今日の商店会長 (早稲田商店会相談役 安井潤一郎)

日本でただ一人、商店会の会長現職で衆議院議員になった、早稲田商店会前会長日記。公式ホームページは左下ブックマークから。

衆議院と参議院の今後の姿は

2008-01-27 22:54:52 | 商店会長のコメント
世界の国会には日本の衆議院、参議院、アメリカの上院、下院のような2院制を取り入れている国は多いのですが日本のように権限、権能が拮抗している2院制度は無いと聞きました。

私は現在が「ねじれ」ているからではなく、同じような選び方をしているならばなにも今のような2院制度である必要を感じていません。衆参両院を合わせて衆議院にするべきだと思います。

2院制というシステム事態は評価出来ますので全国47都道府県の知事さんの集まり、全国知事会が参議院になるのが良いと思います。コストも下がりますし、議員内閣制の総理大臣とはまったく違う、直接選挙で選ばれ方達が、衆議院を通って来た法案を審議する、本当の「良識の府、再考の府」になるのではと思います。

「良いと思ってるならドンドンやれ!」と言われます。何故出来ないのか、やるためにはどうすれば良いのかは明日書かせていただきます。
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選挙制度

2008-01-27 08:31:28 | 商店会長のコメント
去年と比べて新年会に呼ばれる回数が増えました。去年までは女房に代理を頼む事は一度も有りませんでしたが今年は食肉組合の目黒支部と練馬支部の新年会には女房を代わりに出席させました。お仲間から「女房の方が良い」というとんでもない御評価も有りました。その数の増えた新年会で必ずと言ってよいほど聞かれるのが「次の選挙はどうするの?」です。純粋比例で選挙区を持たない私が前回と同じ比例27位という順位では次回当選は無理だと思われての質問です。

「次回選挙は比例の上位、小選挙区の上に置いていただき選挙に出させていただこうと思っています。ただそれを決めるのは党の執行部、その執行部の皆さんに安井は東京にとって必要だと思っていただけるよう、有権者の皆さんからアピールしていただけるよう、行動します。」とお答えしています。

私は商店会長として15年間地域の先生方の選挙に携わってきました。そこから言える事は、この国は2大政党制を目指す小選挙区というシステム上、「昨日まで白衣を着て店の中でコロコロ動いていた奴」が国会議員にはなれないという事です。前回の郵政解散選挙は特異稀な、過去にも将来にも起き得ない奇跡のような選挙だった、という事です。

その特異稀な選挙で当選させていただいた当事者として、今後の国政選挙制度に関して言えば小選挙区を持たない純粋比例候補者は過去の実績、子育てで言えば子育て支援のNPO理事長を10年務めたとか、教育で言えば小学校の先生の経験者で電話相談を長年務めているとか、中小零細企業対策では商店会長経験者、親の介護を10年務めた方などを自民党各都道府県本部が選び、小選挙区の上に置く、もちろん各本部にその人を選ぶという見識が有る事も自民党のアピールになります。その他、純粋比例が選挙に出るのは2回までをとする等を決めて有権者に諮る事が大事だと思います。そうでなければ政界に現場感覚を望むのは難しいと思いました。

重複を否定しませんし、惜敗率は意味が有ると思いますが、重複立候補が落選議員のセーフティーネットになる事に一般有権者の支持は得られないと思います。衆議院選挙で負けた候補者が参議院議員になったり、参議院選挙で落ちた候補者が衆議院選に出馬する事には異を唱えません。選挙の洗礼を受ける権利は認めますが、お手盛りのように見えるシステムには有権者の共感は得られないと思っています。それなら同じように選ぶ衆議院と参議院の違いはどうする、という御質問をいただきますので次回は衆議院、参議院についてこの2年4ヶ月の国会議員経験の中で感じた事を書かせていただきます。
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