ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
毎日更新しています。

そっかー少数派なのか・・・

2005-06-03 23:44:46 | つれづれ日記
なぜフェミニズムは没落したのか」
(荷宮和子著・中公新書ラクレ)
以前紹介した「バリバリのハト派」と対で読むと「なるほどなーー」とわかるご本です。

いわゆる「団塊世代」「団塊ジュニア」
はさまれた私達の世代を「くびれ世代」といい、80年代に仕事や遊びに没頭し「したいことをする」事に熱中した
「仕事も家庭も何もかも欲しい」自立した女性達で・・今となっては「少数派」の烙印を
押される世代なのだ。

そっかー私達って少数派だったのね。
確かにあの頃・・80年代に大学を卒業した私は
「均等法」が出来ても変わらない社会の中で必死に「男と同じように
収入を得て自分の好きなように行きよう」とし、その為に必死に
頑張っていたっけ。ブランド物や「JJ」にはあまり興味がなかったけど
(現実味がなかった)
でも、「私とカレシは対等」という所で頑張っていた・・・・
それなりに楽しんだし、真面目に意見を戦わせたし。
そういう意味では「フェミニストのようなものスト」だったのかも
だけど、今の時代、そういう人たちは非常に生き辛くて
行き場を失いつつある・・・というのも現実なのよねーー
スナッチャー様が「林真理子に対する印象が変わった」とおっしゃって
いたが、まさにそのとおりで、
今、あまり意味のない小説だの、読んでも「だからなに」と思うような
エッセイを書く彼女が80年代はものすごく活躍し、
「フェミニズムのようなものスト」の代表格であった事をまざまざと
知ったのだそういう意味では、これは一種の「林真理子論」の
様相も呈しているかも。
ともあれ、これを読んで欲しい「団塊ジュニア」の方々。
ぜひぜひ目を覚まして「生きる」ことに必死になってみないかい?

「世界一ぜいたくな子育て」(長坂道子著・光文社新書)
一口でいうと、
「子育て」・・特に「母乳育児」というものを巡っての
外国の母親たちの考え方やライフスタイルを紹介している本なのだ。
今、世界的に礼賛されている「母乳育児」。
でもこれに関しては色々な意見や考えかたがあるという事や
「母親とはどうあるべきか」という事に関しても
様々な考え方や実践例が載っており、とても知識が豊富になる

それぞれ「これが一番」という子育てをしている母親ばかりなのだけど、
そこに共通する意識は
「自己実現と有意義な子育て」を一緒に考えるというもの。
そういう意味では画期的だし、今現在育児ストレスを抱えている
人にはお薦めの本かも。
自分の母親や姑達の提唱する「子供のために母は苦労を厭わない」と
いう考え方が意外にも日本だけの常識だったりするから
視野が広がって「私のような母がいてもいんじゃない?」と
肯定できるかもしれないということ。

とはいうものの・・・
世界的な少子化の中で、母親の悩みは万国共通である事を知り
ちょっとほっとする。
そして解決方法が柔軟にあるということにも・・・
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 家事をする為に結婚したんじ... | トップ | こんな時だからヨン様 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

つれづれ日記」カテゴリの最新記事