現代視覚文化研究会「げんしけん」

アニメ・ゲーム・漫画の視覚文化が日本を元気する!
コラボカフェ☕大好き❤️で2020年にブログ復帰します‼️

中二病でも恋がしたい! Last Episode 終天の契約(エターナル・エンゲージ)

2012年12月21日 07時57分11秒 | アニメ・映像全般

 はずかしくても、愛おしい。どこか共感していまうのが中二病かもしれない。六花に話しかける十花。パパとのお別れ。故人に触れる、、、お墓に触れる六花。今の時間だ。その触れた印象は、冷たかった。母親とお墓参りに来ている。六花がお墓を洗う。上からお水をお墓にかける、、、どこか実感がないと言うのか、、、物って感じがしているように思えた。パパが・・・。
 勇太の携帯に六花からのメールは来ない。どこか勇太の気持ちは重かった。凸守を泣かせた。どうすりゃよかったんだよ・・・。勇太は六花の所へ。ノックをする勇太。返事はなかった。電卓が消えていた、、、双眼鏡で六花の部屋をのぞく勇太。帰って来ていなかった。クラスメイトにも連絡はなかった。
 極東魔術昼寝結社の夏。部室へ行くと、、、見知らぬロングヘアーの女の子がいた。嫌ですよ、先輩。凸守です。気持ち悪いと勇太。ツインテールも子供っぽいと、、、髪型も変えていた。凸守の違和感のある口調。凸守も色々と考えた。マスター、いや小鳥遊先輩のこととか。先輩が言ってた事とか・・・。そこへ、一色がやって来た。くみん先輩が大変な事に!一緒に行ってみると、、、眼帯に!包帯!をつけていた。くみん先輩は真似をしている訳ではない!六花から邪王真眼を受け継いのだ!二代目邪王真眼として!伝承した!邪王真眼は生き続けなければならない。ダークフレイムマスターがいる限り!六花がそう言ったようだ。凸守は、なんかちょっとカッコいいデスといつもの口調になっていた。
 片付いた部室に森夏と勇太がいる。演劇部の方は、、、その部長の熱さが中二病だと思えた。自分たちにしか出来ないものを創ろう!新しい時代の可能性だ!それは、中二病なのか?違いかもしれない。人とは違う、、、気づいているから特別だ!とか・・・。中二病を卒業しての普通の高校生活。何となくのイメージに囚われている。ただ結局、人はいつも何かに病んでるのかなって、、、森夏はそう思っている。深いのだ・・・。人は変わらないのだ、、、たぶん。
 勇太は家に帰って、家事をやろうとするが妹の樟葉に止められる、、、食器をたくさん割っていた。六花がいなくなった・・・。寂しくないし、、、そこで、勇太は知る。六花が引っ越した事を・・・。勇太は追いかける!駅へ!このままに乗ってしまうと電車が途中でなくなってしまう・・・。そこへ、六花からのメールが。六花が眼帯を取って、、、中二病を卒業すれば、、、ママも、じいちゃんも、ばあちゃんも幸せになると・・・。勇太はそう思うのか?それでいいのか?よくないだろ?全部、勇太なんだよ!勇太が六花を迎えに行くんだよ!分かった。なんて、、、送るなよ!ふと見ると、机の上に手紙があった。見ると、、、勇気ある友 勇太。その手紙には、、、2年前の勇太がそこにいた。諦めた自分に気づいていたのかもしれない。過去から未来への手紙が特別な力を呼び覚ます!ダークフレイムマスターよ!だまされるな!お前には力がある!と・・・。バカだけど、、、封筒から一枚のコインが・・・。近所のゲーセンのコイン。コイントスをする勇太、、、裏が出た。しょうがねぇな。勇太は一色から自転車を借りて六花を迎えに行く!勇太が六花に言いたかったのは、、、してあげたかった事はこんな事じゃない。ペダルを漕ぐ勇太の前に、、、待っていたのかもしれない。二代目邪王真眼となったくみん先輩からのメッセージがある!
 泣いている十花と母親。六花には実感がなかった。死んだ事が受け入れる事ができないでいた。心が追いついていない。治って帰って来ると思っていたから・・・。亡くなるその朝まで。そんな時に会った、、、中二病の勇太に出会ってしまった!無理をして、、、受け入れようした。仕方ないと諦めようとした。心配をかけない為に・・・。それから、毎日見ていた。六花は思った。あんな風に思えるって、、、素敵だなあって。自分の気持ちを押し殺して何でも言う事を聞いてる自分より、、、よっぽど素直で格好いいなって。勇太をキラキラした目で見ていた六花。はじめて、眼帯を!包帯を!つけて!喜んだ六花!中二病に救われた女の子。中二病とその想いの強さに憧れた女の子。勇太の力に魅せられ、勇太の力を真似しようとした女の子。だから、勇太でなければダメなのだ!勇太は、力の限りにペダルを漕いだ!六花のもとへ急ぐ為に!
 六花は感じ取る勇太の想いを・・・。来て欲しいのだ!勇太に!待っているのだ!部屋の植木鉢に水をやろうとする六花、、、自然と涙が溢れて来る。すると、窓に小石が・・・。そこには、息切れした勇太が屋根にいた!小鳥遊六花、いや邪王真眼よ、お前に見せたいものがある!俺と契約を結べ!!!勇太が手を伸ばす!ダークフレイムマスターが迎えに来た!そこで、騒ぎを聞きつけたじいちゃんが!勇太は叫ぶ!六花来い!つまらないリアルへ戻るのか・・・それとも俺と一緒に、リアルを変えたいと思わないのか!その想いに!六花が窓から飛び出した!勇太の胸に!抱き合った!警察官までも!そこで、森夏の悲鳴が!一色も!凸守も!くみん先輩も!みんな来てくれた!じいちゃんをみんなで止める!みんなの助けをもらって、、、眼帯をもらい!勇太が六花を自転車の後ろに乗せて漕ぎ出した!でも、、、あれは船の光、、、ただの光・・・。2人は浜辺にやって来る。歩いている勇太が言う。これが闇の力だ!爆ぜろリアル!弾けろシナプス!バニッシュメント・ディス・ワールド!と唱える!ダークフレイムマスターが六花に見せてくれた。不可視境界線を・・・。あの光が六花を見ていると、、、伝えるがいい、お前の想いを、お前がずっと言えなかった想いを・・・。六花が光に近づく、、、さよなら、、、さよらなパパ!!!父親との想い出がよみがえる!光の中から父親が現れた。ちゃんと、、、お父さんにお別れが言えたね。よかったね。
 中二病は恥ずかしいと誰もが言う。もう二度と思い出したくない、消してしまいたいと。でも、あの時のどうかしていた自分は本当にいなくなってしまうのだろうか?自分は誰かに監視されていると妄想し、自分のキャラを設定してなりきっていたあの時の自分は・・・。勇太が六花の手を引いて自転車でパトカーから逃げる!眼帯をしていた・・・。
 人は時に妄言を吐き、突然変わる世界を夢想し、遠い未来を想像し、存在しない大恋愛を頭の中に描く。それは生まれてから死ぬまで、人の中で延々と繰り返される果てしなく繰り返される、悲しくて恥ずかしくて愛おしい自意識過剰という名の病、自分という名の避けては通れぬ営み。そう、人は一生、中二病なのだ。
 満月の夜。寒い夜。勇太がベランダに出ると、、、六花がそこにいた。立っていた。いつものように、、、上からおりて来た。わたしの目、見る?と笑顔で勇太に六花は言う。でもやっぱり、、、中二病は恥ずかしい!と勇太が言うのだった。