新甲州人が探訪する山梨の魅力再発見!

東京から移住して”新甲州人”になった元観光のプロが探訪する”山梨の魅力再発見!”
旅人目線の特選記事を抜粋して発信!

19)甘利山のつつじ大群落と千頭星山!

2011-06-23 | 山梨、魅力の山行!

甘利山のつつじ大群落と千頭星山!

鳳凰三山の前衛にある甘利山(1,731.4m)は、韮崎市の船山橋北詰めから、甘利山高原線を約16km上り、広河原駐車場に至ると、そこが甘利山登山口となります。

今回は、甘利山と千頭星山を紹介します。

別紙、PDFの山行計画書で詳しく紹介しています。「amariyama_to_sendoboshiyama.pdf」をダウンロード して、参考にして下さい。

筆者は以前も歩いていますが、ここは初心者でも安心して歩けるお薦めのスポットです!ぜひ、一度、訪ねて見て下さい。

甘利山登山口(広河原駐車場)からツツジの散策路を30分ほど登ると甘利山頂上に行ける手軽なハイキングコースです。

Photo 甘利山山頂のツツジ大群落と

  富士山の大展望!

・掲載写真は:

  韮崎市HP広報写真より複写

甘利山のレンゲツツジの大群落は、例年、6月上旬から6月下旬にかけてが見頃です。

レンゲツツジの見頃は、毎年、梅雨時期になるので、出来るだけ晴天予報を選んで、行かれることをお薦めします!ましてや快晴なら、富士山の展望も絶景です!

今年は、ミツバツツジは5月中旬から6月上旬、レンゲツツジは6月下旬が見頃だそうです(韮崎市観光課)。

甘利山は一部ヤナギランなどを除くと、幸いにしてツツジは野生動物等の被害にあっていないようで・・・、嬉しいニュースです。日頃、保全管理をして頂いている地元の皆さんに感謝です!

注)次号で紹介しますが・・・、甲州市の柳沢峠にあるツツジの名所「三窪高原」を6月中旬に散策してきました。三窪高原の中心域にあるレンゲツツジ群落は、シカの被害で、未だ柵の中で再生中でしたが、残念ながら未だ無残な状態が回復していません。しかし・・・、行って見て良かったと思います。登山道(整備された散策路)や展望地はもちろん、山々のあちこちに見事に真っ赤なヤマツツジの大群落が咲き茂っていて、それは・・・、それは見事でしたよ!お楽しみに!

また、7月上旬が見頃の櫛形山のアヤメ大群落も野生動物の弊害を受け、柵対策などして再生中ですが、未だに元のようには戻っていないようです。最盛期は3000万株も咲き誇ったといわれるアヤメ大群落も、昨年は約40株程度が再生確認できたそうで、大自然の過酷さを痛感します。現在も、復興努力が続けられています。近い将来、櫛形山の見事なアヤメ大群落が戻ると良いですネ!

3033mの千丈ケ岳ですら、2500m以上までシカが餌を求めて上っていて、高山植物のお花畑まで荒らされているのは、嘆かわしい限りです。

里山の開発によって、野生動物の棲みかを壊した人間への仕返しか?

クマ、シカ、イノシシ、サル対策など、今、里山では、野生動物対策が大きな課題になっているのです。

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さて、昨年から始めた山梨魅力山行レポートは、5月末、御坂黒岳山行の後、藤原教授が多忙なスケジュールが重なって体調を崩されたため、6月から月例山行を中止をしました。彼は、湘南から山梨に毎週通っているので、それだけでも大変なのですが、そこへ山梨登山スケジュールを併せていたので、無理が重なったのが原因なのでしょう。

できるだけ初級編(中低山の易しいマイカー登山コース)を選んで登っていたのですが、登山だけは無理は禁物なので、筆者が案内する山梨魅力山行入門編はこれで終了することにしました。

藤原教授と訪ねた山梨の魅力山行は、金峰山、尾白川渓谷、富士山お中道大沢崩れ、大菩薩峠、茅ケ岳、そして、御坂黒岳と山梨の美しい山々のほんの一部をガイドしましたが、あいにく一回も快晴の大展望に恵まれることもなかったのが、少々心残りです。

せめて素晴らしい大展望の感動でも、一回くらいは味わってもらえれば、疲れも吹き飛んだのではないかと思っています!?

しかし、山の天気はなんとやら・・・!?特に最近の異常気象は読めないので仕方ありませんね!

岩崎元郎先生曰く、「雨もまた良し・・・」とするのが、山の気象の心得なのでしょうか!?

まだ、登山入門編では、誰でも当然ながら、山歩きに慣れるだけが精いっぱいで、マイペースで自然をゆっくり楽しめるまでには行かなかったのではないかと思いますが、安全安心の山歩きの基本を最低限度は身につけて頂いたと思うので、これからは、”単独行ならぬ””藤原流マイペースハイク”を楽しんでもらいたいとエールを送ることにしています。

筆者も、これからは山チームに参加する時は別ですが、”マイペース登山”に戻れるので、里山散策ウォークを楽しみたいと思っています。

高山も毎年1本くらいは登っていたので、今年はどこにしようかとも考えています。

その前に、まだまだ、山梨の低山や里山でも歩いたことがないところがたくさんあるので、次号からは、そんな里山散策記事も増やしたい思っています。

時々は、「新甲州人が探訪する山梨の魅力再発見」をご覧ください。

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