民主党議員の覚醒に期待する

「秘書の罪は議員本人の罪、私なら辞職する」と言っていた人が「秘書」が「母」がと言って
いる。私のような者でさえ会計、経理については帳簿内容を税理士の先生に見ていただき、
直接お話も聞きし、指導も受けました。

鳩山財閥と零細商店を一緒にするつもりは有りませんが、首相のあの説明で納得された方は
少ないのではないでしょうか。

「そんな細かい事を言うな」「国会議員は天下国家を語れ」と言われますが、鳩山首相に
とっては信じられないような少額の税金の支払いに汲々としている有権者の一票で政権
交代されたことを忘れてはならないと思います。

「細かい話を無視して、全て密室で決めていた自民党には言われたくない」という言葉が
返って来ると思います。そこなんです、この反省から自民党は生まれ変わるべきだと強く
思っています。

政界再編は必ず起こると確信しますが、残念なのはその主導権が民主党議員の皆さんと、
その覚醒いかんにかかっていることです。

まさに民主主義の根幹

２０１０年度の予算案が決定されました。子供手当や農家への所得補償、ガソリン税の
暫定税率など額も大きくマスコミも連日取り上げている項目も有りますが、私は漢方薬が
事業仕分けでは「保険の適用外」と判定されたのに本予算では従来通りの保険適用の
対象になっていたことに、着目しています。

漢方薬が「保険適用外」と仕分けされた時に漢方薬販売の薬局の皆さんが署名を集め
監督官庁である厚生労働省に行かれたと聞きました。漢方薬を普段購入されている
お客様の立場に立って動かれ、それによって国の方針が変わりました。

お客様との接点である販売店の皆さんが一人、一人の小さな声を集めて大きな声にされ、
国の間違った施策を修正、変更させた。まさに民主主義の根幹だと思います。

もちろん、その迅速性を生み出す組織形態と普段から国の施策に対しての正確な分析は
不可欠です。こういう動きは異業種の集合体である商店街、商工会、商工会議所に頼む
のは無理なのかもしれないと思っています。