伝統ある英国の10吋ユニットで、いい音で音楽を聴きたい・・・・・

音楽好きの、古いオーディオ機器10吋TANNOYを改良して聴くダメオヤジの金ちゃんです。

フランツ・コンヴィチュニー(指揮)のリヒャルト・ワーグナー:歌劇「タンホイザー」 全曲の購入。

2021年05月21日 | オペラ・歌劇・カンタータ・オーディオ全般

昨夜は仕事で帰りが遅く夜中に帰宅した、勿論帰宅後はシャワーを浴び良くシャンプーで消毒し、良く冷やした缶ビールを頂き就寝、翌日はゆっくりAM10頃に起床した。寝言の如く日本政府は宣言を発令し武漢風邪の収束はいつになるか?現在中共の世界情勢を考えれば解るが、一般的に「平和の祭典」と言われる、IOCの金まみれのオリンピック開催は如何になるのであろうか。

勿論朝は淹れたての珈琲は欠かせないが、少し雰囲気も変えたく洗面後買い物に出かける、今までは三つ穴のカリタコーヒー・ドリパーを使っていたが、近くのコーヒー専門店を尋ねる。早速下穴の大きめのHARIO (ハリオ) V60 01 (4〜5人前)透過 コーヒー・ドリッパーを見つけ購入した。



丁寧な店員さんの説明によると「V型円すい形のドリッパーは、珈琲の層が深く、珈琲粉に注いだお湯が円すいの頂点に向かって流れるので豆の旨味をしっかりと抽出し、スパイラルリブによりペーパーフィルターを浮かせて、ネルドリップ同様ふっくら全面ろ過する、又大きな一つ穴なのでお湯を注ぐ速度によってコーヒーの味を変えられるため、好みのコーヒーが楽しめる。」以上が特徴のようです、今2割引でお買い得と言われ又価格も約300円以下と低価格は勿論貧困老人に優しい価格設定です。

当然ペーパーフィルターと煎りたての珈琲豆(ハワイコナ)100グラムを購入、帰った淹れたてのハワイコナの珈琲入れて試飲使用。独特の風味があるハワイコナは淹れ方を何時もよりゆっくり目に落とすが上手く仕上がるようだ。筆者は現在基本的には一杯☓6.5グラム程を基本に挽いて淹れています。

ハリオコーヒー・ドリッパーは容器が大ぶりで大変お湯を淹れやすく珈琲の落とし加減が実に良い塩梅であり見た目も美味しそうに感じる。



淹れ方は色々ありますが先ずは普段通りの淹れたかから始める。早速頂くハワイコナは大変美味しい、しかし以前飲んだ高島屋の豆は此れより美味いが残念な事に価格も倍もする。でも最高は「昔ハワイ島でのコナコーヒーのコーヒー園で飲んだワンビーンズの旨さは今でも懐かしさと旨さの記憶が蘇る」でも色々飲んで確かめると何時までも飽きない味はブレンドかな・・・・・
ドリッパー購入後2〜3種の手持ちの珈琲を挽き少しゆっくり目に淹れる、但し最初の蒸らし時間に時間をかけて丁寧に淹れるとハリオで淹れた珈琲の味のケレン味がなく実に塩梅はよく感じる、新しい発見である。

帰りは前から気になっていた最近開店したBook Offに立ち寄る。オペラコーナーを注視すると、見たことのあるパッケージを見つけるので早速連れて変えることにした。筆者の好きな指揮者が振る「タンホイザー」を見つける。

フランツ・コンヴィチュニー指揮の「リヒャルト・ワーグナー:歌劇「タンホイザー」 全曲」が隅に隠れている様な感じで佇んでいた。いわゆる一口に言えば歌合戦であり、実にヴォーガルは聴き応え十分である。
勿論筆者もフランツ・コンヴィチュニー(指揮)Franz Konwitschnyのベートーヴェンの交響曲は好きで今も時々聴いているが、以前ワグナーの指輪を聴き感動し見つけたら是非手元に所有したいと思っていた。



1901年8月14日、チェコのモラヴィア生まれの指揮者。1962年7月28日ベオグラードでリハーサル中に死去。ブルノのドイツ音楽学校を経て、ライプツィヒ音楽院在学中、フルトヴェングラー時代のライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団でヴァイオリンを弾く。1927年から指揮者に転身、1930年、シュトゥットガルト国立歌劇場の首席指揮者に就任。1949年よりGOLの常任指揮者となり生涯その地位にあった。以前LPでベートーヴェンの交響曲は紹介したが。迫力ある第七番は是非お試ししてください。

確かに最近少しオーディオ熱は冷めている、これは筆者が貧困老人のためか、思う機器が手も出なく、せめて音楽愛好家として音楽を共感し音楽により浄化されたいと思うばかりだ、未だ知らない音楽の世界はあまりも広く深くそして興味深い。
最近発表された人工ダイアモンド半導体が現実になれば音質もより自然に近づく半導体になるやもしれない、最近発表された全個体電池とか、時代が変わる瞬間を見られるのかもしれない。発表によると国産ですべて賄えるテクノロジーとも言われている。勿論これらの商品はより小さく性能も格段に向上しているようです。

確かに筆者のオーディオ装置のバージョンアップをして頂いた方には大変感謝しています、GOODMANS AXIOM 80の箱との出会いは音楽の幅を広くして頂いた、確かにTANNOYのユニットは魅力はあるがその魅力を出すには相性の良い箱との出会いでもある、確かに現在のユニットと違い昔のユニットはコーンの響きと箱の相性で音が決まる場合が大きく、最近のKEFなどのLS50 Metaを専門店などで試聴すると確かに新しい音が聴こえる。



勿論以前サブ機で聴いていたQ300等と比べ以前よりも更に透明感のある自然なサウンドを、部屋の隅々まで均等に放ちます。

確かに臨場感も豊かで音のひずみを削減し、より透明感のある自然な音ですが、オールドTANNOYの10吋の良さとは違い魅力がある。特に時代の古い演奏の再現はオールドタイプのユニットが好みの音が聞ける。

条件は真空管のアンプ使用は必須であるが、最近火屋のアンプも高額になり所有のアンプはポンコツが並ぶ(笑)程度の良い製品の価格は桁違いでとても望めない事が現状である。



話を戻します、購入した珈琲を手順を踏み何時も通りに淹れ、飲みながら「タンホイザー」を聴く勿論序曲から始めた。

派手にならずに金管を強奏、弦の厚み、余裕のあるテンポ。ドイツ的としか言いようのないみごとなタンホイザーです。クナッパー・ブッシュにもカール・ベームにもない、録音に恵まれない同曲ですが、名歌手と名指揮者とがそろった名盤と思う。特に三幕前奏から夕星の歌に至る箇所の中世的な響きがステキです。


【曲目】
リヒャルト・ワーグナー:歌劇「タンホイザー」 全曲
<DISC1> 第1幕
<DISC2> 第2幕
<DISC3> 第3幕
【演奏】
 ヘルマン(テューリンゲンの領主): ゴットロープ・フリック(バス)
 タンホイザー: ハンス・ホップ(テノール)
 ウォルフラム・フォン・エッシェンバッハ: ディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)
 ワルター・フォン・デア・フォーゲルヴァイデ: フリッツ・ヴンダーリヒ(テノール)
 ビーテロルフ: ルドルフ・ゴンサー(バス)
 ハインリッヒ・デア・シュライバー: ゲルハルト・ウンガ-(テノール)
 ラインマール・フォン・ツヴェーター: ライナー・シュース(バス)
 エリーザベト(領主の姪): エリーザベト・グリュンマー(ソプラノ)
 ヴェーヌス(愛の女神): マリアンネ・シェヒ(ソプラノ)
 若い牧童: リザ・オットー(ソプラノ)
 4人の小姓: マンフレード・コープ
       アーノルド・シュレーム
       ミヒャエル・ヴェイン
       カール=ハインツ・フォールトマン

ベルリン国立歌劇場管弦楽団・合唱団 (合唱指揮:カール・シュミット)
フランツ・コンヴィチュニー(指揮)

【録音】
17-21. X. 1960, Grunewaldkirche, BerlinWarner Classics:(エレクトローラとVEBドイツ・シャルプラッテン(エテルナ)との共同制作。旧EMI音源)



又フランツ・コンヴィチュニー(指揮)を調べますとワーグナー『ニーベルングの指環』全曲ホッター、ヴィントガッセン、ヴァルナイ、ヴィナイ、ベーメコンヴィチュニー&ロイヤル・オペラ 1959年ライヴ(13枚組)があるのですが機会がありましたら是非手元に置いてみたいセットです。

「タンホイザー」は充実したキャストによる1960年録音の名盤が見事に蘇りました。ステレオ録音はそれほど多くないコンヴィチュニーのオペラ録音の中でも、同時期の「さまよえるオランダ人」と並んで高い評価を得ている旧EMIレーベルのこの「タンホイザー」は、単なる古き良き時代のドイツを想起させるに留まらない、永遠の名盤ともいえる出来です。

フランツ・コンヴィチュニー(1901-62)の録音は、2020年にBerlin Clasics原盤のステレオ音源を多数復刻し、従来は埋もれていたその類稀な音楽性や資質が、高音質化により詳細に掴めるようになりました。マスターテープに残されていた緻密なまでの彼の指揮が現代に蘇ったことは、音質向上によるところが大きいです。録音時期がステレオ初期までであったため音源自体は多くはありませんが、残された盤はどれも珠玉の逸品ばかりです。


さらに少ないオペラ録音の中でも、同時期の「さまよえるオランダ人」と並んで高い評価を得ているのが、この「タンホイザー」であり、キャストの充実振りは現在見ても目を見張るものがあります。

そして、今回の復刻での歌唱含め今から60年以上前の収録とは思えないほどの瑞々しい音質には驚きます。ブラインドテストをすれば最新録音と思う方もいるのではないでしょうか。

久しぶりの迫力あるワグナーを楽しみました、ブラボー!

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