選挙が先か、消費税が先か、消費税を人質にして解散か

本日（１１月２４日）政策グループ（分かり易く言えば派閥）「志帥会」の例会で伊吹文明
会長から下記のお話が有りました。

「『解散を約束するから消費税の増税法案に賛成してくれ』という民主党からの要望が
有っても決して乗ってはいけない。何故なら野田総理も安住財務大臣も一昨年の総選挙の
選挙公報に個人的な公約として『任期の４年間に消費財率をアップする事には反対する』と
書いている。」

「当時民主党代表だった鳩山さんはＮＨＫ報道番組で『消費税は２０年経ったらアップする』と
明確に発言している。いわば嘘をついて衆議院議員のバッチを手にした者は一刻も早く解散
することが最重要なのだ。」

「これに手を貸すことは今後選挙ではマニフェストには何を書いても良い事になってしまう。
どこが勝とうが負けようが、新たに国民の審判を受けた者が税と社会福祉の一体改革に手を
つける事が大事である」と御挨拶されました。

私は消費税率アップには反対の意見ですが今日の伊吹会長のお話は分り易かったと思います。

「被災地の住民を忘れて政争か」と言われる事を承知で自民党は解散政局に進むような気が
します。第３次補正予算は成立してもその裏付けとなる歳入予算が審議入りの目途さえ立たない
今の状況を見たら解散総選挙にした方が結果的には早いような気がしてきました。

落語、大好きです。

昨日テレビの画面にニュース速報というテロップが出て「落語家の立川談志さんが亡くなった」
という文字が流れました。私は父方の祖母の影響なのか子供の頃から落語をよく聞いていま
したし、好きでした。今でも事務所で一人でいる時は落語のCDを流しています。

好きな噺家さんは古今亭志ん朝さん、あの明るく品の良い、そして絶品の江戸前の啖呵は
聞いていてゾクゾクします。その志ん朝、先代三遊亭円楽、先代春風亭柳朝に談志を含めて
寄席四天王と言われた時代、私は中学生、高校生だったと思います。

寄席に行って「生」で見たのは志ん朝師匠だけでしたが、昔はテレビで寄席番組が多かった
ので全員の高座は見ています。しかし、これで落語四天王、寄席四天王の全員が亡くなって
しまいました。「形あるものはいつか崩れる」と言われますが何だか無性に悲しくなります。

母の実家が目白で中華料理屋をやっていて、柳家小さん一門が毎年忘年会で使っていま
した。叔父さんから「談志は二ツ目の小ゑんの頃から場を仕切って目立っていた」と聞いた
事を思い出します。