社会不安障害(対人緊張症)のご家族の方へ 取り合えず一つだけ理解納得して欲しい事をお伝えします。
社会不安障害
(対人緊張症、社会不安障害、対人恐怖症、赤面症、吃音、緊張からの多汗症、緊張からの体の震え、緊張から頭が真っ白になる、緊張から人前で本を読めない、緊張から人前で話せない等の事です。)
また、社交不安障害(対人緊張症)の人は、人前で緊張した自分を見られる事をとても強く恐れますから、社交不安障害(対人緊張症)から派生して、不登校、引き籠り、家庭内暴力などを起こす人もいます。
特に社交不安障害の子供を、私のセラピールーム(心理療法ハッピーライフ)に連れて来られるご両親の多くは、心身ともに疲れている事が感じられます。
さて、本日の命題の、『社会不安障害(対人緊張症)のご家族の方へ 取り合えず一つだけ理解納得して欲しい事をお伝えします』の一つは、
社交不安障害(対人緊張症)は病気ではない
という事です。
心療内科や精神科の医師は社交不安障害(対人緊張症)を病気と言い、薬を出してくれます。
ですから、社交不安障害(対人緊張症)の本人もご家族も医師が出してくれた薬を飲んで社交不安障害(対人緊張症)が早く治る事を願っていますが、
とても残念な事ですが、医師の薬では社交不安障害(対人緊張症)は一生飲み続けても治りません。
何故ならば、医師の出している薬は症状を抑える為の対症療法の薬で、社交不安障害(対人緊張症)を治す為の治療薬ではないからです。
「そんな事はないだろう」
と思われていてる人もいるでしょう。
そういう人は薬を処方してくれている医師に直接、
「私の家族の社交不安障害(対人緊張症)は先生の薬を飲んでいる内に治るのですよね」
と聞いて下さい。
治ると言う医師はまず居ません。
誤魔化す医師がほとんどだと思います。
ちなみに、10年以上前ですが、或る医師の学会で手足を震わせながら吃音で発表をしている或る大学に属している若い医師を見た事があります。大学病院に勤務しているのに社交不安障害(対人緊張症)は治っていないようです。
ここからは、本日の命題から見たら余談になりますが、
では、社交不安障害(対人緊張症)は病気ではないのならば何なのかと言うと、
人生勉強不足が原因です。
具体的に、学校で本読みが緊張が原因で上手く読めない子で説明をすると、
他の子とは思考が違っていて、上手く教科書が読めなかったらとても怖いと思い込んでいるのです。
何故、教科書が上手く読めなかったら怖いのかという事など、ほとんどの子は考えません。
ですから、私が、教科書が上手く読めなかったら何が怖いの?
と質問をしても、たいていの子は、
「教科書が上手く読めなかったら怖いに決まっている」
とか
「怖い物は怖いの」
という感じの返事をします。
しかし、このような子に、
「相手の立場になって考えて見る」「第三者の目から見る」「妥当な未来予測」
の3つの客観視を教えると、
「私が教科書を上手く読めないのを聞いている人たちは、教科書を読むのが下手だとかは思うだろうが、私が思っているほど私の事を見ていないと客観的に思う」
「第三者の目から見たら、教科書を上手く読めなかったとしても大した事ではない、些細な事、どうでも良い事だと客観的に思う」
「教科書が上手く読めなかったらどんな未来が来るかと客観的に想像してみたら、私が勘違いをして登校拒否をする等をしなければ、恐ろしい未来は来ないと客観的に思う」
というようになり、安心しますから、教科書を読む時の過度な緊張がなくなり、他の子と同じように教科書が人前で普通に読めるようになります。
社交不安障害(対人緊張症)は薬では治りません。
必要な人生勉強不足が原因ですから、必要な人生勉強が人並みに出来るようになれば治ります。
大丈夫です。