私が自然体で写っている写真

おととい
華道展に行き、
見終わったら、
会場と同じ建物の中にある喫茶店で
招待してくれたお花の先生から
お茶とお菓子を
ごちそうになった。
その時、
華道展を一緒に見に行ったいとこの一人が、
座ったままで写真を撮っていた。
この人は
カメラにはとてもくわしくて、
プロなみに
上手に写真を撮るのだ。
今日、早々と
彼が撮ってくれた私の写真を４枚、
メールで
送ってきてくれた。
私が写っている写真は
みんな私が人を意識せずして
自然体で写っているものばかりで、
私としては、
気に入った写真であった。
真正面から
ハイピースなどといって、
撮られる前提で写っている写真よりも
緊張感がないため、
くつろいだ
落ち着いた感じが写真に出ていて、
こういう写真の撮り方も
いいもんだなあ、と
思った次第である。

いのちのみある

電車に乗っていたって
人がたくさんいるのを、
実際にはいないと
今日は、想ってみた。
では、何があるのといったら、
いのちだけあると、
想ってみよう。
とにかく
目に見えるものは、
あると思ってみている世界であって、
実際には
あるものでない。
でもどこかで
あるいは場所なんかとらず、
いのちは
躍動している。

実在の世界では、人は病気などしていないぞ

いいことを聞いた。
知人が病気で
私は何もできないで
苦しい思いをしているが、
そんな病気している人間もいないし、
そのことを心配している自分も
実際には存在していないのだから、
悩み、心配することを
やめてしまうと
いうのである。
ただ私は思う。
その場合、病気している知人の代わりに
実相の世界で
病気していない円満完全なその人を
想ったっていいわけだし、
心配している自分の代わりに、
実相の世界には
心配なんかしていない円満完全な自分がいると、
想ったっていいのだ。
とにかく心配することは、
遮断できる。

腕のいい華道教師が、親戚にいた

私は
今日、
池の坊の華展があったので
誘われて行った。
私のいとこが
池の坊の華道教師なのである。
その人の父親が
（つまり私の父の弟だが）、
相当腕のいい人で、
華道においては、
相当秀でていたらしい。
それはともかく
私のいとこは、
作品を見ても一見スッキリした
ヌケ出た感じがし、
華道教師のそのまた指導者としての
自信にあふれた
物腰であった。
地位を嫌い、
技術のみを追求する人が
私の親戚に
いたのであった。

内容がある作品は、こちらの心境が高まるほど、深く読み取れる

小学校３年か４年の国語教材に
「ごんぎつね」という
新美南吉の童話教材がある。
現役の教師のころは、
特別この作品に
思いを入れていたわけではないのだが、
今日、
子どもに学習指導していて、
この作品を読んで見ると、
文章が彼独特で素晴らしく、
表現されている内容が、
とても生き生きしていて
深いものがある、と感じる。
では何故今ここで
これほど深く味わえるようになったのかといえば、
これは
私自身の人間が
人としての深まりを顕わしたからだと
思っている。
内容のある作品は
小説であれ何であれ、
読み手の心境が高まるにつれ、
深く内容が
キャッチできるのである。