自分が、がん患者になって大きく生活が変化した。その上、これからどうすればよいかと、あれこれ迷い始めているところである。
大学病院で散見しているのが、沢山のがん患者が入院・通院で治療している姿である。労働年齢に該当する世代では、出勤途中で通院している人も見受けられるのである。
あいにくと小生は古希を過ぎた高齢者なので働ける世代ではないのだが、次の記事を読んで、身体の許す範囲でできるだけ普通の高齢者の日常を過ごしたいものだと考え始めているのである。普通に生きることが如何に大切か、肝に命じているのである。
参考記事;{がん患者の望みは保険や休みよりも「いつもの仕事」}
ウォール・ストリート・ジャーナル 3月8日(金)11時10分配信
がんと診断されると、途端に人生が一変する。日常の生活から長期的なキャリアプランまで、これまで通りというわけにはいかない。だから、しばらくの間、仕事から離れていたいと思うのは驚くことではない――。しかし、がんと診断された大多数の人は、診断を受けた後も治療中もそのまま仕事を続けたいと思っていることが新たな調査でわかった。
今週発表された調査では、がん患者とがんを克服した人の79%が仕事の日常性が病気からの回復に役立ったと回答している。また、仕事によって生活の規則性を一部取り戻せたと半数近くが答えている。この調査はニューヨークを拠点に活動するコスメティック・エグゼクティブ・ウイメン・ファンデーションのがん患者の支援と情報提供を目的とする部門、キャンサー・アンド・キャリアが発表したものだ。
保険やお金よりも「人はできるだけ普通に暮らしたいと望んでおり、仕事は病院通いや検査からの気分転換になる上、自分には生産性があると感じ続けることができるものだ」と話すのは同団体の共同創設者であるケイト・スウィーニーさんだ。
キャンサー・アンド・キャリアは米調査会社ハリス・インタラクティブと協力し、がんと診断された常勤および非常勤の400人を調査した。回答を寄せたうちの14%が、治療が完了するまで仕事を休んだと答えた。
28%の人が健康保険を維持するために診断後も働き続けたと回答したほか、9%がレイオフ(一時解雇)や解雇にあわないよう職場に報告したという。スウィーニーさんが指摘するように、障害を持つ米国民法(ADA)はがんや他の深刻な病気にり患していると診断された労働者の一定の保護を規定している。しかし、多くの人はこの法律がどんな助けになるのか知らないままだ。・・・以下略