私の精神形成

私は３０代の後半から、
坐禅などを始めたから、
このころから
仏教に
少し興味をもつようになった。
同じ頃から
道徳科学（モラロジ―）の勉強を始めたので、
この学問の理論も
私の血肉になっている。
しかし
私は
４０歳ころから
谷口雅春氏の「生命の実相」をはじめ、
氏の多数の著書をむさぼるように読むことを始め、
それが現在まで続いているのだから、
この方の精神的影響は
きわめて大きいのである。
いわば、氏の著書から精神形成をしていったといっても、
過言ではない。
ただ氏の御本を借りて精神形成をしたからといって、
無批判に丸かじりするような読み方でなく、
消化した部分を
自己に
取り入れたつもりである。
後は
道元禅師から、
「正法眼蔵」を通して
多大な力を
いただいている。

新党が出てくる余地はあるようだ

野田首相の思いは
強いものかもしれないが、
民主党自体は
すでに
国民の支持を
失っている。
いろんなとことに、
これで大丈夫なのかと思える要素が
多いからだ。
だが、自民党の方も、
反民主ということが主となり、
肝心な理念的なことを貫こうとする姿勢が
抜けてきているので、
こっちの方も、
国民は支持しかねている。
だから今、
本当にしっかりした新党が出てくれば、
それが
国民の心をつかむ余地は
あるのだとは思う。
ただしそれが
石原、亀井、平沼氏で
可能であるかは、
未知数である。

震災関連議事録が存在しない責任は極めて大である

政府の東日本震災関連の１０の組織で
議事録や議事概要の全部もしくは一部が
作成されていないことが、
２７日明らかになった。
原子力災害、緊急災害の両対策本部、
被災者生活支援チームの３組織は、
震災と東京電力福島第一原子力発電所の
事故対応を担う
中核であるという。
このことは看過できない
非常に大事な問題である。
そもそも
組織が話し合って物事を決定する際には
決定の経過を明らかにし、
反対意見なども書き留めながら、
決定の理由を明らかにし、
責任の所在を明確にするために、
後から誰でもがそれを参照することができるための
議事録を残すことは常識である。
しかもそれが、
原発事故という
きわめて由々しい事態に、
国がいかなる判断で
いかなる決定をしたのかを示す議事録なのであるから、
他の場合と違って、
残すことが最も必要なものなのである。
緊急で切羽詰まった事態であるからこそ、
これを為すことは、
国と国民、さらに世界に対する義務といえる。
これをやらなかった民主党政府の責任は
きわめて大きいと
いえるのではなかろうか。

現在の若い人たちを思う

若い人は
ただ毎日働いて給料をもらい
生活するだけでなく、
お金をためなければ
ならない。
男性は自分がためたお金で
結婚し、
子どもを育て
衣食住に困らないように
しなければならない。
それが
当たり前の
ことであるからだ。
だが
一生懸命働いても、
自分が食べるだけで精一杯だとしたら、
将来の生活設計など
不可能だ。
私が青年の頃は、
みんながたくさんお金をとっていたし、
将来の安心も
保証されていた。
現在の若者たちの生活状態を考えるとき、
どうすれば、
彼らが希望の持てる毎日を送ることができるのかと、
私ですら思い、
途方に暮れるのである。

弱音を吐くな

寒いとか
だるいとか、
少し調子が出ないとか、
そんなことは
よくある。
多少体調がすぐれなくても、
やることがおっくうでも
人のためにやらねばならぬと
思うとき、
多少の障害があろうとも、
障害を障害と思わず、
日々のつとめに
立ち向かうことが
できるものである。
私が現役の教師のころ、
毎日頑張ってきたのは、
自分のためというより、
人のためであった。
具体的にいえば、
家内や父を
がっかりさせたく
なかったからである。
自分の幸不幸で
もろに影響がある人がいると思うとき、
何だかんだ弱音を吐く余地は
なくなってしまう。.