gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

「霊妙なるもの」の示現

2012-12-11 15:40:22 | 日記
人間は本当は
価値それ自体の中に
生活している、
ということである。
だから、
人間そのものも、
価値であるし、
木の葉一枚も
価値それ自体である。
しかし人間を見ても、
木の葉一枚を見ても、
価値それ自体であるようには
見えない。
ただ私が
正法眼蔵から学ぶのは、
木の葉一枚を見て、
そこに「霊妙なるもの」の示現を見ることであり、
人間を見て、
霊妙なるものの示現を見ることである。

生きている時には冠などかぶらないで生きるのがよい

2012-12-11 15:14:20 | 日記
京都大の山中伸弥教授は
ノーベル賞授賞式及び晩さん会に出席されたが、
その後で
「授賞式も終わり、
ノーベル賞は私にとって、
過去形になった。
今後の研究が大切なので、
一生けん命やっていきたい」
と語っていた。

この世におけるどのような栄光も名誉も
終わってみれば、過去の出来事だから、
そんなものに埋没していたら、
進歩の妨げとなることだってある。
オリンピックの金メダルも
メダル自体に
価値があるということではない。
つまり彼が成した行動が
目に見えぬ世界に価値を蓄積したということで
今日の彼にとっては(気持ち的には)、
再びゼロからのスタートである。
そうした意味では
人間の生は、
生きている時には、
自己に冠などかぶせないほうが、
価値ある生き方が
できるのではないか。
その方が素晴らしい。