幸隆の国から

歴史の跡、自然、いい湯などを訪ねて出掛けたときの記録。
また、四季折々、日々の雑感です。

今度こそ見たいカルガモの子たち

2024-07-05 | 野鳥

公園の池のカキツバタの植木鉢に、「カルガモ」の卵が4個見える。

(昨日、7月4日撮影)

 

多分このカップル(つがい)だと思うが、この春から同じ場所で既に2回産卵している。

但し、その2回ともメスはわずかに抱いただけで、卵を放棄してしまった。

今回は3度目の正直となるか・・・。

 

今朝は、メスは朝からこのカキツバタの茂みの中にいる。

今のところ、しっかりと卵を抱いている。

 

一方オスは、近くの池の縁の涼しいところを選んでしゃがみこんで、何の役にも立っていない。

メスのため、エサを運んでくることもしない。

巣作り、抱卵、子育て、全てメスだけで頑張る。

 

ネットなどで、カルガモに関する情報を見てみると、「メスが抱卵を始めると、オスはつがいを解消してどこかに行ってしまう」のが一般的らしい。

ところが、このオスはそうではなく、ずっとメスにくっついている。

時々メスを巣の外に誘い出ようなしぐさも見られ、二羽でどこかに飛んで行ってしまう。

そのせいかどうか、メスは落ち着いてじっくりと抱卵できないのではないだろうか。

カルガモの生態を知る由もないが、過去2回も含めて少なくとも私にはそう見えるのである。

「オスよ、早くどこかに行ってしまってくれ」と、願っている。

 


空き家あります!

2024-05-19 | 野鳥

近くの公園の池、ちょうどアヤメ、カキツバタ、ショウブなどが見ごろになっている。

その池の中にあるカキツバタの鉢に、毎年カルガモが巣を作る。

 

広さとしてはちょうどカルガモが卵を抱くのに丁度良い大きさなのであろう。

水の中にあるので、猫などに襲われる心配もないし、訪れる人も多く普段はカラスも近寄らない。

この好条件の物件が、今は空き家になっている。

 

このカップル(写真)は、カルガモの繁殖期に入ってここで卵を産んだ。

ところが、卵を少し抱いただけで放棄(何日も帰ってこない)してしまった。

人間から観ていてもその本当の理由は分からないのだが、次の様な理由ではないかと想像している。

このカップルのメスは、すでに卵を産んで巣で卵を温める体制になっているのにも拘らず、横取りしようとして「別なオス」が関係を持とうとメスに迫った。

そのため一羽のメスとオス二羽が、連日のように激しいバトルを繰り返した。

三羽がだんご状態でバタバタやっていたので、「別なオス」が目的を遂げたのか否かは見極められなかった。

その後どう決着がついたのか?、このところ、カップルは池にやっては来るのだが「別なオス」は見ていない。

かといって、メスは巣に入ろうとすることもなくなった。

 

この池は自分たちの縄張りとして主張は続けるが、あの悪夢のような事件から、あのカキツバタの鉢は捨てたのかもしれない。

あるいは、また同じように卵を産むことがあるのかもしれない。

それとも、他のオスの件は別として、このメスには子供を育てるやる気、経験が足りないのであろうか。

いろんな出来事を観てきたが、とにかくこのカップルは仲が良いことは間違いない。

残された時間はまだ十分あるので、ギャラリーはみんな、あの可愛いヒナの誕生をあきらめてはいない。


シジュウカラの巣立ち

2024-05-13 | 野鳥

昨日の夕方のこと、シジュウカラが巣立ちをしようとしていた。

 

ヒナは三羽いたようだった。

そのうち二羽は十分に飛ぶまで成長していない。

二羽のそばには、親がまわりを警戒しながら頻繁に舞い降りてくる。

そして、「ついておいで」と誘うのだが、残念ながら親に従うことができないのだ。

 

胸元に残る黄色の羽毛が幼いことを感じさせるし、もちろん口ばしは黄色い。

飛び立つには、まだ十分ではないように見えるこの子は、親を呼んでいるのであろう大きな声で鳴いていた。

 

もう一羽は、1mぐらいは飛び上がれる。

ブロック塀に上がって親を待っているようであった。

 

兄弟がもう一羽いた。

こちらは成長が早かったようで、近くの桜の大木の枝まで飛んで行くことができた。

夕暮れが迫り辺りが薄暗くなるまで、親はしきりにエサを運んであげていた。

ひっきりなしに虫を捕えて戻ってくる、親の能力はすごいものだと感心する。

 

口移しにエサをもらう。

 

ちゃんと飛べない二羽の動きを見ていると、「なぜあと2~3日、巣の中で育ててあげなかったの!」と思ってしまう。

野生の鳥に文句を言っても始まらないが、無事に育ってほしいものである。

昨晩は安全な場所に移動できたのか、今朝は親子の姿は無く、鳴き声も聞こえてこない。

 


カルガモ観察日記・今度は負けるな!

2024-05-03 | 野鳥

 

先月、9個の卵を産んでいたカルガモが、巣に戻らなくなり卵を放棄してしまった。

可愛いヒナの誕生を待っていた人たちを、がっかりさせたのだった。

その原因は?と考えると・・・、こんなことが起きたのだった。

独り者のオスが他の家庭に踏み込み、妻となり子供のいるメスを横取りしようとして、何回も激しい争いが繰り広げられた。

このバトルは想像を超える激しさであった。

そのせいで、この場所で卵を抱いているのが嫌になったのではないかと、勝手な想像をしている。

 

ところが、同じカップルが、このカキツバタの鉢で再び子育てにチャレンジしている。

今日、4個の卵が見えた。

今度は、頑張って孵化させて育ててほしいと願っている。


カルガモ観察日記・再チャレンジ

2024-04-25 | 野鳥

驚きである。

10日ほど前に巣を放棄して、どこかに行ってしまったカルガモのカップルが戻ってきた。

 

メスは巣(かきつばたの鉢)に入り、周りの葉っぱを食いちぎっては足もとに敷きつめている。

オスはのんびりその周辺を泳ぎまわり、決して手伝おうとはしない。

 

前回、この場所で9個の卵を産み、抱いていたのに放棄してしまった。

同じ場所で同じカップルが、再度産卵しヒナを孵すのかどうか、とても興味がある。

こちらの期待を知ってか知らずか、しばらくすると二羽はそろってどこかに飛んで行ってしまった。

どうもこのカップルは、それほど子育てに熱心ではないように見えて心配ではある。