
3/14🌸三女 中学卒業式🌸
参加できて良かったです。
三女は朝、出発直前まで
合唱の動画を流して
練習していました。
式中、
卒業生の席にて「大地讃頌」
そして式後に、卒業生全員
舞台側へ並んで「未来へ」
✽三女がYouTubeで見つけた
パート別もある練習用動画
https://youtu.be/m5VTUzGK7mQ?si=SC_jl6bqyxs-8k9W
「未来へ」は、
谷川俊太郎さん作詞の曲。
♪道端のこのスミレが
今日咲くまでに
どれだけの時が
必要だったことだろう
……から始まるこの曲。
三女は
学校での練習に参加できない時も
家で動画を流しつつ歌っていました。
そんな彼女の姿を見守りつつ
これまでのことを思い出しました。
この3年間、
運動会や遠足、修学旅行などの
行事には参加できましたが、
クラス別の
校内合唱コンクールは、
色々試みつつも
参加には至りませんでした。
皆と一緒に歌える機会は
これが最後だと言っていた三女。
彼女の納得できるかたちで
参加できたらなと思っていました。
他には
こんな歌詞もあります。
♪遠く地平線へと続く
この道ができるまでに
どれだけの獣が人々が
通ったことだろう
♪足元の土に
無数の生と死が埋もれている
良かったことも、残念なことも
いくつも積み重ねた先に今がある。
長い年月…だけでなく
まさにこの数年間の試行錯誤が
そうであったような気がします。
道端の花のように
小さなものでも、
咲くまでの道のりには
色々なものが積み重っている。
そのひとつひとつを思う時、
自分たちの汗や涙の感触、
痛みや喜びの記憶が
よみがえってくるようです。
♪未だ来ないものを
人は待ちながら創っていく
誰もきみに
未来を贈ることはできない
何故ならきみが未来だから
……という、最後のフレーズ。
先のことは分からない。
未来を知ることもできない。
誰かが与えてくれるわけでもない。
それぞれの創るものが
未来となるなら
今、生きている私たちの
存在そのものが未来かもしれない。
どんなに小さなことでも、
どんな生でも死でさえも
未来の大切な一部だと思えます。
この先がどんな道でも
今できること
やりたいと思えることに
真摯に向き合えばいいと
思える力をもらいました。
…………………
担任の先生には
中学最初と最後の年、
お世話になりました。
スクールカウンセラーの先生には
小学校5年から中学最後まで
長い間お世話になりました。
学校での時間は短いながらも、
内外で友だちと交流を持てたり、
本人の希望する行事に参加できたりと
良い学校生活でした。
不登校児の親としては、
どこまで先生にお願いして良いのか、
迷うこともありました。
そんな中、
先生はじっくり話を聞き
色々な提案をして下さり
とても有り難かったです。
本人が何を希望しているのか、
何がハードルなのか、など
本人自身も分からないことも
多かったと思います。
対話の中で、どうしたいか
考えることができて良かったです。
相談して色々打ち合わせていても、
その通りにできないこともありました。
それでも大丈夫、先生は気にしないし
何回でも気長に待っていてくれる。
そんなスタンスを
何度も伝えてくれたのは
心強かったです。
友だちからの声かけも
励みになっていたようです。
不安があっても、
実際クラスに行けば
温かく迎えてくれたという経験も
ためらう一歩を
後押ししてくれたと思います。
思い返せば長い間、
小学校の4年後半からの不登校。
何が正解か分からないまま親子共々
試行錯誤してきました。
その中で実感したのは、やはり
正解は無いのだな、ということです。
色々やってみる中で、
その時と場合によって違う
色々な解を見つけていけばいいのだ
と思いました。
三女が今後、
どういう道に進むのか分かりませんが
どんな道にも答えのない課題は
たくさんあることでしょう。
そんな時、きっとこれまでの経験が
支えになってくれるはずです。
他の人とは違う
ハードルと向き合いながらも、
誰かが力を貸してくれて
乗り越えられた時もありました。
その歩みは小さくても
大きな意味を持つ一歩でした。
一人でだめでも、
誰かと一緒ならできることはある。
一度だめでも、考えてやり直し
繰り返してみればいい。
そんな経験をできる
環境にあったこと、
本当にありがたく思っています!