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認知の歪みとは何か? 再掲載

2016年03月29日 | 対人緊張症、神経症、うつ病を治す
認知の歪みとは何か?
(教科書、毎回持って来て下さい。)

2016年1月21日作成
ハッピーライフ、矢野裕洋

認知療法の原理

デビット・D・バーンズ博士の言葉

「あなたの感情はすべてあなたの「認知」(ものごとの受けとめ方)あるいは考えにより作られる。

途中略 

今この本を読んで、どのように感じていますか?

ひょっとして「認知療法なんてインチキくさい。自分に効くわけがない」と思っているかもしれませんね?

途中略 

逆にもし、「なかなかこの本は役にたちそうだぞ」と考えればあなたの気分は急に明るくなるかもしれません。

あなたの気分は今読んでいる文章それ自体で決まるのではなく、あなたがそれをどう考えるかによって決まるのです。」

デビット・D・バーンズ著 野村総一郎他5名訳 星和書店 いやな気分よ、さようなら より引用


★対人緊張症や神経症、うつ病、トラウマ、PTSD等の認知の歪みで苦しんでいる人たちは、

同じような状況になると同じような心地悪い感情や症状が出るから病気と思っている人たちが多いですが、
新入社員のA君B君の話のように、一緒に同じ大学を卒業して、一緒に同じ会社に入って、一緒に同じ部署に配属されて、一緒に仕事をして、一緒に失敗をして、一緒に部長に怒られているのに、

A君B君の認知(考え方や価値観など)が違いますから

人生勉強不足で強い認知の歪みのあるA君は部長に怒られて怖いという感情やもう会社に行きたくないという鬱という感情が出るのに

B君は部長に怒られても、多方面からの客観的な情報を得る能力などが十分にありますからA君とは違い強い認知の歪みを持っていませんから、多くの人たちと同様に、部長に怒られたら嫌だという感情は出ますが、これも給料の一部というような認知(考え方や価値観など)をして、怖いという感情も鬱という感情も出ないで何事もなく会社に通い続けられる。

★認知は皆さん一緒ではないのです。

花を見て「奇麗だ」と思う人がほとんどでしょうが、中には「気持ち悪い」などと思う人もいます。

本や部長や花があなたの感情を作り出しているのではなく、あなたの認知(考え方や価値観など)が感情を作り出しているのです。

図にすると、

本(部長に怒られる、花) → 見る、聞く、臭い、触るなど、あなたの五感で感じる → あなたの認知(考え方や価値観など) → 感情(怖い、奇麗、鬱など)


★対人緊張症(社交不安障害、社会不安障害、対人恐怖症、SADとも言われています)や神経症(パニック障害、広場恐怖症、不安神経症、自立神経症、摂食障害など)、うつ病(脳梗塞や脳出血などの脳自体の病気でうつが出ている外因性うつ病は一応除く)は偏った独特の認知をしているのが原因です。

精神科や心療内科に行く必要のない多くの人たちと同じような認知になれば楽になれます。

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