跡があると聞いていたので行ってみた。
多摩湖を周遊する自転車道から、所沢市の方へは坂道を下る。
下りきったところに山口城跡があり、交差点には案内板もあるし石碑も立っている。
このお城の歴史は古く、平安末期から鎌倉・室町時代に築かれたものだという。
今や、当時の姿をとどめるものはほとんど失ってしまったという。
廓のあったとされる所には、大きな商業施設が建っている。
現地に立ってみても遺構らしきものはほとんどなく、わずかに土塁が残るのみである。
城跡にある商業施設の駐車場から見る土塁跡。
土塁の脇には、西武鉄道が走っている。
土塁跡の近くにある大きな石。
なにかの建物の礎石であったのだろうか?
このお城の規模は、400m×200mほどのものと推定されている。
この城の守りは土塁と堀だったそうだが、周囲を歩いてみたがお堀らしいものは見えなかった。
残念ながら、わずかに残る土塁の跡からは、お城全体をイメージすることはできなかった。