12345・・・無限大  一粒の砂

「一粒の砂」の、たわごと。
無責任結構・ 中途半端・ちゃらんぽらん・ 出たとこ勝負、で参りましょう!

良い汗と悪い汗

2007年06月30日 06時40分45秒 | Weblog

 “ためしてがってん”より
汗に「良い」ものと「悪い」ものがあることを、初めて知った。

なんとも思わずに汗をかいていたが、これからは良い汗をかこうと努力する必要がある。

良い汗をかく秘訣。
きわめて簡単である、とにかく毎日汗をかけばよいのである。

毎日汗腺を働かすと、正常な汗腺に保たれるし、
万一悪い汗しかかけない機能が低下した汗腺であっても、しばらくすると正常に復帰するというのである。

これからは、多量の汗をかく季節である、脱水症状に注意しながら、適量の汗を毎日欠かさずかくようにしておこうと思っている。

 1リットルに2gr程度の食塩を溶かし、これをドリンク剤として、水分補給をしながら汗をかくことにした。
(水分補給は、汗をかく前にあらかじめ補給をするようにとのことであった)

*放映された、実験の結果

30~40代の女性5人に参加してもらい、「自転車こぎ、ホットヨガ、サウナ、岩盤浴、半身浴」という、5つの人気の汗かきメニューで、いい汗がかけるか実験。

それぞれの汗かきメニューは20分から1時間。

 8日後に、汗のかき方に変化があったかどうか聞いてみると、5人中4人の方で変化があった! 

いい汗をかくことは、意外と簡単にできた。

 しかし、1人だけ「実感としては汗の変化がない」という答えでした。

 *汗腺トレーニング

 • ジョギングまたはウォーキング(1日30分程度)

• 水分と塩分の補給を忘れずに!
※水1リットルに対して塩2グラム

 

先日の太極拳のとき、午後7時開始、8時15分頃、激しい汗・猛烈なのどの渇き・軽い頭痛と軽度ではあるが意識がかすむ感じがした。

これは、脱水症状かもと、驚き直ちに給水を行った。

人生初めての経験であった。


動画test2

2007年06月29日 10時16分27秒 | Weblog

先日(28日)に引き続いての試験です。

28日は、LINK先アドレスを誤って入力したため、見えなかった方が、多かったと思います。(失礼しました)

見方;

1.この「太極拳 花見」をクリック。

これで自動再生されるはずですが、いかがでしょうか?

注記;試験のためと、個人のお顔が見え難いように、
極度に圧縮度を高くした。

見にくい映像で、申し訳ない。

 

ご近所で、一応動作確認済みですが、こちらのお宅では、既に、“YouTubeに登録済み”の方でした。

未登録の方は、見えるのでしょうか?

このあたりが、当方不明です。

以下は、先日と同じ文を、再掲載。

S爺さんのご指導で、どうにか動画の掲載が出来た。
ブログ画面中にTV画面を「埋め込む」ことを、実験したが、どうもこの「gooブログ」が受け付けてくれないので、「LINK」方式となってしまった。
見る人に手間をかけるのであるが、当分仕方がないと諦めた。


税金の使われ方

2007年06月29日 06時20分53秒 | Weblog

増税感の強まった地方税の納付期限も近づいた。

早朝(午前八時前後)の県の運転免許センターを撮影したものである。

広大な敷地には、職員・来所者用の駐車場と試験コースおよび建物などがある。

 一見、ホテル化かと思わせる建物がそびえている。

こんなに立派でなくてもいいのではと、なんとなく釈然としない。

 ここを訪問するたびに、税金の妥当な使い方・使われ方とは何を基準に判断すべきかと思うのである。


動画テスト1

2007年06月28日 04時06分45秒 | Weblog

S爺さんのご指導で、どうにか動画の掲載が出来た。

ブログ画面中にTV画面を「埋め込む」ことを、実験したが、
どうもこの「gooブログ」が受け付けてくれないので、「LINK」方式となってしまった。

見る人に手間をかけるのであるが、当分仕方がないと諦めた。

見方;

1.この「太極拳 花見」をクリック。

2.YouTubeの映像画面の部分をクリック。

これで見ることができます。

今後、動画を多く掲載するするようになると、

このブログから、別のブログに引っ越す必要が生じるようにも思っている。

 

注記;
試験のためと、個人のお顔が見え難いように、
極度に圧縮度を高くした。

見にくい映像で、申し訳ない。

 


晴れ・曇り・雨・・・

2007年06月27日 05時55分48秒 | Weblog

6月22日投稿の「介護は第二のハネムーン 夫の愛」の一文に、
ひこどんさんから、コメントを頂いた。

“第二のハネムーンですか、本当にそんな気持ちに成れるのでしょうか・・?
女性より男性のほうが、きっとやさしいのでしょうネ”

先日の一文は、ちょっと舌足らずだったかな・・・、
それで書き足してみた。

 人生には、晴れの日・曇り・雨・・・天災(地震・台風・・・)といろいろある。

たとえ晴れの日であっても、春夏秋冬と一日として同じ日がない。

人みな等しく、晴れの日を望み、その中で、喜びや充実感や満足感溢れるときを過ごしたいと渇望しているのである。

多くの人達は、せいぜい雨の日程度までで、人生を全うできるのであろうが、
ときとして運命が牙をむき、豪雨や天災に会う人も多くはないがいるのである。

今回のケースは、天災とでもいえる状況での話であると、理解してもらいたい。

第二のハネムーンという比喩は、心通い合い、それなりに豊かな心境に到達したことを表していると思っている。

本来のハネムーンとは、一味異なっているのである。

 深い絆で結ばれた喜びや満足感を垣間見ることができた、幸せを表現しているのであろう。

人生いかなる逆境にあっても、多くはないかもしれないが、喜び・満足感・充実感を味わうことが出来るのである。

人生捨てたものではないのである。

しかし、読者の皆さんには、この種の経験を、お勧めするつもりはない、
むしろ、経験しないで、一生を過ごされるように祈るものである。

 どうぞ、万年晴れの日で、思い思いの充実感・満足感溢れる毎日をお過ごしいただきたいのである。


花のなごり

2007年06月26日 08時29分23秒 | Weblog

「三屋清左衛門 残日録」の続き。
以前、次のように書いた。

“ドラマの題は、「花のなごり」である。
手持ちの単行本には、この題が見当たらないのである。
さてさて、いかなるものなりやと、楽しみにしている。 “ 

 ドラマを見て、この話は、手持ちの単行本の、「ならず者」という題の話に酷似していると思った。

ドラマでは、「涌井」のおかみ「みさ」の男(ならず者)出入りがある程度描かれているが、原作ほど大きくは扱われてはいない、どちらかといえば、脇役的な話しであった。

 ドラマの本筋は、清左衛門より二つ三つ若い、“まじめのかたまり”と評判の半田守衛門のこと。

 彼は、江戸屋敷で有能な御納戸頭を勤めていたが、収賄事件を起こしたとして、家禄を五分の一を削られ、役職を免ぜられた上、国勤めに変えられた。

清左衛門は、十年ほど前、この事件の取り調べの一端を担ったのであった。

この度、それは冤罪ではないかとの疑いで、その調査を清左衛門は、このたび、殿より依頼されたのであった。

真相は、下役のTというものが、自己の栄達のため、使い込みの罪を、守衛門にかぶせたという陰謀であった。

こんな経緯で、濡れ衣を着せたのではないかと、清左衛門が悩むのである。
そして濡れ衣であった由、清左衛門はわびたのであった。

守衛門は、十年前、無実の罪に服することをよしとせず、腹かっさばいて、武士の面目を保とうと思ったが、

妻や子の哀れさを思い、一切の武士の誇りを捨て、家族のためあらゆる恥辱に耐える決心をした、と清左衛門に語ったのであった。

守衛門は、国許でも持ち前の実直な勤めを続けたのである、
ところが、孫が重い病にかかり、やむなく城下の商人から賂(まいない)を受け取っていたのである。

 十年前は冤罪であったが、国許での孫の薬代のための収賄は、明らかな犯罪である。

これらの事件を知った清左衛門は、その解決に心を砕くのである。

実直・誠実・勤勉な安サラリーマンの悲哀を描こうと、ドラマの制作者たちは原作を改めたように思えた。

それ故、題を「花のなごり」としたのであろうと思った。
原作をしのぐできと思えるのだが・・・。

小料理屋のおかみ「みさ」と、このことを話したとき、清左衛門は、

「時が戻らんかのー・・・(十年前に戻ればよいのにと・・・という風に受け取った)」と呟くのである。

人の人生、やり直しが出来れば、どれほどよいことであろうか・・・。

 

本日火曜日は、またドラマ放映の日である。楽しみにしている。


 繰り返し

2007年06月25日 08時46分34秒 | Weblog

細井平洲(へいしゅう)は、江戸時代の儒学者。

内村鑑三は、代表的日本人の一人として上杉鷹山を取り上げるとともに、その師、細井平洲を当代最大の学者と紹介している。

明和元年(1764)、平洲が37歳のとき米沢藩(山形県)の藩主となる当時14歳の上杉治憲(鷹山)の師として迎えられ、平洲は全力を注いで教育にあたった。

 17歳で藩主になった鷹山は、平洲の教えを実行して、人づくりを通して農業や産業を振興し、窮乏を極めていた藩財政を一代で立て直し、名君とうたわれた。

実学を重んじ、経世済民(世を治め、民の苦しみを救うこと)を目的とした彼の教えは、全国各地の大名から一般庶民まで幅広い層の心をとらえていた。

天明三年(1783)平洲が、二千四百人の庶民を相手に行った講演の聞き書きから、一節を引用する。

 「・・・生得天地の信(まこと)を請(うけ)て来たと言うは、幼子を母の懐にだひて居る。

或いは母が小便でもしに行く。その間姥(ばば)さが抱いて居ると、かかさへいくいくと泣いてやかましい。

そこで姥さがだましつ、すかしつ、かかさは今小便しにいた。今くるだまれだまれとて随分すかせどかかさかかさと泣いてだまらぬ。

そこで母が来てさてもやかましい餓鬼では有る。ちとの間もまたぬやつじゃと、一つあたまをはって懐へねじ込む、

そのように母があたまはつても、懐へねじこんでさへ母がいだけば、そのままひしとだまる。

是子というものは生得邪智も分別も無い。

只親にいだかれ、親にすがるばかりの心、親はただ何が無しに、我子が可愛可愛と思う心ばかりで余念はない。

是が天地の間に生をうけ天地よりもらひ受けたる信(まこと)の本心と言物(いうもの)。

其天地よりもらひうけたる誠の本心を失うと悪人と言物(いうもの)になる。」・・・細井平洲講釈聞書より

地位・名誉・財産のある多くの人達が、悪人というものになっている現実を毎日のように目にする。

人の世は、いつまでたっても繰り返しのようである。


ファルセット

2007年06月24日 05時28分54秒 | Weblog

 嫌いな勉強は沢山あったが、音楽も大嫌いな科目であった。

サボル・逃げ出すなどは日常茶飯事、中学時代の音楽教師の一言

「ひばりは天才である。彼女のファルセットは、最高だ・・・」が、いまだ耳に残っている。

そこで先日遅ればせながら、「ファルセット」を調べた、何のことはない「裏声」のことなのである。

ひばりの歌は、最近になって、よく聴くようになった、そして、そのすばらしさがようやく判るような気がしてきた。

特に、中学の教師が言っていた「裏声」の持つ、艶には、なんともいえない魅力を感じている。

あの先生は、正しかったと、今更にして思うのである。

6月24日は、彼女の命日である。
また、この月は、彼女の番組が、沢山放送される月でもある。

 国民栄誉賞は、もちろん、彼女も受賞者の一人である。

「広く国民に敬愛され、社会に明るい希望を与えることに顕著な業績があった方に対して、その栄誉を讃えることを目的とする」日本の内閣総理大臣表彰のひとつである。

数少ない受賞者に、選ばれたことは当然である。

 
王貞治 | 古賀政男 | 長谷川一夫 | 植村直己
山下泰裕 | 衣笠祥雄 | 美空ひばり | 千代の富士貢
藤山一郎 | 長谷川町子 | 服部良一
渥美清 吉田正 | 黒澤明 | 高橋尚子

こんな情報もあった。

どれも懐かしさを呼び起こしてくれる歌である。
いつまでも、聴いていたい、好きな曲ばかりである。

ひばり代表曲・シングル売上

「2.川の流れの・・・」をクリックすると、YuoTubeのsiteに飛び、
彼女の映像と歌が楽しめます。

1. 柔(1964年) - 180万枚
2. 川の流れのように(1989年) - 150万枚
3. 悲しい酒(1966年) - 145万枚
4. 真赤な太陽(1967年) - 140万枚
5. リンゴ追分(1952年) - 130万枚
6. みだれ髪(1987年)
7. 港町十三番地(1957年)
8. 波止場だよ、お父つぁん(1956年)
9. 東京キッド(1950年)
10. 悲しき口笛(1949年)

 

 


見ごろ

2007年06月23日 07時04分53秒 | Weblog

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』よれば、
アジサイ寺として、岡山県関係では、次の二寺である。

   o 長法寺(津山市)
   o 大聖寺(美作市)

今回は、長法寺に出向いた。

アジサイ寺は、全国各地に点在する、境内に紫陽花の花を多く植えている寺のことである。

紫陽花が挿し木などで容易に栽培できること、書画等でその美しさが目を引くことなどにより、日本全国の多くの寺で植えられるようになった。

梅雨時の古寺に彩りを添えるため、観光の目玉にもなるところも多くなった。

長法寺(あじさい寺)の旅行・観光:おでかけガイドより

岡山県出身の詩人、薄田泣菫の「公孫樹下に立ちて」の詩のイチョウ、歌碑がある。

阿弥陀堂のあじさいを描いた腰高障子は津山城の本丸御殿で使われていたといわれ、市の重要文化財に指定されている。

創建年代 : 735年 、天台宗、

〒708-0885岡山県津山市井口246 TEL:0868-22-6436

バスツアー客が、どっと押しかけ、嵐の如く拝観し、そしてあわただしく去っていくのである。

日帰り温泉で楽しみ、紫陽花を眺め、ゆっくり梅雨の一日を過ごすのも、また一興であろう。


第二のハネムーン

2007年06月22日 05時33分36秒 | Weblog

「介護は第二のハネムーン 夫の愛」 クローズアップ現代6月20日(水)放送より。

先月下旬、芥川賞の選考委員などを務めた作家の大庭みな子さんが亡くなった。

それまでの11年間半身不随の生活を支えてきたのは、夫の利雄さんの献身だった。

エリート技術者だった利雄さん、妻が倒れるやすっぱりと自分の夢を諦め妻の介護に専念してきた。

慣れない男の介護、七転八倒の介護と夫婦の葛藤、その軌跡が利雄さんの介護日記に克明に残されている。

日誌の結論は「介護はセカンドハネムーン(第二の蜜月)」と書かれていた。

妻の病が本当に互いを理解させ、向き合うきっかけを作ったという。

途中から見たので全貌は、不明であるが、

 1.妻の病が本当に互いを理解させ、向き合うきっかけを作った。
2.日誌の結論は「介護はセカンドハネムーン(第二の蜜月)」。
3.夫婦から肉親に変貌。

この三点は、小生の同感するところである。

 小生の場合には、病気看護に類するもので、介護とは多少異なる点もあるのだろうが、妻との相互理解が進んだのは、まさに、妻の病からであった。

対等な立場では、張り合うことのほうが多く、理解しあうより、競い合うような場面のほうが多かったように記憶している。

 ひとたび、片方が弱者の立場になると、あらゆる場面でかばう(思いやる)ことが前面に出るように変わったのであった。

健康なときに、このような心境に至れなかったことを、悔やんでいるのである。

4年が過ぎて、ようやくこの種のことが書ける心境になったのである。

 仮の話としてでよい、相手の寿命が、残すところあと3年しかないと仮定して、連れ合いに接してみて欲しい。

 思いやりやいたわりが、懇々と湧いてくるはずである。

こんな発想が、「連れ合い大切運動」の原点・原動力となるであろう。


トリテツ

2007年06月20日 06時54分24秒 | Weblog

鉄道ブームである。

“ここに注目NHK、「関口知宏の中国鉄道大紀行」!”とあった。

中国の鉄道を「一筆書き」の最長ルートでたどる壮大な旅のドキュメント


”「関口知宏の中国鉄道大紀行」全長36000キロの旅程を、春編1万7千kmと秋編・・・」、結構面白い、観光ツアーと一味違う旅の紹介である。

何の番組か忘れたが、聴きなれない言葉を、聴いた。

 「トリテツ」である、調べてみると。

 「鉄道趣味の分野」の中に、二つあった。

 「撮り鉄」・「録り鉄」の二つが、“トリテツ”と読めるのである。

• 撮り鉄=鉄道撮影
    o 撮影派
    o 投稿派 (鉄道趣味誌・コンクール・コンテスト・・・ブログ等への投稿)
   o 鉄道車両や各種装置の部品

 • 音鉄・録り鉄=音声音響研究 - 鉄道にかかわる音声を録音、比較、評価
       o 発車メロディ(ベル) o 車内放送 o 鉄道車両走行音・機器動作音

これら以外に、“テツ”が付く趣味分野には、次のようなものがあった。

 • 車両鉄=車両研究

• 乗り鉄=鉄道旅行
    o 完乗(乗り潰し)
   
 o 青春18きっぷの旅 
   
 o 最長片道切符の旅
    o 廃線跡・未成線探訪
        o 秘境駅・スイッチバック駅など、特殊な駅・路線の探訪

 • 模型鉄=鉄道模型
        o 楽しみ方による類型  蒐集派 (コレクションを楽しむタイプ)

 • 蒐集鉄=コレクション- 鉄道に関する物品の収集
         o 切符
         o 駅スタンプ

• 駅弁鉄=駅弁探訪・ラッピング収集
        o 立ち食いそばの食べ比べ
        o 車中で駅弁や名産品を肴に車窓を愛でながら飲酒を楽しむ行為を「呑み鉄」とも言う(当然乗り鉄と同時進行であり、言葉も掛けてある)。

 • 時刻表鉄=時刻表収集
・ダイヤグラム分析

 • 駅鉄=駅研究 
        o 駅の構造研究
       
o 駅名研究

鉄道趣味は、なんとまー、奥深いことであるか。


梅咲くころ

2007年06月19日 07時43分16秒 | Weblog

「三屋清左衛門 残日録」の続き。

今日火曜日は、BS2で午後7:45から、残日録の放送がある。
本日の題は、「花のなごり」である。
手持ちの単行本には、この題が見当たらないのである。
さてさて、いかなるものなりやと、楽しみにしているのである。

 以前放送された「梅咲くころ」の原作(小説)のあらすじは、次の如し。

“女遊びで名を売っている小姓組の若者にだまされた松江という奥方付女中が、懐剣でのどを突いて自害をはかった。

清左衛門が、この女中に「梅の一枝」を与えることで、ようやくに立ち直らせるのであった。

十数年後、この松枝が、嫁に行くと清左衛門に挨拶に来た。

ところが、その嫁ぎ先は、400両あまりの松江の持参金が目当てであることに、清左衛門が気付き、縁談を断らせた。

 四十くらいの安西という鉄砲の名手がおり、余命いくばくもない彼の老母に辛い仕打ちをしたとして妻を離縁していた。

誠実な人物と見た清左衛門は、松江を安西に嫁がせようとするのであった。

“ 先日の蔵出しTVでは、本論の「松枝の自害未遂」に関することと、「松枝の持参金事件、但し、縁談を断るところまで」は、そっくり原作通りに扱われたが、次の三箇所が、原作と大きく変わっていた。

その1;
大きな目玉の竹馬の友、佐伯熊太は、現役奉行職である。

この熊太に「奥方が風邪で臥せっているので、今夜は一本だけでやめ、看病に帰る」と言わせ、また「年を取ると、女房がいとしい」とも言わせている。

その2;
この出だしに始まって、清左衛門に四年前他界した妻からの手紙を読ませ、仕事にかまけて何一つやさしい言葉もかけず、妻の手紙にも返事も書かなかったと、振り返らせている。

その3;
「白い顔」という作品で、剣の達人平松与五郎27歳(数年前に妻が病死)と多美という21歳の出戻り(酒狂いの夫から逃げ帰り離縁)を、清左衛門は熊太と協力して縁付けていたのだが、この両名を登場させている。

好き合っていながら、言葉足らずでギクシャクしているこの再婚夫婦を、熊太と二人して、気心の通い合う夫婦にと変貌させたのであった。

この場面で、重要な小道具となったのが、「一枝の梅」であった。

原作と大きく異なったのは、「連れ合い大切運動」とでも言うべき「夫婦間の感謝の言葉・意思疎通」を声高に、表現した点である。

 蔵出しであるから、十数年前のTVドラマである。

 時代は、はるかに進み、この種の「連れ合い大切運動」などは、とっくに習得・実行済みで、いまさらやかましく言わなくても判っていると、言われるような気もするのであるが・・・。

小生は、とてもうまく創りかえられていたと高く評価したのだが、

さてさて、作者藤沢周平氏は、あの世で、このドラマをいかように受け止めておられるのであろうか。


世界最高齢国際ラリードライバー

2007年06月18日 07時37分41秒 | Weblog

日曜訪問というラジオ番組で初めて知った女性。
「能代律子」という70歳の凄い人。

■病気のデパート  
幼いころから「病気デパート」。

小学4年生で肺門リンパ腺をわずらって以来、胃潰瘍、30代で子宮がん、40代で乳がんのため両乳房を失う。

2回の肝嚢結石、喘息、肺炎、両肩関節障害、股関節脱臼、胸郭出口症候群(心臓からの太い血管がつぶれて両手まで血液が届かなくなる病気)など。

障害者でありながら、健康な男性でも音をあげる過酷なラリーに参戦。

「痛みも生きているってことの証」と、今は病魔たちとも仲良く付き合っている。

59歳でA級ライセンス取得、なんと60歳にして、あの過酷なパリダカールラリーに挑戦。

その後、多くのラリーに出場して何度も完走。

病気のため、股関節・肩関節・心臓病などで障害者認定もされている方。

日常的な痛み・苦痛のなかで生きてきている方のようである。

この人は、どーしてそんなに強く生きられるのか、どこからそんな気力や体力が生まれるのか、不思議な人である、奇跡の人である。

普段、体の調子が悪いとか、疲れたとか、忙しいとか弱音や不満の多い毎日ですが、考え方を変える必要がある。

「他人が見ていてくれることがエネルギー」とおっしゃる。

 国際ラリーのような世界の人達の見つめられる華々しい舞台ではないが、

ブログの世界で人に見られることも、大きなエネルギーである。


でいごの花

2007年06月17日 06時44分21秒 | Weblog

近所に珍しい花が咲いた、御主人から聞いたこと。

沖縄の県の花と言えば、ハイビスカスやブーゲンビリアを直ぐに連想するが、県が指定しているのは、このデイゴの花だと言う。

 「でいごの花が咲き、風を呼び 嵐がきた」の島唄でも知られるこのデイゴの花なのである。

もともとは東南アジア原産で、熱帯地域に広く分布し、

沖縄に入ってきたのは1700年代のことで、アルカリ土壌にも強い性質を持っているため、

隆起珊瑚でできた沖縄の島々にも定着したとのこと。  

このデイゴの花がたくさん咲いた年は、台風が多いと言われている。

さて今年は、どうなるものであろうか?


女形

2007年06月16日 05時31分37秒 | Weblog

「二十一世紀に蘇る四百年前の文化と風流、木戸をくぐれば大江戸の匂いが残る金丸座。」

これがJR四国の金比羅大芝居のパンフレットのキャッチコピーである。

 早いもので、今年で二十三回目であるが、一度も見たことがないのである。
歌舞伎などは、とても縁遠いのである。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

四代目坂田藤十郎(昭和6年(1931年)12月31日 - )は、歌舞伎役者、231年ぶりにあらたに復活させた名跡である。

本名は林宏太郎(はやし こうたろう)。
     前名三代目中村鴈治郎。文化功労者、人間国宝。

上方歌舞伎のリーダーであり、現代歌舞伎の大看板。

近松門左衛門作品を原点から勉強しなおそうと近松座を結成。

日本中にブームを巻き起こした『曾根崎心中』のお初役は初演以来1000回を越え、なお記録を更新中である。

• 愛称 藤さま(とうさま)
• 座右の銘 「一生青春」
• 屋号 山城屋 • 定紋 星梅鉢 家系

 • 妹 中村玉緒
• 妻 扇千景 参議院議長

 • 祖父 中村鴈治郎 (初代)(成駒屋)
• 父 中村鴈治郎 (2代目)(成駒屋)
• 長男 五代目中村翫雀(成駒屋)

• 次男 三代目中村扇雀(成駒屋)
• 孫 中村壱太郎(なかむら・かずたろう)(成駒屋)
• 孫 中村虎之介(成駒屋)

• 長男の嫁 日本舞踊吾妻流家元 吾妻徳彌
• かつて義理の叔父だった 長谷川一夫 東宝歌舞伎
• いとこの子 俳優、元歌舞伎役者、日本舞踊林流家元林与一
• 義理の弟 勝新太郎

 座右の銘 「一生青春」は、この人のためにあるのかもしれない。
写真をご覧ください。
これが七十台半ばの男性と思えるであろうか!

舞台では、市井の女性より女らしく、また、全く年を感じさせないのであった。
ただ感心するのみ・・・言葉がない!

 追記;
購入した冊子には、「無断転載禁止」の表示がないが、
念のため、「ブログに掲載してもよいか」とメールで問い合わせたが、
一向に返事がない。

痺れを切らして、一部の写真を引用した。

 営利目的でもなく、むしろ宣伝に貢献するであろうから、
法律的な問題は起きないと信じている。