新甲州人が探訪する山梨の魅力再発見!

東京から移住して”新甲州人”になった元観光のプロが探訪する”山梨の魅力再発見!”
旅人目線の特選記事を抜粋して発信!

36)’12日本一の富士山へ登る!健康感謝の山行!

2012-08-08 | 山梨山行・富士山と御坂山塊

頭を雲の上に出す・・・、富士は日本一の山

日本のどこからでも、富士山を望むと、それだけで何か感動がある!

いつも表情を変える魅惑の富士山! いろいろな想いがある富士山!

富士山は人それぞれに、いろいろな想いを抱かせる”日本人の心の

ふる里”のようなものだと想う!


 

甲州の南窓に垣間見る富士山Photo 023         いつか足柄山から見た想い出の富士山

 

 

 

 

 

 

 

 

 


国際宇宙ステーションから見た冠雪の富士山

Nasa800pxmt_fuji_esc_large_iss002_i

宇宙から見た冠雪の富士山は、

”まるで、箱庭芸術”のようだ!

初めてこの画像を見た時は、

新らたな感動があった!

 

 

ウイキペディアフリー百科事典の「富士山」の項にNASAパブリックドメインとして

掲載されている。本ブログでの使用はOKとのこと。

この画像が初めての方には、ぜひ見ておいて頂きたく、複写掲載しました。

 


 

往古、富士講が隆盛の頃は、御師を先達に、富士吉田

「北口本宮浅間神社」の”吉田口登山門”から大勢が登った!

Photo_2 吉田口登山門の道から見上げた富士山

 

 

 

 

 

 

 


 

富士山は、円錐形に近い典型的に美しい成層火山!

2004年東大地震研究所の調査により、「小御岳火山」より古い「先小御岳火山」が

発見され、現在では四層構造の成層火山とされている。

①年代は不詳だが、「先小御岳火山」が原形になる最古の火山

②約50万年前~約10万年前、「小御岳火山」標高2400mが誕生

③約10万年前、「古富士火山」標高2700mが誕生

④約1万1千年~8千年前、「新富士火山」標高3776mが誕生、現在の姿を形成した。

⑤その後、約5千年の間、火山活動は休止していたが、約2千3百年前に御殿場で大崩壊

が起こった後、江戸時代宝永4年(1707年)迄の間に、約25回の噴火を繰り返して

いる記録があるそうです。

富士山の生い立ちや富士山信仰、御師宿のことなど、バックナンバー

「富士山とともに歴史を刻む富士吉田」で、概要を紹介してあります。

http://blog.goo.ne.jp/yssoho/d/20110121


この”美しい富士山”が、いつまでも穏やかであるように、

祈るばかりです!

 

筆者は、20年以上も前になるが、冬の谷川岳天神平で、まれに見る快晴に恵まれ、

ほんの僅かだが、予期しなかった「富士山」を肉眼で見ることができた時の感動を今でも

忘れない!

それ以来、「富士山を見る山歩き」を楽しんでいる!富士山は”眺めてこそ美しい山”・・・、

そういう印象が強い山だと思っている。

注)しかし、富士山へ登る時は、”富士山を崇める境地”になることが寛容かと考えている。

『富士山は、一度も登らぬバカ、二度登るバカ!?』と云う人もいる。

昔、富士講が盛んだったころ、”富士山登頂を三度極めると、「お中道参詣の資格」が得

られた”と伝わる。

筆者にとって、富士山登頂は”二度目”になるので、いずれ三度目をチャレンジしなければ

ならないだろう!

しかし、三度の登頂を極めないのに、既に何度も、春夏秋冬の”お中道歩き”を楽しんでいる。

妻も、お中道”大沢崩れ”から見上げる剣ケ峰の風景が大好きです。

いち早く訪れる紅葉の秋のお中道は、季節感を堪能する登山ハイクにはお勧めポイント。

ブログバックナンバー「魅力の山行」で、行程表をPDF添付紹介してあります。

http://blog.goo.ne.jp/yssoho/d/20101206  「お中道歩き」の項

 


2012年夏・・・、7月吉日!

”夫婦の健康と妻の古希”を祝して”富士山”登頂・・・!

今月号は、日本の名峰”富士山”登頂を紹介します!

スタートの登山口は、最も便利な”富士スバルライン五合目”から。

山行行程表の詳細は、「fujisantozankiroku20120710.pdf」をダウンロード

富士スバルライン五合目「小御嶽神社」をスタート地点に、河口湖登山道と重なる

”泉ケ瀧”石碑がある分岐路を右上に登り、吉田大沢を横切って六合目「安全指導センター」

へ至る。そこで、吉田口登山道へ合流し、頂上を目指す!

1日目:富士スバルライン五合目発~「大行合」と呼ぶ山小屋の最高地点「本八合目」泊。

登りの標準歩行時間は、約4時間30分、計画は、約5時間30分の目標。

2日目:翌朝、久須志神社の建つ吉田口頂上を目指し、頂上お鉢散策後、下山道を降りる。

頂上登頂含む下山の標準歩行時間は、約5時間、計画は、約7時間の目標。

注)大行合(おおゆきあい)は、吉田口登山道と須走口登山道と合流する本八合目地点。

登山MEMO

①1日目、体調に無理がなければ、本八合目まで登っておくと、翌朝がかなり楽々になる。

我々は「本八合目トモエ館」を宿泊先に選び、初日の登頂目標とした。

②途中七合目に同族のトモエ館を営業していて、休憩は無料でさせてもらえるし、

不要荷物を預かってもらえる。万が一体調がすぐれない場合は、1日目の宿泊を七合目に

変更してもらうことができるなど、いざと云う時、大変便利。

比較的設備もサービスも良いので「トモエ館」を選んだのは正解。

③下山ルートは、基本マナー通り、ブルドーザー道でもあり、砂礫帯で滑り易いが、

広くて安心な「下山道」を降ることにした

※ブル道でもあるので、荷物運搬のため時々ブルが通るので注意。


富士山登山口は、”富士スバルライン5合目”を選んだ!

往古の登山道は8口・・・、現在は4口になっている。※富士山公式テキストブック参照

往古、甲斐(現山梨県)側からは、?吉田口、?河口湖口、?船津口、?精進湖口があり、

駿河(現静岡県)側からは、①大宮口、②村山口、③須山口、④須走口などの8口の

登山道があった。

現在、河口湖・吉田ルートは”富士スバルライン”で河口湖・吉田口五合目へ、

須走ルートは”ふじあざみライン”で須走口五合目へ、

富士宮ルートは”富士山スカイライン”で富士宮口五合目へ、

御殿場ルートも御殿場口新五合目へ自動車道が整備され、

特に、4口の登山道はアクセスが便利になっている。

吉田口は、昭和39年(1964年)に富士スバルラインが開通してから、自動車で

五合目(2305m地点)まで行けるようになったため、河口湖・吉田口登山ルートと

呼んで、最も人気の高いルートになっている。

富士スバルライン5合目を選んだ理由は下記の通り・・・、

①最もアクセスが便利なこと。

※JR「大月駅」乗換えで、”富士登山バス”が発着の富士急行線「富士山駅」や「河口湖駅」

へ便利なこと。

②”富士スバルライン5合目”は、出発地点として諸施設が整っていること。

※山梨県総合管理センターの無料休憩所やトイレ、売店、登山用品店、食堂などが揃って

いて、出発準備に便利なこと。※特に体調調整のため約1時間を要するため

③吉田口登山道は、6合目から山頂まで、山小屋、休憩ポイント、トイレ、救護所が

充実していること。

※7合目より上に山小屋が14軒営業、6合目に「安全指導センター」、7合目、8合目

の2か所に「救護所」があるので、初心者も安心して登れる。

吉田口頂上には久須志神社(登頂証明書朱印)の他、売店小屋トイレ郵便局等の施設がある。

④富士スバルラインから登る場合、シルバープランの日程が組みやすいこと。

※電車や富士登山バスダイヤが便利で、歩行や休憩時間の配分などシルバー向けプランが

組みやすく、ゆっくり歩きの安全安心登山計画ができること。


富士山登山者数は、”河口湖・吉田ルートが圧倒的な人気!

平成17年度から、環境省が四口の八合目に赤外線カウンターを設置して統計をしている。

富士山登山者数は、平成22年度、全体で32万975人を記録している。

そのうち、河口湖・吉田口ルートは18万4,320人で、全体の52%を占めている。

しかも、1日の最大カウント数は、7月31日(土)6,692人を記録していると云う。

富士山は、”標高が日本一だけではない。””人気も日本一の山”なのだと実感する!


週間天気予報を見て、”梅雨の合間”に山行を判断!

富士山は、毎年、7月下旬~8月中旬の夏休み期間が最も混雑する!

我々はできるだけ登山ラッシュを避け、梅雨の最中であるが、少しでも空いている時期

を選ぶことにした。山小屋も空室があり、直前に決められるので有り難い!

梅雨が続いている中、地元の週間天気予報を確認すると、北麓富士吉田の天気予報は

7月9日(月)~12日(水)の3日間だけ、「時々」であった!

早速、スケジュールを調整し、準備をして、7月10日(火)~11日(水)の1泊2日で、

山行を計画することにした。当分、雲がない快晴はなさそうだし・・・、良し!

当日朝、「富士山駅」から見た雲を被る富士山!

Photo_3 

 

 

 

 

 


10日朝、早朝の当日天気予報は、「時々」で、変わりなし。

但し、富士山頂の天気予報は、10日は「時々」に変わりなしだが、

翌11日は「後、または」と急変した。山の天気は変わり易い・・・!

この予報だと、少くとも、”10日と11日の午前中まで”は、

何とか天気が持ちそうだと判断!決行できそうだ!

注)富士山の雷は怖いので、悪天候になる前に、早々下山すれば何とかなる!

当日、富士山駅で、写真のような”雲を被る富士山”を見て、これなら行ってみるしかない

と判断。雨具も装備しているので、一時的な雨なら仕方なしと覚悟。

参考:登山の場合は、日本気象協会の山岳天気予報と山麓登山口の天気予報を合せて見る

ことが重要です。

山岳天気予報web情報はhttp://tenki.jp/mountain/


せっかく、妻と登るなら、せめて、雲海の隙間にでも、下界を覗く

ことができると良いのだが・・・!?

山は、”雨もまた良し”の覚悟もできての出発!※岩崎元郎氏の教えより


富士登山バスで、”富士スバルライン五合目”へ

富士急河口湖駅前発7:20AM。富士登山バス始発便は満員で発車!

6割の乗客が外国人客で、日本に慣れた様子の若者達、想像以上です!

富士スバルライン五合目到着は8:15AM、霧の中の五合目!

五合目山梨県総合管理センターと休憩所&トイレPhoto_4

 

 

 

 

 

 


 

この管理センターは、山梨県側の安全管理を目的に運営されているが、

5月~10月末までは、六合目、お中道、御庭、奥庭周辺の動植物、景観、地形、地質等

の散策ガイドも100名程度までは無料で申し込むことができるとのこと。

富士山ボランティアセンターは、TEL0555-20-9229

 


登山MEMO

この施設は無料休憩所と公衆トイレが完備していて、富士登山準備の基地として利用できる。

10日朝、五合目着が8時15分AMなので、総合管理センターはオープン前、しかし、

軒下のベンチとトイレを利用して、行動食をとり、トイレをすませ、身支度やストレッチ

など軽い身体慣らしを行って準備完了。約1時間後の出発に備える。

五合目は売店や食堂も早くから営業していて、登山用品店もあり、万が一の場合に便利。

注)但し、登山装備等必携品は事前準備が原則です。


富士スバルライン五合目は、どの山よりも、賑やか・・・!

富士山は、標高だけではない・・・、”人気もやはり日本一の山!”

山ガールファッションのお嬢さんや外国人客もいっぱいだ!

富士スバルライン五合目出発前

<img title="20120710" border="0" alt="20120710" src="http://yssoho.blog.ocn.ne.jp/blog/images/2012/08/06/20120710.jpg"

以下、登山行程の詳細記事や添付写真等は、OCN廃止の都合によりGOOブログへ

引越したため、容量不足により削除されてしまいました。

残念ですが、ご自身の計画と情報収集をお願いします。