伝統ある英国の10吋ユニットで、いい音で音楽を聴きたい・・・・・

音楽好きの、古いオーディオ機器10吋TANNOYを改良して聴くダメオヤジの金ちゃんです。

サー・ゲオルグ・ショルティ指揮のMozart: Così fan tutte, K.588をアンネ・ソフィー・フォン・オッター(メッゾ・ソプラノ)を聴く。

2020年06月05日 | オペラ・歌劇・カンタータ・オーディオ全般

昔日本の総理が相撲観戦で「感動した」、何てことを会見していたが、年になりこの「感動した」と感じることが少なく、殊の外減ったと感じませんか?
筆者などは昔セパレートステレオ装置で音楽聴いたときは、12吋の78回転版の蓄音機と比べ格段と音が良くなったと感動を覚えたが、今思えば多少の大きな音が鳴るだけで当然感動した記憶が残る。

今はは泣き、怒り、笑う、と感動等の発散がアンチエイジング効果があると言われ病気も回復したとも言われる、ストレッチ運動より、勝る事かと思う。


最近よく聴く曲はカンタータを初めオペラ、歌劇が多い、最近は補修が完了した10吋ユニットのTANNOYの据え置き型を中心に聴く為か、以前より迫力ある低音が体験でき臨場感の再現がすばらしいが、現在300Bの真空管で聴くが実に良く鳴るがピアノは実に快適な調べを奏でるが弦楽器の微妙な再現に少し不満を覚える。

300B本体を交換するのか、それとも違うアンプ真空管(EL34)に変更するのが賢明なのか迷っている確かにEL34のアンプから聴こえる音は実にシックな柔らかな音が鳴った。勿論本物のWE300Bは持ってなく、本物の音は知らないのが問題ではあるが、本物のWEはプレミアムも付き費用高額な事が一番不安であり、貧困老人の小遣いでは難しいことです。先日購入した本の記事内容を考えれば、やはり癖の強いTANNOYには力強い300B使用が王道ではないだろうかと思う。



冊子の中にサンオーディオSV300BEアンプは高槻工業のTA300B使用で¥414.000なので真空管も含めての購入はお買い得かもしれない、しかもタムラのトランス使用です、後日TANNOYには2A3を装着したパワーアンプが相性が良いとの連絡がある、詳細は、 使用真空管 6SN7GT x2・2A3 x2・5U4G x1、出力    3.5W + 3.5Wとある、価格も随分お安くなる、家庭で3.5Wあれば十分の出力である。

オーディオも趣味は永いが機械音痴の為構造上は全くの素人で、信用できるは自分の耳だけだある。勿論どうかで試聴しなければわからないが・・・キット製品なら後しこには価格が少しは安価になるようである。



そして付随する真空管もあの有名な高槻電気工業のTA300Bである、詳細は上記掲載、価格も相当高額だがそれに見合う音質は優れているようである。

コメントもWEに一番似た音質と日本製品らしい細かな音もよく再生され、心に染みて感動出来るとも記事は解説している。今は実現のための貯金しか方法がない(笑)



実は6月に日生劇場での開催の『フィガロの結婚』オペラの観劇チケットを購入していたが「武漢風邪」で中止になり払い戻しの手続き等意外と面倒である。

題目は違うが新国立劇場も9月あたりから開催され意外と低価格での開催を予定としているが、出し物次第では是非観劇したいものです。


時間の余裕ができ長い曲も楽しめる環境の変化か?結構聴き込んだクラシック音楽ファンの間でも、他ジャンルに比べ声楽曲の人気は高くないと聞いたことがあります。

確かに、私の周囲でも歌曲を聴く人は多くないし、雑誌の月評でも声楽曲のジャンルは後ろの方に掲載される。言葉の壁や、地味さなど不人気の理由はあるのでしょうが、その指摘はある程度は正しいのかもしれません。


一方、普段はクラシック音楽をまったく聴かない人が、「歌がない」からクラシックは近寄りがたい、と言っているのを聞いたことは結構あります。いやいや、クラシックにだって歌はあるし、ポピュラーにもインスト曲あるでしょ?と言いたくなるのですが、思い込みというのはなかなか払拭しがたいのでしょうか。

Mozart: Così fan tutte, K.588 / Act 1 - "Mi par che stamattina" 
 ヨーロッパ室内管弦楽団 & サー・ゲオルグ・ショルティ指揮を紹介します。



今では傑作として評価されているこのオペラですが、20世紀に入るまでは人気がありませんでした。その大きな理由な一つは、台本が"不道徳"ということでした。

と同時に今回の「武漢風邪」日本と欧州の違いが書いた記事があった。何故ヨーロッパ16世紀時代女性は裾まであるスカートをはいていたか?疑問でしたがそれは当時の建物にはトイレが無く、男性は外で、女性はスカートの中で用を足し其れをまとめ表に捨てるという不衛生な事を行っていた、勿論バイキンは膝上までは上がらないと信じていたようです。
ペストの流行りで沿うような常識は覆った友いわれる、日本は江戸時代以前から共同のトイレがあり汚物は肥料として売買されたようで、日本は昔から清潔な民族とも言えるようだ、未だに外出から帰ると、嗽、手洗いは日本人のDNA担っているのかもしれない。なるほど勿論公衆の前では抱擁、口づけもしなく、挨拶は頭を下げる事で肌との密着は余り無いようである。



アンネ・ソフィー・フォン・オッター(Anne-Sofie von Otter)(メッゾ・ソプラノ)は1955年、スウェーデンのストックホルムに生まれたメゾ・ソプラノ歌手。ストックホルムの王立音楽院などで学び、82年にバーゼル歌劇場で活動を始める。『フィガロの結婚』のケルビーノや『コシ・ファン・トゥッテ』のドラベラを歌い、モーツァルト、R.シュトラウス歌手として高く評価された。各国の歌曲のほか、エルヴィス・コステロとの共演などポップスの活動にも定評があり、透明な声質と卓越したテクニックを誇る。

『フィガロの結婚』を観た皇帝ヨーゼフ2世が、その中に出てくる「Così fan tutte(女はみんなこうしたもの)」という台詞をテーマに、モーツァルトに新たなオペラを作らせたのがこの作品です。
「女はみなこうしたもの Cosi fan tutte」 モーツァルト:歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」(全曲)@ショルティ/ヨーロッパco. フレミング(S)オッター(Ms)ロパード(T) 他ショルティのモーツァルト演奏の中でも屈指の出来メリハリのきいた歯切れの良いリズムに乗って、生き生きと繰り広げられる人情の機微。ショルティのモーツァルト演奏の中でも屈指の出来と言ってよい名盤です。歌手のバランスもよく、《コジ》の魅力を天真爛漫に楽しませてくれます。


モーツァルトは「コジ・ファン・トゥッテ」と変えて、もとのタイトルはサブタイトルとして残した。 こうして不朽の名作すなわち「このようにする(cosi fan)すべての女性は(tutte)」というドタバタ劇が生まれることになったが、タイトルの変更にダ・ポンテは快く思わず、彼は「恋人たちの学校」と呼び続けていたという。 しかしモーツァルトはそのタイトルが示す「道徳哲学風のさめた教訓」とは根本的に異なるメッセージを「コジ・ファン・トゥッテ」というタイトルに込めたのだという。


【曲目】
 モーツァルト:歌劇《コジ・ファン・トゥッテ》(全曲)Mozart: Così fan tutte, K.588

【姉妹】
  フィオルディリージ(ソプラノ)ルネ・フレミング(ソプラノ)
  ドラベッラ(メゾソプラノ) アンネ・ソフィー・フォン・オッター(メッゾ・ソプラノ)
【友人】
  フェルランド; フランク・ロパード(テノール):ドラベッラの恋人
  グリエルモ:オラフ・ベーア(バリトン):フィオルディリージの恋人
【その他】
  ドン・アルフォンソ:ミケーレ・ペルトゥージ(バス):年配の哲学者
  デスピーナ:アデリーナ・スカラベルリ(メッゾ・ソプラノ):姉妹の女中

男二人は「僕たちの恋人は浮気なんてしない!」と言い、アルフォンソはそれを否定しています。そこで、3人は恋人が浮気をするかどうか"賭け"をします。男二人は変装し、お互いの恋人を口説きます。すると、女性たちは恋に落ち、結婚の約束までしてしまいます。最後に男二人は変装を解き、種明かしをします。2組のカップルは再び愛を確認し合い、ハッピーエンドでオペラは終わります。
勿論ハイライトは「女はみんなこうしたものだ(Così fan tutte)」


男性2人が嘆き悲しむ中、アルフォンソが「女はみんなこうしたものだ(Così fan tutte)」と語り、2人もそれも同調します。そこにデスピーナが現れ、「2人があなたたちと結婚するって!」と伝えに来ます。男二人は「僕たちの恋人は浮気なんてしない!」と言い、アルフォンソはそれを否定しています。
そこで、3人は恋人が浮気をするかどうか"賭け"をします。男二人は変装し、お互いの恋人を口説きます。すると、女性たちは恋に落ち、結婚の約束までしてしまいます。最後に男二人は変装を解き、種明かしをします。2組のカップルは再び愛を確認し合い、ハッピーエンドでオペラは終わります。

【演奏】
  ロンドン・ヴォイセズ
  ヨーロッパ室内管弦楽団
  サー・ゲオルグ・ショルティ(指揮)
【録音】
  1994年(ライヴ)

サー・ゲオルグ・ショルティは20世紀に最も活躍した指揮者の一人で、ヨーロッパ、アメリカの音楽文化をリードしてきました。ピアノ、作曲、指揮をバルトーク、ドホナーニ、コダーイに学び、ピアニストとしてコンサート・デビューを果たしました。
1937年にはザルツブルク音楽祭でトスカニーニの助手を務めました。最初のデッカへのレコーディングは1947年、デッカの特別なアーティストとして半世紀にわたり250を超える膨大な録音を残し、そのうちの45はオペラの全曲です。圧倒的な力感で迫ってくるマッチョ演奏は聞いていて興奮させられました。



勿論筆者の好きなバッハもカンタータ等でお馴染みです。オッターの歌は、どれも、クラシックともポピュラーともつかない、ジャンル特定不可能、国籍不明なものです。ジャンルも何もかも度外視して、ただ彼女のおめがねにかなう曲、歌いたいと思った曲を歌うというシンプルなもの。だからこそむしろ、クラシックとかポピュラーとか、単純にカテゴライズできない歌が生まれているように思えます。

円熟を深める当代きってのメゾ・ソプラノ、アンネ・ソフィー・フォン・オッター(Anne Sofie von Otter)によるバッハのアリア集『バック・トゥ・バッハ~バッハ・アリア集』



バッハのカンタータからのアリアを中心に、有名曲である『マタイ受難曲』や『ミサ曲ロ短調』からのナンバーも収録。さらに二重唱やシンフォニアなども併録して、バラエティに富んだアルバムとなっています。 キャリアの最初期にはストックホルム・バッハ合唱団で演奏経験を重ね、『ヨハネ受難曲』のアルト・ソロでステージ・ソロ・デビューを飾ったオッター。
その後はオペラの活動が中心となりバッハから遠ざかっていましたが、自身の選曲による本作で、出発点への回帰を果たしました。 共演のコンチェルト・コペンハーゲンは1991年にデンマークとスウェーデンの音楽家により結成された、北欧を代表するバロック・オーケストラです。 深みを増した音楽作りと豊かな声で円熟の時を迎えたオッターの魅力、バッハの音楽が持つ力が最大限に発揮されている新たな名盤といえるでしょう。

 J.S.バッハ:
   01. カンタータ『罪に抗え』BWV54~アリア「罪に抗え」
  02. カンタータ『神は私たちの確信』BWV197~アリア「眠り込ませなさい、あらゆる煩いの苦悩を」 
  03. カンタータ『神のなさることは首尾がいい』BWV99~アリア(二重唱)「十字架の苦さが」 
  04. 『マタイ受難曲』BWV244~アリア「憐れんでください」 
  05. カンタータ『喜べ、あがなわれた群れよ』BWV30~アリア「来たれ、試練にさらされた罪人たちよ」 
  06. カンタータ『霊と魂は驚き迷う』BWV35~シンフォニア 
  07. カンタータ『私を愛する人は、私の言葉を守るだろう』BWV74~アリア「何も私を救うことはできません」 
  08. カンタータ『泣き、嘆き、案じ、怯えることは』BWV12~シンフォニア 
  09. ミサ曲 ロ短調BWV232~神の小羊 
  10. マニフィカトBWV243~二重唱「そしてその憐れみは」 
  11. カンタータ『おお永遠、震撼させる言葉よ』BWV60~二重唱「おお永遠、震撼させる言葉よ」 
  12. カンタータ『讃美と栄光がいと高き宝にあるように』BWV117~合唱「讃美と栄光がいと高き宝にあるように」  
[演奏]
   アンネ・ソフィー・フォン・オッター(Ms) 
   ラース・ウルリク・モルテンセン指揮コンチェルト・コペンハーゲン  
[録音] 
   2008年6月 コペンハーゲン“ガーニソン教会”

バッハのカンタータからのアリアを中心に、有名曲である『マタイ受難曲』や『ミサ曲ロ短調』からのナンバーも収録。さらに二重唱やシンフォニアなども併録して、バラエティに富んだアルバムとなっています。 



キャリアの最初期にはストックホルム・バッハ合唱団で演奏経験を重ね、『ヨハネ受難曲』のアルト・ソロでステージ・ソロ・デビューを飾ったオッター。その後はオペラの活動が中心となりバッハから遠ざかっていましたが、自身の選曲による本作で、出発点への回帰を果たしました。 
共演のコンチェルト・コペンハーゲンは1991年にデンマークとスウェーデンの音楽家により結成された、北欧を代表するバロック・オーケストラです。 深みを増した音楽作りと豊かな声で円熟の時を迎えたオッターの魅力、バッハの音楽が持つ力が最大限に発揮されている新たな名盤といえるでしょう。

オッターが原点回帰を聴かせてくれる完成度の高いアルバム。
選曲、演奏、音質、すべてに心が通うシンパセティックな音楽の連なり、
だからこそのバッハなのだろう。ブラボー!

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