月下樹のおと

樹月けい、オタク母のブログ。アニメ・漫画。お絵かき展示等。義母の介護終わり、義父のご飯お手伝い中。

8/27 田嶋里菜 個展 「おもいでは草のにおい」

2021-08-28 03:04:34 | 感想★アート演劇 映画ドラマ アニメ等




8/27 田嶋里菜 個展
🍀おもいでは草のにおい🍀
会場:Graine la rue
   (グレーヌ ラ リュ)
   丸亀市南条町 丸亀ビル

家に案内のハガキが
届いていました。
三女と一緒に行ってきました✨

「ハガキの表と同じ絵や」
どの部分かな?比べてみる三女。
「あおむしがいる!」
ほんとだ。気付いてなかった〜

場所は丸亀ビルの花屋さん。
この前[おしろのまちの市]
へ行った時に出店していたお店。

三女はアンティークな
雰囲気好きなので、
きっと気に入るよ〜と誘い(笑)。
ハガキも見て、
行く気になったようです。

以前、秋寅の館での個展で
田嶋さんとお話した時、
柔らかい雰囲気の方だったので
三女もリラックスできるかなと😊

絵を描いている机があって、
絵の具のパレットや筆を見つけ
三女、興味津々…
お店に置いてあるインテリアも
嬉しそうに眺めていました。
キッチンカーや移動販売なんかで
これをこう使ったらいい感じよね〜
とか、色々妄想していました。

そして、
気に入った多肉植物を見つけ
ひとつ買って帰りました。
名前をつけてるみたいです(笑)。

芳名帳を置いてある所には
アロマデザイナー山下亜希子さんの
アロマディフューザーもあり、
心地よい香りも広がっていました🍀

植物の中に絵があって、
同じ場所で
とけ合うような空間でした。
古いビルの木の床は、
歩くとコツコツ音をたて、
どこか生き物のような気配も感じ、
それが絵の雰囲気と
合っているなあと思いました😊

✽個展は8/29(日)まで✽
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8/8 パフォーマンスカンパニー・ リトルウィング  30周年記念公演

2021-08-15 00:45:12 | 感想★アート演劇 映画ドラマ アニメ等

8/8
パフォーマンスカンパニー・
リトルウィング 
30周年記念公演へ❗

一部は、
地域の文化芸術活動に努められて
いる方々と子供たちが出演。
フラメンコやオペレッタ、
バレエなど。

ニ部は「ロミオとジュリエット」

特別ロミジュリ好き
じゃないけど(笑)、
観る度にやっぱりぐっとくる。
今の時代にも響くセリフ、
作品の力 なのかな。
それに向き合う人たちの
真摯な心が、
観る人の心とも繋がる✨

こんな大変な中、開催できて、自分も観に行けて良かったです。まずはそんなことにもぐっときました✨✨
…………………

思えば 2014年の
子どもシェイクスピア
「ロミオとジュリエット」https://m.facebook.com/kodomo2014RomeoandJuliet/
次女が、
これに参加させてもらった。

その時、
この舞台に関わっていたのが
リトルウィングさん。
次女を連れて高松の稽古場へ
家から1時間ほどの道のりを
よく通ったなぁ〜〜。しみじみ。

今回、
その時のメンバーも出ていて、
そういう意味でも感慨深かった。

ずっと続けるのは
凄いことだと思う。

うちの次女は中学から吹奏楽に。
演劇からは足が遠ざかり(笑)
一緒に観劇する機会も
なかなか無い。
それでも、こうやって別の場所で
頑張っている原点のひとつには、
あの時の経験があるような
気がする。

演劇そのものだけじゃなく、
それは日常の色々なことと
どこかで繋がっているのかも
しれない。

……………………

さて、
「ロミオとジュリエット」を観て。

今回は大人も入っての配役。
でも、ロミオやジュリエットたちは
もともと10代の設定でもあり、
そのあたりは
子どもさんたちの配役だった。

結果的にはすれ違い、
悲しい結末。
そのへんについては
個人的には、
若干ツッコミどころだけど(笑)
人の心に訴えかけるものはある。
一列前の、
十代とおぼしき女子たちの
中の一人は涙を拭っているように
見えた。

ロミジュリといえば
恋愛モノ、悲恋の物語、
というようなイメージがあった。
けれど今回、個人的には
そういう目線で観てなかったかも。

この歳になったからなのか?
自分の性質か?分からないけど。

響いたセリフは
「強さがあれば、道は開ける」

いがみ合う両家の諸々は
悪しき慣習を思い起こさせる。

ロミオとジュリエットは
そんな逆境を越えて
自分たちの思いを貫こうとする。

追い詰められた結果
無茶な道へと
突き進んだのかもしれないけれど。

それでも、不確かなことに飛び込む
強さとか、若さを感じた。

やはり、
漫然と続くものを変えて
道を開いていくためには
覚悟がいるな。
自分はどうか…と考えさせられた。

また別のセリフ
「ありがたいと思うけど
誇りには思えない」
(ジュリエット、
親の勝手な縁談話対してに)

自分の意志に反したことに
従うのは嫌なものだ。

普通に考えれば
ロミオは敵対する家の者。しかも
争いで身内の者を殺してしまい
付き合うのでさえ、
もってのほか状態。
一方、結婚話の相手は
家柄も諸々申し分ない。
大概の人は、
そちらを勧めるだろう。
多くの若者は
それを受け入れるだろう。

それでも
ジュリエットはロミオが好きで、
好きでもない人と結婚するのは
嫌だと。その気持ちは納得できる。

大人たちは、純粋に
ジュリエットの幸せを願って…
というより、
体面を保とうとしている
ようにも見える。

それを感じるから余計に
嫌がるのではないか。

心の叫びが痛いほど刺さった。

個人が尊重されるようになった
現代でも
微妙に似たようなことは
未だにありそう。

そしてこのセリフ
「貧乏を捨て法を破れ」

ロミオが薬屋から毒薬を買うときに
かけた言葉。

法律で、毒薬は売ってはいけない
ということになっている。
尻込みする薬屋にそう言ったのだ。

見れば、薬屋は貧しい身なり。

真面目に正しいことをしていても
それが
豊かさには繋がらないのだろう。
そんな理不尽な状態に
挑むような言葉に思えた。

………………

ロミジュリ作品は、
観る人や観る時によっても
感じることは
色々変わるのかもしれない。

子どもの頃なら
理不尽な大人への抵抗。

大人であれば、
身動きのとれないしがらみに共感。

物語の中の人たちは
金銭的に豊かでも
自由がなかったり、
正しく生きていても貧乏だったり、

何かしら閉塞感がある。
誰もがそれぞれ
重荷を背負っている。

でも、どこかに風穴を開ければ
突破口が開けるのではないか。
何ができるのか…。

悲恋ものというより
そういう方面で
ぐっとくるものがあった。

観ている中で
時代も年齢も場所や境遇もこえて
人の苦しみを
共感できる瞬間があった。

日常では
まるで違う人には共感し難い。
少なくとも自分はそうだ。
でも、作品を観て
共感するものを見つけられると、
ひととき心が
癒やされるような感覚がある。

それが自分にとって
いわゆる感動
というものかもしれない。
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