マスローの説く、真実の自己を探求し、そこから啓示を受ける方法

（参考、「人間性の最高価値」Ａ・Ｈ・マスロー　上田吉一訳）
今日、私が読んだマスローの文章は、真実の自己を探求し、そこから啓示を受ける方法を語っている。誰にもとても役立つと思われたので、紹介したい。
【同一性の探求、自己探求、自発生や天性の探求のために必要な一つの手段は、目を閉じ、外部の雑音を遮断し、雑念や雑事をとりはらい、一種の道教的な受け身の形で（ちょうど精神分析の時と同じように）くつろぐことである。ここでの技術は、じっと待って、何が起こるか、何が心に浮かぶかを見るのみである。これは、作業というよりも、フロイトのいう自由連想や、注意の自由な流動であって、いったんこの試みに成功し、方法を獲得することができると、外の世界やその雑音を忘れることができ、内部からの、これら小さくて微妙な衝動の声、動物性性質からの暗示、人類に共通の性質のみでなく、自分自身の特異性の声が聞こえてくるようになる。】
いわゆる米国の光明思想に共通する、この瞑想の方法は、これはあくまでもマスローの提示する方法ではあるが、非常に示唆に富むと思われる。

人との心のつながりが、ぐっと殖えた

昨年を振り返ると
人との心のつながりが、
ぐっと殖えてしまった。
しかし、
別に以前よりも多くの人と
交際しているなどという事実はなく、
だとしたら、
それは私の心が感じることであって、
要するに
私が私の心で、
より多くの人とのつながりを意識した、
ということである。
信仰のおかげで
「自他一体の実相」が
現象化したのだ。
以前、もう何十年も前、
仕事に就き初めの頃、
孤独を感じていたが、
これだって、
自分自身が
心で人とのつながりを拒絶していたと
いうに過ぎない。
昨年、多くの人と私の心がつながったということは、
このことは
それは喜ぶべきなのかも知れないが、
反面
重い感じだって
しないわけでもない。
つまり、
人の心が
理解できるようになった、
ということになると、
自己に他者の心を同一化する能力も
増えるからだ。