ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
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マンガ「対岸の彼女」

2005-11-14 10:11:41 | つれづれ日記

最近めっきり読書量が減っていまして・・・・

理由は簡単「集中して読む暇がない」からです

今週1歳になるヨンジュナの動きを目で追いつつ

読書してもですね、全然頭に入っていかないの

もうイライラばっかり募っちゃって・・・・・

でも、いつかは読もうと思って本だけは買っていますけどね

 

  対岸の彼女 (角田光代原作・安孫子三和)白泉社 

小説を読まなくなって随分経ちます・・・・

昔は結構好きで、宮本輝とか渡辺淳一とか読んでましたけど

「作り話」っていうのが信じられなくなってしまって。

結局ノンフィクションに走った・・・・って感じです。

 

ですから、この「対岸の彼女」もストーリーはなんとなく

知っていましたが、読んだことはなかったんです。

同い年の「子持ち専業主婦」と「キャリアウーマン」の

心の溝を描いた作品・・・という評は聞いた事あるんですけど

読んでみたらば・・イメージが違ってました。

私はもっと「お互いの立場の違い」の葛藤かと思っていたんですが

どちらかというと「心の闇」ですね

とくにキャリアウーマン・葵が持つ過去のトラウマが強烈で

後半は全部その話になっています

無論、子持ち専業主婦・小夜子が働くにあたっての

色々な問題などもリアルに描かれているのですが、こちらは

こちらはおいそれと解決に向かうわけではない・・・・

 

トラウマを持ちつつ仕事に頑張る葵と

やっと就職先を見つけて頑張る小夜子は

実は似たもの同士。

お互いに学生時代は「友達を作るのが苦手」な少女でした。

そんな2人が、過去を同じ仕事を通して自己をみつめるというのは

かなり上手く出来たストーリーですが・・・

個人的にはもう少しきっち白黒をつけて欲しかったかな・・・

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2 コメント

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宮本輝! (沙也歌)
2005-11-14 14:38:37
私も昔、宮本輝、大好きでした! 25歳くらいまでかなー?

それ以降は、自分の実際の人生とか、まわりの人間模様の方が全然面白くなってしまったみたい。ふぶきさんも同じかな?なんて思いました。

しょせん作家って、閉ざされた世界の中でしか生きてないから薄っぺらいんですよ! 特に若くて受賞しちゃうとね。

宮本輝、昨年久々に読んでみて(草原の椅子)「あー、やっぱり底が浅いなー」と思ってしまった。

学歴偏重社会が90年代バブル崩壊を生んだ、みたいな意見を主人公が述べていてね・・・

今は芥川賞系純文学でも思いっきりフィクション的な小川洋子さんとかのほうがいいと思ってしまいます。

角田光代さんも一度は読んでみたいと思っていたので参考になりました。
Unknown (ふぶき)
2005-11-14 19:48:01
沙也歌さま、こんにちは。

そのとおりなんです。現実の方がもっと小説みたいだったりしますので。

(そんな私が小説書いたりするのはおかしいですけど)

宮本輝さんの本はどれも好きだったんですけどね。

「彗星物語」だったかな・・あれだけは手元に残してありますよーー

「対岸の彼女」も読み応えはあると思います。

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