12345・・・無限大  一粒の砂

「一粒の砂」の、たわごと。
無責任結構・ 中途半端・ちゃらんぽらん・ 出たとこ勝負、で参りましょう!

SLの思い出

2007年05月26日 05時02分24秒 | Weblog

 最近、関口知宏の「中国鉄道大紀行」が放送されている。

中国の鉄道を「一筆書き」で、3万6千kmを乗り尽くそうという番組である。

既に、彼は日本の鉄道は乗りつくしており、先日はヨーロッパやカナダなどの鉄道の旅も放映していた。

また最近は、TVでSLを取上げた番組にしばしばお目にかかるのである。

小生は、山陽本線のK駅から100mくらい北で生まれ育った。

子供の頃は、ホームに列車が到着してから、出かけても十分乗れると、豪語したものであった。
(家にいても、アナウンスやベルの音などで、列車の状況が手に取るように判るのである)

男の子は、総じて列車が好きである、ご他聞にもれず小生も例外ではなかった。

上りの機関車停車位置の真上、プラットホームの東端に陸橋が掛かっていた。

どういうわけかしばしば、オヤジがこの陸橋に連れて行ってくれた。

陸橋の階段の下では、ピストンから放出される蒸気を全身に浴び、
陸橋の上では、真下の機関車の煙突から吐き出される黒い煙に包まれ、

なんともいえない臭いを楽しみ、発車の汽笛に耳を押さえたものであった。

人間的な蒸気機関車は、子供の頃の思い出に直結するのである。