現象世界での成功の好例

山中伸弥教授は
有名になりたいとか、
この世で成功したいとか、
思わなかったのであろうか。
私の思うには、
彼は医者として、
人を助けたいということが、
もっぱらの
生きる動機であったのだと思う。
お医者さんはみんな、
医学で人を救うことに
生きがいを感じている。
彼は臨床医ではなく、
研究者ではあるが、
医学をやっている目的は
臨床医と同じはずだ。
でも患者さんを救うことになるであろう
大きな実績を
画期的にあげたから、
一挙に
突然
人々の称賛の的になった、
つまり現象界での成功をかち得た。
現象世界での成功の好例である。

成功の良い見本ー山中伸弥教授

ノーベル医学・生理学賞を受賞した
山中伸弥教授は、
今夜授賞式があるそうだが、
「いまだに夢を見ているみたい」とか
「何度もあきらめた、やめようと思った」とか、
言っている映像が流れた。
彼は
ただひたすら
成功のことなど考えずに、
研究にコツコツ
打ち込んできたのであった。
今は成功者・有名人であるが、
ちょっと前までは、
普通の大学教師、
巷の人であったみたいだ。
ここには
人間の本当の意味での
現象界における成功の在り方を
示されている。
ただひたすら、
無私無欲で
人間を健康体にすることだけを考えて
この人は
頑張ってきたのだろう。
すごい人だ。