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幸隆の国から

歴史の跡、自然、いい湯などを訪ねて出掛けたときの記録。
また、四季折々、日々の雑感です。

桜伐るバカ 梅伐らぬバカ

2025-04-09 | 花木

「桜伐るバカ 梅伐らぬバカ」

このことわざを聞いて以来、「桜は伐らないもの」とずっと思いこんでいたが、桜も大胆にその枝を伐られるのである。

 

昨年の冬、近くの遊歩道の桜並木の何本かは、かなり太い部分をバッサリと伐られた。

素人目には「あれで大丈夫なのかな~」と心配になった。

年が変わって春になり、てっぺん近くに残った枝には花を付けた。

ただ、その姿は去年までとは比べるべくもない。

狭い場所に植えられた不運を嘆く、桜の気持ちが伝わってくるようだ。

 

 


みんな素通り「キブシ」の花

2025-04-07 | 花木

 

桜が満開の遊歩道、この「キブシ」に気づく人は少ない。

去年、散歩の途中、一株だけ見つけてその場所を覚えておいた。

ブドウのような花がたくさんぶら下っているはずが、なぜか今年は数えるほどである。

ただでさえ地味な花は、注目されずに素通りされてしまう。


季節外れの雪と辛夷の花

2025-03-20 | 花木

昨日は季節外れの雪に驚いたが、打って変わって今日は春本番を思わせるお天気となった。

 

昨日の朝、水っぽい大きな雪が降ってきて、いつもは人や自転車の多い道路も人影が少ない。

午前中降り続いた雪も草を白く覆う程度で、午後にはすっかり融けてしまった。

 

今朝は青空が広がり、気持ちの良い春の陽気となった。

公園の辛夷(こぶし)を見に行くと、数輪の花が開いている。

今日3月20日(春分の日)を、勝手に辛夷の「開花日」と宣言した。


河津桜の開花に春の足音を聞く

2025-03-08 | 花木

春とは名のみ、三月に入っても冷え込む日が続いている。

とは言え、季節の移り変わりは正直なもの、ところどころで「河津桜」が咲きだしたのを見る。

 

公園の雑木の芽は硬く、芽吹きはまだ先のこと。

そんな殺風景な木々の中にこのピンクの花をみると「春は近い!」と感じさせてくれる。

厚いコートを脱ぎ捨てるまで、もうちょっとの辛抱である。


おもしろい「タネ」

2024-11-20 | 花木

公園の木々は色づき始め、珍しい木の実が落ちていることもある。

拾ってタネを取り出してみるとそれぞれ特徴があり、その言い伝えなどを調べて見るとなかなか面白い。

「まさか~?」と思いながらも、その言い伝えを信じてみるのも一興であろう。

 

何週か前に採ってそのままにしておいた「カラスウリ」。

タネは大黒様のもつ「打ち出の小づち」の形に似ているといわれ、そういわれればそう見える。

財布に入れておくと金運に恵まれるとか・・・?

 

無患子(ムクロジ)の実は、今も時々落ちている。

実は乾燥すると半透明になり、中のタネが離れ振るとカサカサ音がする。

皮を破ると黒豆のように真っ黒なタネが出てくる。

調べて見ると、昔、果肉は石鹸代わりに使ったようであり、タネは羽根つきの羽に使われたという。

また、タネは災厄除けのお守りになるとか・・・?。

 

最近見つけたのが「せんだん」。

「せんだんは双葉より芳し」と言われるあの「せんだん」らしい。

タネを採り出すと固くて変わった形のタネが出てきた。