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イエスも釈迦も雅春先生も人間の真の幸福のためにいのちがけで真理を説いたのであった。

2021-06-17 09:24:36 | 日記
<イエスも釈迦も雅春先生も人間の真の幸福のためにいのちがけで真理を説いたのであった。>
新約聖書ヨハネによる福音書は
全体にわたり
イエス・キリストは
真理そのものであるということを啓示するために、
神が肉化して宿った象徴的存在であり、
イエスの一生は
「すべての人間自体が神の肖像(にすがた)であること」を
人類に啓示しているのであると、
明らかにした福音書である。
こんなにもはっきりと、
人間は「神の言」であり神の肉化であると
キリスト教の聖典が説いているにもかかわらず、
現在までほとんどの伝統的なキリスト教会は、
イエス・キリストを肉身のままの救世主・神ととらえ、
見えない「神」(真理)であるとは
解釈していない。
しかし
すでに18世紀にはカントは『純粋理性批判』や
『道徳形而上学の基礎付け』において
‟叡智界”なる現象世界の基になっている「超」の世界に言及したし、
ヘーゲルは『精神現象学』において
精神現象なるもの(現象世界)は実は自己の観念であり、
‟神の国”の啓示であることを
書いているのである。
19世紀の英国・米国のニュー・ソートという
キリスト教の解釈見直し運動は、
一時英米国を席巻し、
アブラハム・マスローに影響し、
精神医学、英米国光明思想の一大改革を成し遂げたが、
しかし、現在の世界で行われているキリスト教の伝道スタイルを見ても、
実際に人間が宇宙遍満の‟神の子”であり
この世が神の国であるとする真の宗教思想は
ほとんど見当たらないようである。
それは何故かというと、
「現象世界は実在の世界ではない」と気づくことが、
難中の難であるからなのだ。
ほとんどの人が
現象世界を実在と思っているのである。
しかしイエスが世に出て「神の国」に入ることを説き、
道元禅師が仏の世界を伝え、
谷口雅春先生が『生命の実相』を説いたのは、
人間の真の幸福は、
内なる「神の国」を実際生活で生きるためなのであり、
何時の日か分ればよいというが如き、
生ぬるいやり方でなさった訳では有り得ない。
真剣そのもの、いのちがけで、
真理を知り、真理に生きよと
教え続けたのではあるまいか。