幸隆の国から

歴史の跡、自然、いい湯などを訪ねて出掛けたときの記録。
また、四季折々、日々の雑感です。

野鳥は自然の中で生きていく力を

2023-05-29 | 野鳥

 

野鳥も徐々に人に馴れてきて、私が池に近づくと、「エサをちょうだい」とカルガモが泳いでくることもある。

枝にとまっているキジバトも、ご相伴にあずかろうと舞い降りてくる。

自然界の生き物は、人の手を借りずに生きていくのが本来の姿であろう。

エサをとるのは野生の動物たちが具えるべき大事な能力である。

 

生まれ、成長し、カップルを作り、子を産み、育てる・・・。

人が手を出さなくとも生き抜いていける力を備えてほしい。

 

 

 

 


初めての「歌舞伎」

2023-05-28 | 日記

「歌舞伎」を観てきた。

初めて観る本物の歌舞伎である。

知人がチケットを購入したが都合で行けなくなり、それをいただいたものである。

舞台近くの「1等席」で、中央に近い、とても良い席であった(観劇料は高い)。

 

今回、三つの出し物があった。

伝統的な歌舞伎、新歌舞伎、かわいい役者の初舞台、それぞれ特徴があり、事前にパンフレットを読んでストーリーの概略を頭に入れておいた。

イアホン付きのレシーバーを借りて解説を聴きながら観たのだが、江戸歌舞伎の様式美といわれる最初の作品は難しかった。

ところどころで「○○屋~!」と、いいタイミングで声がかかる。

私はずぶの素人のため、拍手するタイミングさえつかめず、いい場面でどっと沸く拍手にもついていけない。

役者さんの演技、華やかな衣装や舞台装置、太鼓や三味線の奏でる音楽など、理解できると「歌舞伎」は面白くなるのであろう。

 


水面を飾る「睡蓮」

2023-05-25 | 

まわりのアジサイの色が徐々に濃くなり、池にはひとつ、ふたつ、睡蓮が咲きだしている。

この花をきれいに見るのなら朝のうち。

水面に敷きつめられたような丸い葉の中、ところどころに浮かぶように咲く。

生き生きとしているが、午後(夕方)には疲れたように眠って(閉じて)しまう。


ヒロシマに燃え続ける「平和の灯」

2023-05-20 | 日記

G7サミットが広島で始まった。

各国指導者がそろって、「広島平和記念資料館」や「厳島神社」を訪れられたことも報道されている。

 

何年か前に広島を旅行したとき、宮島の厳島神社に参拝後、弥山(みせん)に登った。

頂上間近に立派なお堂(霊火堂)があり、いろりには赤く炎が燃えていた。

弘法大師が修行の時焚いた護摩の火が燃え続けているもので、現在も「消えずの火」として護られているという。

弘法大師はきっと、争いのない安寧な世を祈っていたことであろう。

 

弥山の「消えずの火」から採火された炎は、広島平和記念公園の「平和の灯」の種火のひとつとして使われたそうである。

「消えずの火」は「平和の灯」となって、ヒロシマに燃え続けている。

 

 

 

 

 


ガンバレ!モミジの幼い子

2023-05-18 | 花木

散歩の途中、遊歩道の脇に、小さな「モミジ」が見つかる。

昨年の秋、竹とんぼのようなタネが風に吹かれて木を離れ、ここに着地して芽を出したものだ。

集中してそのあたりを捜してみると、いくつか見つけることができる。

 

まだ双葉の一枚をつけた状態のもの。

 

小さいながらも、もみじの木らしくなっているもの。

 

これからどこまで頑張って成長できるか。

散歩の人や犬に踏まれてしまう。

雑草といっしょに刈り払われてしまう。

夏の日照りと水不足・・・等々の苦難が待ち受けている。

一本でも、二本でも大きく育ってほしいが、残念ながら、周りには自力で大きくなった木はないようである。