一陣の風にあおられた花びらが吹雪のように舞い、道路はうっすらと積もった淡雪のようだ。
まだ樹の枝に残ってきれいに咲いている花も、また散る花である。
待ちわびた桜もその時を終え、追いかけるように「山吹」が盛りとなっている。
一陣の風にあおられた花びらが吹雪のように舞い、道路はうっすらと積もった淡雪のようだ。
まだ樹の枝に残ってきれいに咲いている花も、また散る花である。
待ちわびた桜もその時を終え、追いかけるように「山吹」が盛りとなっている。
「みつこ桜」と名付けられた桜である。
この一本桜のお花見の時だけ集まる4人の仲間で、恒例のお花見を楽しんだ。
もともと狭山丘陵の茶畑に生えた山桜を、土地の所有者の方が大切に育てたのだと聞いている。
周囲の障害となる雑木や藪はきれいに整理されていて、桜はのびのびと四方に枝を張った見事な姿である。
今年はほぼ満開であり、ドンピシャのタイミングとなった。
お花見は早々に切り上げて、近くの山口観音の茶屋で一杯やるのが楽しみである。
「花よりだんご」とは正にこのことで、茶屋で焼きだんごをかじりながら飲むビールはうまい。
そこで終わらないのが毎年のこと。
一足伸ばし所沢に出て、仕切り直しとなった飲み会は夜まで続いた。
桜の開花予想がはずれてしまったことで、こんなことが。
花が一輪も咲いていない桜並木に、昨日からライトアップが始まってしまった。
闇に浮かび上がるのは幹と枝である。
当然ながら、夜桜見物の人の姿は見えない。
毎年開花を観察している、桜の大木がある。
一番進んでいると思われる一枝を捜したのがこれである。
わずかに先の方からピンク色に変わってきている。
靖国神社の標本木の状態が、今朝の某テレビ番組で放送されていたが、ちょうど同じように見えた。
先日まで、東京の開花は今日(20日)と予想されていた。
ここ2~3日の冷え込みで花芽が縮こまってしまったのか、開花予想は24日に伸びたようだ。
一方、近くの遊歩道の桜並木では、「今日の開花」に合わせてライトアップの準備が整っている。
ライトアップは一週間先送りするぐらいでちょうどよいようにみえるのだが・・・。
多摩地方や埼玉県の一部で昔から栽培されてきたといわれる「のらぼう」の花が咲いた。
毎年タネを採り、フェンス脇のわずかなスペースで育てている。
秋に蒔いて春に収穫して食べるのだが、何度か霜にあたってからが美味しくなる。
その頃になると、農家の直売コーナーでも、「のらぼう」あるいは「かき菜」として売られているのを見ることがある。
春先に次々と伸びる柔らかい新芽を摘んで、お浸し、和えもの、炒めものなどにする。
私は、和がらしで和えたものが一番好きである。
からしのピリッとくる辛みがノラボウにマッチし、箸休めの一品としてはとても良い。
それも「とう立ち」するようになると、そろそろ食用としては終わりとなり、次は、花を楽しむ季節となる。