月下樹のおと

樹月けい、オタク母のブログ。アニメ・漫画。お絵かき展示等。義母の介護終わり、義父のご飯お手伝い中。

8/21 短編映画 「宮崎県庁 怪獣大作戦」の舞台裏! 石田達也氏 講演会

2022-08-24 16:47:58 | 参加★舞台 映画 WS等
8/21(日) 参加しました!


丸亀市文化芸術推進サポーター
養成講座

短編映画
「宮崎県庁 怪獣大作戦」の舞台裏!
石田達也氏 講演会

2022 年 8月21日(日)

会場:丸亀市生涯学習センター講座室1

講師:石田 達也 さん
   (特定非営利活動法人 
    宮崎文化本舗 理事長)
………………………

現在
みやざきアートセンターで開催中の
「TSUBURAYA EXHIBITION 2022 宮崎」
円谷プロの展覧会。

昨年12月に開催された
「親子特撮映画教室」では
特撮美術監督の三池敏夫氏を
講師を迎え
出来上がった短編特撮映画
「宮崎県庁 怪獣大作戦」が
注目されている。
■みやざきアートセンター
You Tubeチャンネル より
「宮崎県庁怪獣大決戦」(3:21)

https://youtu.be/AP3DTcO2SRU

その舞台裏について、
運営に関わる宮崎文化本舗 理事 
石井達也さんが語ってくれた。

……………………

〜前半〜

●著作権について


イベント等を行う場合
著作権侵害にならないよう
気をつける必要がある。

みやざきアートセンターは
公共施設でもあり
特に気をつけているとのこと。

色々な例をもとに考えていった。


ワークショップでの
特撮映画作りにおいても
クリアすべきことが多かったとのこと。
 
……………

●生賴範義(おおらい のりよし)さん 

宮崎ゆかりのイラストレーター
油絵風のイラスト
映画スターウォーズ ポスターなど

生賴範義氏の作品展示、画集のため
権利者との交渉 経緯など

………………………

●公共施設の役割として

公共施設であれば
多くの市民が
利用できるようにしたい。
しかし
一人でもいいので、
出会える機会を作ることも大切。

出会える公共施設として
場を提供する。

映画作りもひとつの場だった。

市民が集えて 
新しいものが生まれる場所を
目指している。


ネットワークも役立った。
ひとつひとつクリアしていくと
手間はかかるけれど
出来ることが増える。

……………………

〜後半〜

石田さんと
井上さん(宮崎文化本舗 副理事)の対談

●会場からの質問に答える
(紙に書いたもの)


怪獣映画に欠かせない
声や効果音など
どのように許可を得たのかなど。

話を聞くと…

円谷展覧会の開催や
宮崎ゆかりのイラストレーター
生賴範義さんも
円谷プロ関係の絵を描いていた
繋がりもあった。

これまでの実績が
うまく繋げられているように
思えた。


●福島県須賀川市の例

円谷英二 出身地

ウルトラマン
M78星雲 姉妹都市

「須賀川特撮アーカイブセンター(ATAC)」
理事長 庵野秀明監督 

設立の経緯

………………

●二つの側面がある

難しいから無理だろう
手順を踏めばできることがある


すぐ出来そう
難しい面もある

…………………

●映画のワークショップについて
どのような募集を?

募集の仕方
近隣の小学校4校に配布

対象は4〜6年生(親子)
定員10組

2〜3日で定員に

物づくりということで
きちんと接するためには
10組(親子)
それくらいが限界と考えた。


作業の中でも
全員が一斉に同じことが出来るわけではない。

例えば10人のうち
2人しか出来ない作業があれば
あとの8人は何ができるか。
そういうことも考え準備して
臨んだとのこと。

……………………

●コーディネーター

色々な満足度を作らなければならない。

災害時のボランティアを例に。
突然来た1200人のボランティアの
仕事を作る。

横で繋げていく人が必要。

長い目で見ると
日頃の関係性が大切

全く違う分野同士をくっつける
そんな存在も必要。

…………………

●出会いの機会を作る

エイブル・アートを提唱
障害者芸術に携わる
播磨靖夫さんの言葉

“ 全く違うものと
全く違うものが出会った時に
アートが生まれる ”


同じもの同士では
予定調和のまま。

変化の早い今、
時代の価値観も変わっていく。
長く続けていくためには
新しい人を入れなければ。

………………

●面白がる

色々あっても
面白がることが大切。

やる人間(企画して行う)人間が
面白がることが前提。

やりたいことを やろう
やれることを やろう

この両方を大切に。


これが最大の秘訣で、
原動力でもあるのではないかと
思った。


……………………

●講座に参加して

活動を進めていく中で、
何かを決めていく時の
指針になる話だった。

差し迫って動くことが多いが
普段からの関係づくりなど
大切だと思った。

すぐに役立たなくても、
その積み重ねが次に
生きてくることもある。
必要な経験と捉えたい。

やりたいこと、
やれること、
自分自身はどうかと
見つめ直す機会にもなった。
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8/14 映画「虹色はちみつ」上映会( アイレックス )

2022-08-17 13:56:04 | 感想★アート演劇 映画ドラマ アニメ等
8/14 映画「虹色はちみつ」上映会
    アイレックス大ホールにて


丸亀港近くに架かる青い橋、
京極大橋がパッと映るところ
から始まった。
香川、琴平の印象的な
場所や風景もたくさん。

女子高生が、
ふと目にした気になる子ども。
出会いをきっかけに、
自分の過去も重なって。
家族の重いテーマに触れながらも、
人の優しさを感じられる
作品だった。
映画の中で流れる
音楽や歌も心に響いた。

映画に関わった人方たちの
ビデオメッセージや、
梅木監督のトーク
挿入歌の奥田さやかさん、
テーマソングの舞子さんの
生歌も聴けて
素敵な上映会だった❗

………………………

個人的には、
祭のシーンで
昔のことを思い出した。

鞘橋が架かる金毘羅宮神事場。
母の実家が神事場近くで
歩いて行ける距離だった。

そこで行われる10月の例大祭に
子どもの頃、
母と一緒に行っていた。
それが祭の雰囲気と
似ているなと感じた。


広い神事場には
たくさんの屋台が並び
提灯の灯りに照らされて、
幻想的な雰囲気でもあった。
確かそこで始めて神楽を見た。

幼い時に経験したり
目にした風景は、
意外と強く
残っているのかもしれない。

……………………

この作品は、
子どもの虐待に
繋がる問題にも触れていた。


そんな中でも、
親子の繋がりや、
それだけでない
周りの人の温かい関わりも
プラスに働いていると思った。

声をかける、それだけでも
なかなか難しいことかもしれない。

それでも、
時と場合によっては 
その人の道を左右するほど
大きな意味をもつことも
あるかもしれない。


以前、
私の留守中に娘が家を飛び出して
水も凍るような日の夜
川近くの道でうずくまっていた
ことがある。


その時、車で通りかかった人が
家に帰った方がいいよと
心配して声をかけてくれて、
戻ろうと思ったのだと。

親子、家族だけでは
どうしようもない問題はある。
そこに人の悪意の手が伸びれば
きっとひとたまりもない。


私たちは自己責任の名のもとに
お互い頼らないことが
当たり前のように
なっているような気もする。

けれどそれでは、
つまずいてしまった時
挽回しずらいこともある。

そんな時、誰かの声や
差し伸べられる手があれば。

相手の為でもあるけれど、
広い意味では
自分も含めた多くの人の為でも
あるのではないか。

そんなことを
改めて考えさせられた。

………………

それにしても、
梅木監督の映画には
多くの人や様々な分野の人が
関わっているように思われる。

この人間関係は長年にわたり
築かれてきたものなのだろう。

奇跡の出会い…とも言われていたが
単なる偶然だけではなく
きっと土台になるものがあるはず。

それなくして奇跡はない。
これも大いに
学ぶべきことだと思った。

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8/7 〈プレイバックシアター〉演劇ワークショップで見つめる  おやこのつながり

2022-08-09 22:41:55 | 参加★舞台 映画 WS等



8/7(日)参加しました!

令和4年度
新市民会館「みんなの劇場」整備
課題解決型実践事業

虐待予防・子育て支援に
関わる皆さんへ

【演劇ワークショップで見つめる
 おやこのつながり】

──────────
即興劇(プレイバックシアター)
を体験し
子育ての実体験をふりかえることで
様々な視点から子どもとの関わりを感じ、考えるワークショップ。
──────────

8月7日(日)10:00~16:00
会場 マルタス2階ROOM3,4
 (丸亀市大手町二丁目4番11号)

講師:株式会社 アズ
   代表取締役 宗像佳代 さん

出演:劇団プレイバッカーズ

 10:00~ 開演
      ワークショップ
      ・語り手、観覧者として
    プレイバックシアター体験
   〈お昼休憩〉
 13:10~ ワークショップ
      ・演者として
    プレイバックシアター体験
 
 16:00  終演

──────────

以前から興味があったけれど、コロナ禍でリモートだったり、予定が合わず参加できてなかった、プレイバックシアター。今回こそはということで申し込んだ!

ワークショップのタイトルにもある通り、参加者は、子育て支援や福祉関係の方、演劇経験者も多かった。けれど、誘われたから来ましたという、あまり馴染みのない方もおられた。

プレイバックシアター初体験の人も多く、色々な人が混じっていてもできるのがいいなと思った。

……………………

アンケート記入から始まり、その静けさに緊張感もあったけれど、椅子を離れて動いたり、簡単な自己紹介をするうちに場が和んで良かった。

子育て支援ということからか、不登校のお子さんを支援…といったワードもちらほら出てきて、何だかそれぞれの抱えている問題を発言してもいいムードに。それが、その後の話しやすさにも続いていったような気がする。

……………

プレイバックシアターとは何か?というお話も聞きつつ、実際に動きながら、やることも徐々にステップアップしていけた。


●グループで

3人1組で自分の話。
3つの短い文で話す。
それを別の2人が聞いて、
大事な部分、言いたいことは
何だと思ったのかを伝える。

私のグループでは、
いきなり重い話が飛び出した。
それも、こういう場だから、
そういうルールだから、
じっと聞いて、自分の受け取ったことを返していけたのかも。
お互い話した後は、
少し親密になった気分。
まったく初対面で、
年代も立場も違うのに
仲間のような気分になれた。


●プレイバックシアターのやり方

お昼休憩の前にひとつ、プレイバックシアターのデモンストレーション。3人で。

自分のことを話す人
 ( 参加者から1人 )
質問して話を聞く人
 ( 講師 宗像さん )
話をもとに演じる人
 ( プレイバッカーズの小森さん )

話をされるうちに思い出して
涙も見られ…。

別のお話でもそうだったが、
話すうちに、その時の気持ちが
よみがえってくるのかもしれない。
皆さんしっかりされているように
見えるけれど、何かしら
抱えているものなのかもしれない。
普段はそれを表に出していない
だけなのかな、と。

そして小森さんの演技で再現。
ここでは一人で。

午後からは参加者も
やってみるとのことで、
多少の不安も。
初めての人でも大丈夫だと
言っていたから何とかなるか。
まずは腹ごしらえ!
ということでお昼休憩に。

…………………

●数秒の演技

大きな二重円。内と外で2人1組。
出された役を演じる。
酔っ払いとおまわりさん、
みたいな。
内と外で反応し合う、数秒間。
ひとつ終わったらズレて
違う人と組む。
どんどん進む。
最後は物の役にもなった。
だんだん汗かくぐらい。
だいぶ気持ちも体もほぐれてきた。


●シンデレラの場面を演じる

4人1組で演じる
シンデレラを4場面で。
A、B、C、D、
シンデレラの役は順に移動。
その他の配役は場面ごとに
講師から振られる。

何の役をするか、
どんな場面か簡単に整理、
それを打ち合わせなしでスタート。
だいたい1分くらいで終了。

誰もがあらすじくらいは
知っている「シンデレラ」
頭の中で何となく
動きは考えられる。
しかし、打ち合わせをしないので
考えがズレてしまうこともある。
それでも何とか修正しつつ
うまくごまかしつつ、
その場を成立させる。

正解はない。
勿論もっとこうしたら…
ということはあるけれど
細かくじっくり考える時間はない。
それでもその場に応じて動く。
これも大事なことだなと思った。
そして、
その場の4人が力を合わせようと
気持ちがお互いに向いているのが
心地よかった。
演技の出来ばえとは
また違った成果。



●プレイバックシアター体験

先ほどと同じように

自分のことを話す人
 ( 参加者から1人 )
質問して話を聞く人
 ( 講師 宗像さん )
話をもとに演じる人
 ( 参加者から3人 )
演奏する人
 ( プレイバックシアター小森さん )
※演奏は演技の前にキーボードで。
途中、場面に応じて弾いたりする。


最初に、演じる人を募った。
経験のない人も参加。すごい!
そして話をする人。

講師が、いつ頃?どんな場面など
聞いて、それに答える。

今回は参加者が演じるので
講師が、場面の整理をする。
こんなことが起こって〜
こうなった、みたいな。
3人、お互いの
関係や気持ちなども。

打ち合わせなし。
最初の、キーボードを
ポロロンと弾いている
数秒でスタンバイ。


難しいお話( 内容 )でもあった。
それでも一生懸命向き合い
演じられた皆さんに拍手。

もう随分活動をされている
プレイバッカーズの皆さんでも
うまくいかなかったと
思うことがあるらしい。
それくらい、簡単ではなく
正解がないのかもしれない。

現実の様々な課題にも似ている。
困難に直面しても諦めず
向き合う姿勢に力強さを感じ
勇気をもらったような気がした。

…………………

●私も参加

そして、2人目。
今度は、参加者から
お話したいと名乗りでた方がいた。

じつはその方、
不登校や介護のことで
自分と共通点があり、
午前の休憩中にお話をしていた。

たぶん、
そのことなんだろうという予感。

演じる人に手を挙げるのには
正直不安があったけれど、
その方の思いに応えるには
ここで立たねば
という気持ちもあった。

それが後押しとなって挙手。
なんとかなるか…
あと2人誰か頼む!そして…
心強い2人が来てくれた。


じっとお話を聞く。
どういう場面、どういう気持ち、
私は、その方自身の役で
どう動いたらいいのか。

ほんの短い時間の話なので
詳しくは分からない。
最低限の動きや言葉、そして
どこで終わったらいいのか
自分でも分からなくなって(汗)

いわゆるアドリブ
セリフや動きの部分も。

何とか終了。

…………………

これで良かったのか?
気になることはあったけれど
うなずいてくれたので良かった。


その人にはなれないけれど、
その人の体験を
再現しようとする中で
出てきた気持ち、動き、
そこから後の言動は
自分の中では自然な流れだった。

同僚から
厳しい言葉をかけられ落胆、
しかし、事情を聞いてもらえる
上司がいて、
気持ちが上向き帰宅、という流れ。
もし、落ち込んだままの気持ちなら
家に帰って優しい言動を
とれなかったかもしれない。



何にしても、
自分の中から出てきたものだった。

介護に不登校という境遇が
自分と重なっており、
それがベースにあったからかも。


また後で、
お話した方に感想を聞けた。
厳しい言葉をかけてきた同僚も
何かの事情で心に余裕がなかった
のかもしれない、と思ったのだと。
第三者として見ることで
気付くこともあるだろう。

………………

●最後に

それにしても
かなりエネルギーを使った。
他人の話に集中して耳を傾け
十分わからない中でも
最終的には自分で考えて動く。

日常では、避けて通りたい
ようなことでもある。
自分のことだけでも
結構大変だから。

けれど、
そうやって避けていることが
だんだん増えている
ような気もする。
自分だけじゃなく
世の中全体としても。


だからこそ
こういう場は必要だと思う。
ここなら、
聞こうとする人がいて
分からないことにでも
お互いが気持ちを向けて
力を合わせるという前提がある。

だから、話せるのかもしれない。

私はどちらかというと
先に様子を見てしまうタイプ。
話すことが嫌なわけではない。
けれど、話すことで場がしらけたり
周りが返答に困って
スルーされたりすると、
話さないほうが良かったと
落ち込んでしまう。


そもそも、話し辛い人は
こういう場にも
足を運び辛いのだろう。
今後、プレイバックシアターの
活かし方や課題などを
話し合ったが、
そういう問題も挙がった。

対象とする人に向けて
広く募集をしながらも、
誰か知り合いを通じて
声をかけてもらい、
一緒に来るというのもいいかな
という意見もあった。


……………………

●感想

今回のワークショップでは、
聞くことの大切を感じた。

根本的な解決に至らなくても
気持ちを受け止めてもらい
心が上向くことで
前向きな言動に繋がることはある。

それくらい、
分かってもらえると感じることは
大きな意味があると思った。


自分は常々
お互いすべて分かり合うことは
不可能だと思っている。

それぞれの考えや感覚は
大きく違うものだから。

けれど今回のように
再現したり、それを見ることで
自分と通じるものを感じ、
違う視点で見ることも
できそうな気がした。


それぞれの
生きづらい気持ちが
少しでもほぐれて
明日を迎えられるように。

簡単ではないことも感じつつ
それでもできることはあると
思えた一日だった。


プレイバッカーズの皆さん、
参加者の皆さん、
ご一緒できて良かったです。
ありがとうございました!


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