幸隆の国から

歴史の跡、自然、いい湯などを訪ねて出掛けたときの記録。
また、四季折々、日々の雑感です。

真っ赤な花と真っ赤な実

2024-09-29 | 

「カラスウリ」の実と「彼岸花」、とにかく目立つ。

いずれも遊歩道で見つけたものであるが、花が少なくなる季節に緑の中にこの赤が目立つ。

毎年、忘れているが、突然その存在をあらわにする。

 

つるが木の枝に絡みつき、3~4m高い位置まで伸びて、実が真っ赤に熟している。

混じりけのない「赤」がきれいだ。

 

足もとの草むらには彼岸花。

葉が花の後というのも珍しい。

まさに、歌に歌われている通り「赤い花なら曼殊沙華」、「赤」そのものである。

誰かが植えたとも思えない場所に、毎年その姿を見せてくれるのである。


武蔵野うどん「よしふじ」

2024-09-26 | グルメ

武蔵野うどん「よしふじ」さんの近くには「FC東京」の練習場がある。

私も、通りかかった時に練習が行われていれば、覗いてみたりしたことはある。

また、そばにある「ガス ミュージアム」は、ガスに関する知識を得られる素晴らしい資料館である。

 

よしふじさんの店内に入ると、「小平 FC東京」と染め抜かれたタペストリーが目につく。

壁にはサインがたくさん貼られていて、FC Tokyoとか背番号や日付の文字が読める。

サッカーには詳しくないのでどの選手のものかは分からないが、ここにうどんを食べに来られたのだろう。

 

客の待ち行列ができていることが多いが、うまいものを食う時にはそれも苦にならない。

「よしふじ」さんは、あらかじめうどんを茹でておくような作り置きはしない。

そのため、注文してから出来上がりまで、ちょっと時間がかかるので「待つ」ことになる。

手打ちうどんの茹で上がりを、濃いめのつゆ(豚やネギの入った肉汁)で食べる肉汁うどんがうまい。

冷たい水で締めたうどんに熱い肉汁、私は、いつ行ってもこれ以外の選択はない。


高知名産「新高梨」が届く

2024-09-25 | グルメ

高知の親戚から届いた「新高梨(にいたかなし)」である。

高知の針木(はりぎ)という産地から送られてきた。

一つ一つに、針の字を〇で囲んだマークのシールが貼られた「まるはり」ブランドである。

まず、あまりの大きさ、重さに驚いた。

冷蔵庫からいつも食べている梨(豊水)を出してきて比べて見ると、その大きさの違いが判る。

ずっしりと感じる重さは、体重計に載せて見ると2Kgもあった。

ちなみに「豊水」は400gだった。

 

妻が半分に割って剝いてくれたが、二人で1/2でも十分すぎるボリュームである。

食べて見ると、しっかりと歯ごたえがあり、みずみずしい甘さがある。

木に生らせた状態で熟成したのが分るおいしさであった。

暑い日が続いていたが、ようやく昨日から少し涼しくなった。

季節の変わり目を感じながら、大好きな果物を豪華に味わっている。


変化を楽しむ「酔芙蓉」

2024-09-21 | 

この季節、ところどころで「酔芙蓉」の咲いているのを見かける。

近くの公園にも一株あるが、ちょうど見頃となっている。

 

朝、うすいピンクの混じった白い花が咲く。

八重の花は優しい色合いで、一枝折って持って帰りたくなる。

 

徐々に花びらのピンクが濃くなり、夕方には赤に近い色になる。

人が酔って顔が赤くなることに例えて、その花の名に「酔」の字がついたとも聞く。

花は色が変化するだけではなく、その日のうちにしぼんでしまう。

飲み過ぎたのを反省しているのか、しょぼんとなっているように見えるのが面白い。

 

四方に伸びた枝先には蕾がびっしりとついている。

これらの蕾が、毎日のように新たに花を開き、ピンクに染まり、そしてしぼんで散っていく。

また明日、今日とは違った花が開いているはずである。

 


汁なしの「麻婆刀削麺」

2024-09-17 | グルメ

「麺は手打ちでなきゃ~!」と思っている。

「あQ」さん(西武線花小金井)は、手作りの「刀削麺」を食べさせてくれ、好きな麺の一つである。

刀削麺のメニューには4種類あり、それらは坦々刀削麺のほか、麻辣、ジャージャン、麻婆がある。

(もちろん普通の麺もあるのだが、刀削麺以外は食べたことがない)

 

4つのうち、「麻婆刀削麺」をいただくのは初めてだった。

辛さは、好みに応じて1から4まで調節してくれるが、このお店の料理は、総じて「からい」のでレベル1でお願いした。

刀削麺の上にマーボー豆腐が載った「汁なしの麺」だとも説明された。

 

一口食べてみて、辛さの指定は1で良かった。

ピリッとした辛さ、しびれるような辛さがとても強いが、辛さのなかに唐辛子のもつ甘さも感じる。

麺は、ゆでたてでコシがあり、幅が広く、刃物で削られた痕が見てとれる。

刀削麺にマーボー豆腐をからめながら箸を進めると、麺の食感も、マーボー豆腐の味付けも良い感じである。

後を引くとはこのことか、「辛い、辛い」といいながらも完食した。