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月下樹のおと

樹月けい、オタク母のブログ。アニメ・漫画。お絵かき展示等。義母の介護終わり、義父のご飯お手伝い中。

第4回 「文化芸術のオモシロイまちづくり」

2021-12-31 23:35:33 | 参加★舞台 映画 WS等
文化振興講演会&
サポーター養成講座 

第4回
「文化芸術のオモシロイまちづくり」

講師:石田達也 氏
(特定非営利活動法人 宮崎文化本舗 理事長)

日程:12/11(土) 13:30〜16:00
場所:マルタス(丸亀市市民交流活動センター)

………………………………

宮崎文化本舗の副理事長 井上さんは
ここ数年、丸亀の講座やイベントに
たくさん関わって下さった方です。
今回、その宮崎文化本舗の
理事長 石田さんが講師。

井上さんも同席されて
お二人のセッションもあり、
興味深い内容でした!

*********

最初の方の…

正義の敵は?悪じゃない。
もうひとつの〔正義〕だ

…という話。
そうだなと思った。

物事には色々な側面がある。

社会の課題は複雑。
課題は見る者の立場によって異なる。


身近なことでも
そう感じることは多い。

身近なところから
興味深く進んでいった。

………………………

〔宮崎文化本舗〕の主な事業について

自主事業
事務局代行業務
委託事業

幅広く手がけている事業を
どのように進めているのか
お話を聞けた。

色々な業務をしていると
幅広いネットワークができる。

その中で
色々な視点を持つことができ、
それが他のことにも
活かされているようだ。

…………

コロナ禍、
今まで当たり前だったことが
当たり前ではなくなる契機となった。

そこでの決断。
宮崎キネマ館のリニューアルの話。
今のままではなく
新しいことを考えた結果。



ソーシャルビジネス、
社会課題の解決を目指して行うビジネス。

事業を通じて
地域や社会をデザインすること。

人、建造物、歴史や文化など
今あるもの資源をプロデュースし
デザインする人材が不可欠
とのこと。

場 × 人材 × 仕組み


どれが抜けても難しそう。
人材ということでは、
これから更に人口減少が予想される。

そんな中、何ができるかを考えた時、
色々挙げられていたが、
大事だなと思ったのは…

既存の価値観を変える
ということ。

なかなか難しいことではあるが
可能性は高いのではないかと
思った。


********

そして…2部は
フォト・オブザベーション

事前に写真を撮って送ったものを元に
想像、妄想したり文字にしてみましょう
というもの。

写真の内容は…
街の中で見かけたり、
日常の生活で、あれ?っと感じる
モノや場所など。

事前に
文化芸術推進サポーターに
写真の募集があって、
何枚か送っていたものが
取り上げられていた。


街中で、
気になったり面白いなと思ったり、
なぜ?と不思議に思った場所。
地元ならではの食べ物、
昔を感じる場所、
地元のうちわがモチーフとして
取り入れられた建造物などが
大きく映し出されていった。

(撮影者、写真のタイトル、
撮った理由と共に)


会場に撮影者が居るものについては
その人が、撮った理由など
マイクで発表。

会場からは、
それを知っている人の声があがったり、
不思議に思うことや、新たな気付き、
この人なら知ってるかも!
といった話で盛り上がった。


フォト・オブザベーション、
これは
武蔵野美術大学の教授が
以前ワークショップで行われていた
リサーチ手法とのこと。

写真をもとに、
自分の観察を発表する。
なぜそれが気になったかなど、
自分に問いかけ頭の中を
整理しながら言葉にする。


他の人はそれを見て
共感したり、違う視点をもったり、
伝えて話し合う。

色々な見方を楽しむ。

…というようなもの。

……………………

このようなやり方は、
色々話し合うきっかけ作りになる。

確かにそうだと思った。

ほとんど面識のない人でも
気軽に応えてくれると
心も和む。

いきなり難題を前にして
話し合うより、
こういうもので楽しみながら
話し合うほうが言葉も出やすい。
思いがけない発想も出てきそう。


最後に。
パワーポイント画面に
書かれていたことが
個人的に凄く響いた。

それは
観察する上でのポイント。
(↓色々ある中の一部ですが)

常識にとらわれないこと。

わからないことを受け入れる、
知識に頼らない、
観察対象を愛する、
楽しんで取り組む…ということ。


とにかく
問題点は何か?改善の手立ては?
などなど
現状に向き合う場合、
不安や焦りが出がちだけど

上のようなことでもいいのだ。
その上で
他の色々な視点を知り、
自分の視野を広げればいいのだと思った。

そして、色々な発想の中から
課題解決に向かうものを
見つけられるように。

気持ちが明るくなるような
気付きがあった。


11/27みんなのアーティスト・ コーディネーター養成講座 第3回「ファシリテーターってなんだ?」

2021-12-31 23:26:07 | 参加★舞台 映画 WS等
みんなのアーティスト・
コーディネーター養成講座
第3回「ファシリテーターってなんだ?」

講師:わたなべなおこ さん

日程:11/27(土) 10:00~15:00
場所:マルタス(丸亀市市民交流活動センター)

………………………………

色々なところで行われている
ワークショップ。
それを作る際に必要なことは何か。
進めていく上で
ファシリテーターはどんなことを
大事にすればよいのか。

グループワークなど
実際にやってみる中で
気付けるような講座でした。

……………………

■プログラム構成

①オリエンテーション
自己紹介や、やることの説明

②アイスブレイク
ウォーミングアップとして
・コミュニケーションゲーム
・シアターゲーム
目に見えないボールを回すなど
表現の要素が入ったもの
色々なバリエーションを入れて

③メインコンテンツ
グループシーン創作
発展
・ジェスチャーゲーム
お題をもとにセリフなしの身振り手振り
次にそれをブラッシュアップ
(キーワードを足して)


④フィードバック (振り返り)
やってみて感じたこと
やってみて気づいたこと

……………………

メインコンテンツが大事。
どんなことができたらいいか?
そこから考えていく。

どうやったら自分事として捉えられるか、
自分ができることを考えられるように。

新しい手法を求めていかなくてもよい。
例えば…
ジェスチャーゲーム
これは大人や子ども、外国人など
どんな人でもできる汎用性の高いもの。

それを、
現場にあわせてお題を設定する。
さらに
どう発展させていくかを考え
キーワードを設定する。


==== お昼休憩を挟んで午後 =====

■ファシリテーションの種類

①全体の司会進行
何をやるか、ルール説明

②参加者への声がけ
質問
アドバイス
「いいね!」

③発表に対するコメント
見て感じたこと
価値づけ
意味づけ
…………………

★声がけは大事

声がけに決まったものはない。
その場その時により
対応を変えていかないといけない。
声がけ次第で参加者の
モチベーションが上がったり下がったり、
最後の振り返り内容も変わってくる。


★ほめることは大事

ネガティブなことも、考え方によっては
ポジティブにとらえることができる
リフレーミングカード(*グループワークで使用)
※リフレーミング
フレーミング(枠組み)を外して
捉え直すこと


★気持ちを言葉で伝える
例えば…
○○しているように見えた
どう感じたか
より細かいところを


★うそはつかない

ネガティブな感想も
あえて出すことも必要。
うそはバレるので正直に。


★参加が難しいような人に対して

活動からこぼれ落ちるような人、
活動が難しい人、
どう声をかけたら
参加しやすくなるか考える


★コミュニケーションは意図的に

参加者とのコミュニケーションを
意図的にする。
特別なスキル…というより
今ある自分のコミュニケーション能力で
意識的に使い分けていけるように。

……………

■グループワーク

▶リフレーミングカード(*)見てみよう!

〔ネガティブなワード〕の裏は
〔ポジティブなワード〕になっている
グループ内でそれが何かを想像して
それぞれ発言し、めくってみる


▶ジェスチャーゲームの
お題、キーワードを考えてみよう!

グループごとに
そこからシャッフル
別のグループになり
出てきた内容を伝える


▶どんな声かけをする?

グループごとに
一見変な絵を描いた子に対して

次はさらに…
絵を否定されて
落ち込んでいる状態の子に対して

それぞれのグループから
良かった声がけを
代表して一人見てもらう
…………………

■ 感想

日常を振り返ると
ネガティブなことは見えやすい。
自分に対しても相手に対しても。
捉え方を変えることで
ポジティブに受け止めたい。

大人でも、ほめられると嬉しい。
否定されるより
肯定される方が嬉しいもの。
そのことで、
物事がよりよく進むこともある。
そうできるように心がけたい。


コミュニケーションを
意識的にすることが大事
だという話があった。

なかなか難しいけれど
それも意識しておきたい。
今の自分の力、状態から
できることを見つけていきたい。


このようなワークショップ形式で
実際に言葉に出して、動いてみて、
より考えることができ、
心に残るものがあった。

それこそ自分事として
どうしたらいいのか…という
場に立つことができた。


実際の場では、
理解しがたいことに直面すると、
あるべき方向に導かなければと
焦ってしまうこともある。

何とかしようと思うあまり、
相手を否定しているように
感じさせてしまうことも
あるかもしれない。

そうならないように、まずは
相手の気持ちを知ろうとしたり、
受け止めたり寄り添ったり
できるようにしたい。
そのための間、のようなものも
大事にしたいと思った。


すぐさま解決できなくても
一緒に考えてくれていることが伝われば
相手の心も落ち着くのでは
ないだろうか。

そんなふうに一歩一歩
段階を踏んでいくように
進んでもいいかと思う。

それが自分の
やりやすい方法だとも思えた。


今回の講座は、
自分なりのやり方を
改めて考える機会になった。

ワークショップの現場では
うまくいかないことも多い。

けれど落胆せずに、
どうすればよりよくなるかを
考えていけばいいのだと
心強く感じられた。


11/10(水) 丸亀市新市民会館 「(仮称)みんなの劇場」整備 意見交換会

2021-12-31 23:18:14 | 参加★舞台 映画 WS等
11/10(水)
丸亀市新市民会館
「(仮称)みんなの劇場」整備
意見交換会

行ってきました。


事業経緯、基本構想・整備計画概要説明
基本設計素案説明、質疑応答・意見交換
……………………

11月の議会だよりにも載っていた
新しい市民会館の参考資料
施設内 諸室 配置案 1階平面図

その他の階や、
周辺施設、駐車場なども含めての
説明がありました。

その後、質疑応答。

最初は主に建築の面からの意見が出て
その賛同の拍手に驚き。

他にも色々。
だけど基本的には
建築面について疑問を呈するもので、
細かい面でのご指摘も多く
時間オーバーに。
なかなか意見交換…難しいですね。
また違う視点の意見も
色々聞いてみたかったです。
…………………

建築となると
私は全くの専門外ですが、
素人なりに聞きつつ
思ったことはありました。

・この案は、これまでの定石通りではないところがあるのかも?だから疑問が出てるのかな?

・建築の視点から、現実的に大事にしたい点は何だろう(これだけは外せないというような)

・理念の視点から、大事にしたい点は何だろう

・それらが現実的に相容れない場合、どこまですり合わせられるのか?
それぞれに重要度あり、その根拠となる理由があるはず
………………

そこでふと思った、
これ何かに似てるかも?と。

その日、子どもの高校であった
コース説明会での【選択】
文系、理系
国公立、私立 その他…
(理系内でも科目に細かい選択あり)

3年のコース選択をどうするかという問題。

何を選択するのがベストか、
それ以前に
本人が何を目指しているのか、
それをはっきりさせるのが重要だと
先生が話していた。

それによって
【選択】は変わるのだと。
確かに。

もちろんそれが現実的に
可能かどうかは大切。

しかし、
“ 何をしたいか ” は、その人によって違う。

“ 何をしたいか ”を元に考えないと、
現実的に可能な道はいくつかあっても
したいこととは全く違う方向になってしまう。

その点だけは外せない、
それが大もとになると思いました。

もちろん、言うは易し…ですが。


現実論の中にも
やはり心情的なものも感じ、
切り離しては考えられないもの
なのかな と思った次第です。

…………………

選択の結果だけを見ると
違いや、方向に
大きな開きがあったりします。

なぜそれを選択するのか
ということでしょうか。

その、もとになる考え、
“ 何をしたいか ” を
まずは理解したいです。

その先に接点があるかもしれない。
すべてがすべて違うようなことは
逆にないのではないか?と。

ただ、そこに至るには、
自分はまだ見えてないものが
たくさんあるなと思いました。

どなたかが言われた
ここから始まる、でしょうか。
まさに。

…………………

余談。

ちなみに自分が思う、
何をしたい、どうしたい、は
最初にあがっていた
基本理念です。 
(これ)
Ⅰ  豊かな人間性を育む
Ⅱ  誰一人孤立させない
Ⅲ 切れ目のない支えあい

こうやって見ると
若干、文がカタイのかな?

自分が思うのは…………
要は、
どうして文化芸術は要るのか?
ということです。
水や電気、食料、お金…
生活に絶対必要とはいえないのに。

でも、それらが第一
と思うような生活の中では
なかなか得られないものがあり、
それを体験ができるひとつが
文化芸術だと思っています。

鑑賞、だけでなく
自分も関わって体験などすることで、
色々な考えや発想に気づいたり、
その良さをお互いに認めたり、
そういうことに繋がるのでは
ないでしょうか。


というのも、
日常生活では割と
ヨシとされるものが決まっていて、
そこから外れてしまうと
ダメとされることも多いからで…。
(↑身につまされる・笑)

自分も他人も大事にできる場や
機会を持ちたいです。

そのための場所として
劇場ができることはあるかと思います。

そもそも、
世の中のヨシとされる中心から
外れてしまっている人の
踏み出す一歩はきっと重いはず。
自然と中心にいる人からすれば
想像できないくらいかもしれません。
(そういう意味ではある部分、
自分も気付かない側の人間かもしれません)

気付いていない、
見えない垣根を取り払いたい。
気持ちはあって取り組んでいても
なかなか上手くいかないものです。
とするなら、今まで通りでは
難しいのかもしれません。


単に
見た目の賑わいだけでは測れない
心の満足度や深まりを
個人的には大事にしたいです。
それが、結果として
利益や存続にも繋がるだろうし、
そういう道を探りたいです。

ふと頭をよぎったのは
渋沢栄一の『論語と算盤』
どこか似てる部分が
あるかもしれない…。

一見して相反する2つを融合させる…
理念や倫理だけ、じゃなく
いわゆる目先の利益だけ、じゃなく、
みたいな。


これは…もう
限られた方面の知恵や知識じゃ
難しすぎる(笑)
あらゆる力が必要だ!
ひしひしと思いました。


11/5(金)  運営企画ワークショップ 主催者も満足感と達成感のある イベントを企画してみよう!

2021-12-31 23:09:09 | 参加★舞台 映画 WS等
令和3年度
文化振興講演会&
サポーター養成講座 第3回

11/5(金) 
運営企画ワークショップ
主催者も満足感と達成感のある
イベントを企画してみよう!


講師:井上 優 氏
NPO法人 i さいと 代表理事
NPO法人 宮崎文化本舗 副理事長
……………………

丸亀で開催予定のトークイベント
「まちを元気に! 
 あなたのヒーロー・ヒロインを語ろう!」
を、ケーススタディとして、
イベントの内容や運営を企画する
実践的なワークショップでした。
……………………

最初、
それぞれ考えて書いてみた。
・行いたいイベント
・場所、時期、形態など
・満足度&達成感を得るための留意点

それをもとに、
それは実現可能なのか?
考えてみた。

イベントは
目的を達成するための手段。

だからこそ実現させなければ。

そのためにどんなことが必要か。
順を追って考えていった。

細かい内容や
大切なポイントなどは、
資料をもらったので
また振り返れる。

………………………

気になったのは、満足度。

来場者が満足……は勿論
それを提供する側、
ボランティアや寄付者・支援者
そして、
主催者も 満足度がなければ
色々な面において続けていくのが
難しくなるということだった。

身近なことを振り返ると、
自分サイドの方は
後回し的に考えがち。
何かを達成するためには
ねばならない、我慢する、
そういうのが当たり前だと
思っているところがある。

それも要るかもしれないが、
それだけでは
その先ずっと続かないだろう。

何を満足するポイントにするのか。
何も考えずにいたのでは
いつまで経っても
満足度は上がらない。

色々な場面で、
“ 見える化 ”の大切さを
話されていたが、
自分のことについても
見える化できるくらい考えたい。


満足すると、
良かったなと思うと、
そこには共感が生まれる。

相手の共感を得るためにも、
自分自身が満足して
大いに共感するものがないと
伝えられないと思った。

だから
外せないポイントのひとつだ。

………………

そして
後半は実践編。
グループに分かれて。

項目にそって
考え進めていった。

・企画、準備

・計画表(ガントチャート)

・役割

・当日 進行表

・準備物


これらについて、
個人で考え書いたものを
グループ内で見せ合う。
その中から、
良さそうなのを
3つくらいにしぼって
大きな紙に書いていく。

そんな作業を
項目ごとに進めて
他のグループの意見を
紹介してもらったりした。


自分などは
ちんぷんかんぷんなことも多かったが(笑)
イベントに携わる機会の多い方でも、
いざすぐ書くとなると
難しいこともあったようだ。

それだけ
具体的に考えることは
難しいのかもしれない。

でも、
複数の人たちでやっている活動なら
何とか “ 見える化 ” しなければ
大事なことを共有できない。

そのために
人の動きが見えるように、
イベントの動きが見えるように、
計画表などを作ることは
必須だと言える。


もちろん、
それを作る過程で
頭を整理することもできる。
何かの問題に
気づくこともできる。

当日は、
予想外のことが起きるかもしれない。
それに対応できるようにするには、
最悪を想定し
それが起きないような準備が必要。

そんな想定ができるためには
やはり整理して考えなければ。

それが
見える化、ということなのだろう。

…………………

短い時間で
頭をフル回転した
グループワークだった(笑)

しかし、
自分では無理かもしれない
と思ったことも、
何人かいることで
何とかなった部分もあった。

他の人も
同じように悩んでいたり、
逆に、なるほどと思う良い案もあった。
何よりそこで
違うでしょ…という空気にならず
ふんふん、なるほどと
一緒に考えていけたのは
心強かった。

そこが私にとっての
満足度に繋がるのかもしれない。
これを書きながら
ふとそう思った。


今後ひかえているトークイベント
「まちを元気に! 
 あなたのヒーロー・ヒロインを語ろう!」
が、うまくいくようにしたい。

そして、
自分の身の回りに関わることにも
活かしていきたいと思った。


10/24(日) 文化芸術推進サポーター& 市民プロデューサー養成講座

2021-12-31 22:40:44 | 参加★舞台 映画 WS等
10/24(日)
文化芸術推進サポーター&
市民プロデューサー養成講座

ボランティア・市民活動とは?
「ボランティアはタダ!?とか言うの
そろそろやめませんか?


講師:井上 優 氏
NPO法人 i さいと 代表理事
NPO法人 宮崎文化本舗 副理事長
みやざきNPO・協働支援センター
統括責任者

ボランティアとは何か。
続けていくために、
新しい人と繋がるために、
何より活動する人が
満足、やりがいを得られるために。

講師の問いに参加者が答えたり。
楽しいやり取りをしつつ
具体的な話も交えた講座でした。
………………………

ボランティアは自由な活動。
自由な活動に自発性がなくては
やらされ感につながってしまう。

そのためには、
やりたいと思えるような
共感が必要。
それを形に。
そして続けていく上で、
共感を思い出せるような
機会も必要。
新規の人にアピールするにも大切。

例えば、イベントTシャツの意味。
なぜ必要?
参加者、思いつくまま次々と
答えた内容を分類すると
色々な視点が見えてきた。
主催者、ボランティア、お客様
それぞれの視点がある。

ボランティアする側だけでなく
受ける側の視点も必要。
相手のニーズを知り、
両方がマッチするようにしたい。

それが満足度に繋がる。

する側も満足を得られるために
仕組みが必要。
やれば自然に得られるものではない。

そして…お金の問題(笑)。

多くの人に届くためには
安価であることは必要だけど、
タダは良くないという話。
その地域の中で
うまく回っていかなければ、
ボランティアの力が無いと
たちゆかなくなる。
確かにそうだと思った。

どんな活動にも
必要経費が発生する。
適正価格を考えつつ、
切り詰められるところは工夫する。

それはやみくもに削減…
というのではないだろう。
色々な人に
色々な力を発揮してもらい、
それによってカバーしていける
ものもあるだろう。
勿論それは
やらされ感…ではなく
楽しく…が前提である。

一方で、
必要な部分にはお金をかける。
それを見える化していくために
活動内容を整理して
考える必要があると思った。

そんなこんなを、
市民の手で見つけて仕掛ける、
プロデューサーが必要だ
という話だった。
その育成として、
この講座やワークショップが
大切なのだと思った。
…………………

個人的には、最近、
共感って難しいと思うことがあり(笑)。

しかし、そんな自分の思いや考えも
状況によってどんどん変わる。

相手も同じだ。
相手が何を求めているのか?
自分は何をしたいのか?
よく見る、すり合わせることで
着地点を見つけることができれば
よりよく、
お互いに無理なく進めていける。

なかなか目の前のことに追われて
考える機会が少ないけれど、
どんな場所でも必要なことだと思った。

改めて自分事として、
活動や日常のあれこれを
振り返る機会となった。


10/23 文化振興講演会 コロナ時代の文化と社会 「千と千尋の神隠し」で考える 労働を超える仕事とは?

2021-12-31 22:34:37 | 参加★舞台 映画 WS等
10/23 文化振興講演会
コロナ時代の文化と社会
「千と千尋の神隠し」で考える
労働を超える仕事とは?

講師:安立 清史 氏
( 九州大学大学院 人間環境学研究院 教授 )

ジブリ映画
「千と千尋の神隠し」
その中の色々な出来事は、
私たちの社会のことが
メタファーとなっているのではないか?
という話など。

ヒロイン千尋の
10歳の目線になって考え、
働くこと、
これからのことについて
問いかけられたような講演でした。
………………………

労働、仕事、活動

その違いは何だろう。


うどん作りも例に。

単なる作業、
金もうけだけじゃないもの。
美味しいだけなら
機械でもある程度はできる。
効率を考えれば
機械で安く大量生産も。

それだけではないものを
求めるから、
手打ちうどんを食べたい人がいて
それを作る人がいるのではないか。


話は『千と千尋の神隠し』へ。

始まりは 千尋の家族のお引越し。
そして、いつの間にか異世界へ
足を踏み入れてしまう。

それは、社会の
20世紀から21世紀への
大きな変化にも似ている。
国際化、
グローバル化の波に
私たちはいつの間にか
巻き込まれている。


千尋は名前を奪われた。
千という記号や番号のように
人間の個性ではなく
一人の人間としても見られない、
そんなふうに扱われる存在。

21世紀の私たちも、
知らず知らずのうちに
そういうことに疑問を抱かなく
なってしまったのではないか。


異世界は
時に魅力的な見た目で
私たちを引き込む。

しかしそこは格差社会。
支配する者とされる者、
それがハッキリとしている。

湯婆婆を頂点に
下々の者たちは
命じられるまま従い働くしかない。
その中では
独自性は邪魔なものでしかない。
名前を失うように
大切なものを失い
みな同じ…というように同化していく。

………………………

私たちの社会も
どこか似たような部分があると思った。

このままでいいのか?
単に他に従って労働するのでは
きっと心は満たされない。

もちろん、生きるために
お金や食べるものは必要だ。
しかし、それを得られるとしても、
自分の心を失うような状態で
まともに生きていられるのだろうか。

そこはバランスかも(笑)。

あまりにも
傾き過ぎているのなら、
もう少し考えてみなければ。

………………

質疑応答のところでも、
色々 突っ込んだお話があった。

現実的に
勉強になることも。

考えるだけでも
すごく頭はフル回転(笑)。


個人的には…
“ 変わるきっかけ ”のひとつとして、

死を意識することから
今をどうしたいかを
考えるようになったという
古賀さんの話が心に響いた。
(宮崎の井上さんと共に、
いつもお世話になっている方)

先日の
青年団 公演『東京ノート』を観て
自分が考えていたことと
どこか重なる部分があったから。


安立さんが言う、
「千と千尋の神隠し」
「銀河鉄道の夜」に見る
生と死、
それだけではない第3の見方。

死を宣告された人の心の変化。
その段階の最後、
死を受け入れた時、
心の変化というものがある。

仕事や労働にも
似たようなことが
いえるのではないかと。

もうちょっとこうしたい…など
色々な見方が現れると。


見方が変わるだけで
何かが急に
好転するとは思えない。

ただ、
それは外から誰かに与えられて
変わる、というのではなく

自分の内側で気付き、
考え、行動に移ることで
現実として作用する、
そんな気がする。


正解はない。
何がその人にとって良いか、
たぶんそれぞれ違うから、
解、答えも
それぞれ違ってくるのだろう。


そういう意味でも、
問いかけられたものを
自分の中で考えたいと思った。


10/9 みんなのアーティスト& コーディネーター養成講座 第2回

2021-10-10 19:24:36 | 参加★舞台 映画 WS等
みんなのアーティスト&
コーディネーター養成講座
~あなたのアートでみんながつながる~

第2回 ( 全5回 )
ワークショップ
「地域の課題を演劇でみつめよう」
講師:わたなべなおこ さん

日程:10/9(土) 10:00~12:00
場所:マルタス
  (丸亀市市民交流活動センター)
………………………………

前回はオンラインだった講座、
今回10/9
やっと集まることができました!

講師は、演劇のワークショップで
お世話になったこともある
わたなべなおこさんでした。

演劇ではあるけれど
特別それを意識しなくても
ゲームを通して動いて楽しい
ワークショップでした。

**********

受付には、色々なニックネーム
○○と書かれた
名札テープがずらり。
好きなのを選んで服に貼る。

ワークショップでは、
自分としてではなく
○○として名乗ったり自己紹介。

架空の存在として
思いついたものでよいとのこと。


机はなくて、
ぐるり並んだ椅子から立ち上がり
歩き出して出会った人と
ジャンケンしては名乗り合い。

そんなこんなで 何人かの人と
挨拶したりお話したり。


自分の立場、年齢、仕事や役職、
身分的なものから離れて
お互いフラットな関係で
接することができる。
初対面の人が多かったので
今回はそういうのに近かった。
けれど
職場の上下関係がある場合などは
より解放されて良さそうだな
と思った。


一対一で 言葉のやり取り。
その後も、
椅子に横並びに座って2分間…
ちょっと
バリエーションを変えたりして
何人かと話した。

意外と話が盛り上がった。
自分と関係ない設定だったけど
私生活がにじみ出たり(笑)
どちらにしても楽しくできた。
………………

そして、
ジェスチャーゲーム!

1チームランダムな5人に振り分け。
チームごとに
それぞれお題を渡されて、
それを5人の動きで表現する。

他の人たちに見てもらい、
何を表現しているか当ててもらう、
というゲーム。


最初はハテナ?と思っても、
次々と動きを見ていくうちに
あ、もしかして?
やっぱりそうかも!?
動きがおもしろい!!
というように、楽しめた。


自分のチームで考える時にも、
短い時間の中で話し合い、
それぞれの動きを
考えることができた。

今いる人数で、
何の役があればいいか?
誰がどの役をするか?
どういう見せ方にしたらいいか?
などなど話した。

細かいところまでは
決められなくても、
スタートしたら
何となく相手の反応を見たり、
お互い速さを合わせたり、
その場で考え動く部分も出てくる。

そういうことを、
それぞれがやろうとしているのを
感じられて良かった。

初対面で
なじみがない人同士でも、
気遣いのような…
力を合わせることができる。
そういうことが心強く感じられた。

………………………

ゲームの中ではそれぞれ
色々な工夫や表現があって
面白かった。

演劇の要素はあるけれど、
演技の上手い下手を
心配しなくてもいい。
特別なにか面白い動きを
しないといけないわけでもない。

その役割に合っていれば、
お題に沿う動きであれば、
人前が苦手な人でも
チームの力で何とかなりそう。

その場で、
いる人メンバーで、
できることをやる。
できるなら、
それぞれの力が発揮できれば
なお良い。

それでいいのかなと思った。

今回のワークショップは、
演劇を通して
そういうことをプチ体験できる
場だったのではないだろうか。


次回も楽しみ。
新たに出会った方たちとも
また一緒に楽しんで活動したい。

9/11 みんなのアーティスト& コーディネーター養成講座 第1回

2021-10-10 19:07:03 | 参加★舞台 映画 WS等
⬇️始まりました❗受講しました😊


みんなのアーティスト&
コーディネーター養成講座
~あなたのアートでみんながつながる~
( 第1回 / 全5回 )

9/11(土) 13:00~16:00
     ( オンライン )
■講義
「みんなの劇場の
基本理念とビジョン」
 ・講師 村尾剛志
(丸亀市文化課市民会館建設準備室長)
  --------------------------------
■講義
「地域の課題と
文化芸術の役割を考えよう」
 ・講師 今尾江美子 さん
(ケイスリー株式会社)
………………………

ロジックモデル、
見えにくいことを観る、
その大切さを改めて感じました。
数値化できない、
難しい面はあるけれど、
視点をもって注意深く観ることで、
少しでも近づきたいです。
それが、その先の変化へ、
更には課題解決へ繋がる、
そんな道筋を目で見ることが
できたように思います。

もし違う成果 ( 見えなかった成果 )が出ても、そこからまた最初の活動に戻って考える、そんなやり方も良かったです。

そのサイクルを繰り返す中で、
少しずつ調整していけばいい。
そう思うと、失敗が怖くなくなる
ような気がします。
そもそも失敗などなく、
単に過程のひとつ
なのかもしれません。

なかなか成果に繋がらないと
気分も落ち込みますが、
何がどう作用しているかに
気付くことで、
次に進む気持ちになれそうです。

これは、大人の活動だけでなく、
子どもの生活にも取り入れられそうだと思いました。
自分の求める状態のために
どうすればいいか。

精神論とかやる気とか、
周囲が求める あるべき論でもない。
自分がどうしたいかを元として、
他との関わりを実験する。
その過程や積み重ねに価値があり、
そこを楽しめたらもっといいですね。

ロジックモデル、
誰のどんな活動にも
通じる要素だと思いました。
見えにくいものに
目を向けていくことで、
これまで見落としていたものに
価値を見出し、
その結果、
実利にも繋がればいいなと。

少し頭も整理され、
何の根拠もありませんが(笑)、
楽しい気持ちになりました!

6/28 丸亀市文化芸術推進サポーター 養成講座 2021キックオフ・ミーティング

2021-06-30 13:29:25 | 参加★舞台 映画 WS等

6/28
丸亀市文化芸術推進サポーター
養成講座
2021キックオフ・ミーティング

オンラインと
対面(市役所特設会場)の両方で。
私は市役所へ。

今回は新しく参加された方も多く、
自己紹介で、
新たな繋がりを感じたり
広がりを感じたりでした。

四国学院大、香川大関係の方々、
街づくり、駄菓子屋さん、声楽家
うちわ作り、コンサートクラブ
坂出市役所関係の方…などなど
本当に様々でした。

はじめまして!
よろしくお願いします😊

………………………

昨年度の
「まるがめ文化の寺子屋vol.1」
動画視聴。

スタートの頃から、
色々話し合っていた頃、そして
イベント企画し、
それに向けて動き出し
それがカタチになっていった
様子など。

すごい振り返り!
新しく参加される方にも
分かりやすいし雰囲気も伝わる。
これは動画の良さだと思った。

…………………………

そして今年度のスケジュール。
オンラインワークショップ、
講演会、講座。

そして、
予定している文化イベント

まるがめ文化の寺子屋
vol.3( 11月 )
vol.4( 1月 )

宮崎と一緒に進める
JAPAN LIVE YELL project in MARUGAME
(1月)
JAPAN LIVE YELL project in MIYAZAKI
(11月)

………………………

今後のことについて、
色々な意見が出た。

継続していくために、
予算的なことや役割分担を
考えておくことは重要だと思った。

それと共に
将来的なビジョンも大切にしたい
ということも。

私たちの取り組みは
主体的でありたい。

楽しむこと、
やりたいことを実現していくこと、
色々な現場で柔軟に動くこと、
社会的な繋がりが
できるような活動、
…そんなことを大切に。

違うジャンルの人が集まることで
新たな道が開けるかもしれない。

一人では出来ないことを
チームの力で実現したい。

今後もよろしくお願いします!

2/19(金) 平田オリザ講演会 「アートで育む子どもの学び 〜新たな時代を 生きる力〜」

2021-02-24 15:59:21 | 参加★舞台 映画 WS等



2/19(金) 平田オリザ講演会
「アートで育む子どもの学び
〜新たな時代を 生きる力〜」

教育に特化したお話だった。

身体的文化資本とは?
入試が変わる、
地方の文化格差が大変!

存続をかけて今始まっている
演劇を取り入れた授業。
多様性が必要な理由。
などなど
子どもに限らず
誰にでも関わりのある内容だった。

▼詳しいことは動画で❗
3/31まで公開✨


●大学入試で直面する
 地方の文化格差

大学入試が変わる、
以前のオリザさんの講演で
それを聞いてからはや数年、
まさにもう始まっている!
地方の文化格差をどうにかせねば。

そんな問題もあるとして。

結局、社会で生きていく中で
避けて通れないことがある。

それを身につけないことには
入試うんぬんだけでなく
それこそ地方の格差、
存続がヤバい。

小さい頃から本物に触れる体験。
詰め込み教育のようにはいかない。
それが 《身体的文化資本 》

子どもの頃から始めなければ。
それが将来の地方の存続にも繋がる、という話だった。


●多様性が必要な理由

確かに、地方、
地域のこれからに必要なこと。

でも最終的には我が事なのだ。
我も、我が子も、
いきる道がなければ辛い(笑)。

今回は
そういう目線で話を聴いていた。

対話劇を使った授業や、
アクティブラーニング的な活動。
そんな能力を求められる入試例。


課題解決の上で、
色々な考え方が必要になってくる。

ひとつの考えだけでなく、
全然違う考えてを
演劇を通じて経験する。

色々な人、色々な考えがないと
議論が活性化しない。
だから、多様な人が必要。
そこを重視した入試の話。


これらの考え方が
広く浸透していくなら
それこそ、どんな人も
必要とされる場があるはず。

要らない人間はいない、
という理屈も現実のものになる。


●自分の身近なところを見渡すと

現実はまだ
そこまで進む勢いが感じられない。

身近なところでは、
自分が排除の対象に
なるかもしれない
という危機感を感じることがある。

一般的な生産性から見て
価値を感じられにくい、
いわゆる金を生まない存在。
そこに向けられる厳しい視線。
それに反論する力や根拠を
示し辛い、自分の不甲斐なさ
でもあるのだけど(笑)。


●今 どんな人にも必要なこと

自分は、
排除されたくはないし、
誰かを排除したくもない。

どちらかになる
危険を感じて生きるより
どれもいかせる
可能性を感じていたい。

その方がずっと
生存の確率が上がりそう(笑)。

それが結局は
全体の利益にも繋がるのではないか。

まさにウィンウィン。
自分のために。
明日の我が身のために
とても重要なことだと思った。

今まさにコロナ禍で
“ これまで ”が通用しなくなるなど、
より新しい考え方が
求められている。
ある意味
変わるチャンスかもしれない。


▼丸亀市文化課市民会館 建設準備室
▼You Tubeチャンネル
2021/02/19 ライブ配信
♦️2021/3/31 まで 限定公開♦️
 ↓ ↓ ↓

🔽You Tubeチャンネル


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