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対人緊張症の全体像(2) 人間は頭が賢くなったからとても緊張する動物になった 

2009年08月12日 | 心理療法ハッピーライフ
対人緊張症の全体像(2) 人間は頭が賢くなったからとても緊張する動物になった 


2009年8月12日(水)
心理療法(認知行動療法)ハッピーライフ、矢野裕洋


対人緊張症の全体像、2回目です。


対人緊張症(対人恐怖症、社会不安障害とも言う)で困られている人や困られている家族の方へ
また、パニック障害、自律神経失調症、うつ病などと診断されている人の半数以上は対人の問題があります。
本日から数回に分けて、今まで知らなかった、対人緊張症の正体に付いて書いて行きます。
お役に立つと思いますので、熟読をして下さい。
最終的にどうなれば緊張症はなくなるという全体像を書いて行きます。


人間は頭が賢くなったからとても緊張する動物になった 


前回のお話で、緊張は人間だけではなく犬や猫、鳥など高等な動物も緊張するように、対人緊張症の人だけの特別な状態ではない事を書きました。


今日からは人間に関してですが、
人間は頭が良くなり過ぎてとても緊張をしやすい動物になってしまいました。
理由は未来の事を考えるようになったからです。
動物は若しかしたら例外があるのかも知れませんが、専門家の言うには現在の事だけで未来の事は考えていないそうです。
しかし、人間は知らず知らずに未来の事を考えています。

対人緊張症の人の中には、
「あなたは怖いから緊張しているのです」
と私が言っても、怖いとは感じていないと言う人たちがいます。
それは、未来の事を習慣のように悪く予測して恐怖を感じて緊張をしているのですが、今、現在は恐怖を感じる事柄は存在していないから、
「あなたは怖いから緊張しているのです」
と私が言っても
「私は全く怖いと感じていないのに緊張をしている」
と言うのです。


本日の結論です。

人間は頭が良くなり過ぎたために今だけではなく未来の事を知らず知らずに考えるようになった為に、悪い未来予測をして、恐怖を感じて、緊張するという、とても緊張したがる動物になっています。


次回は、人間の緊張には2種類ある、というお話です。
一つは麻生総理大臣でも天皇陛下でも大企業の社長でも全ての人が緊張する緊張の原因。
もう一つが、精神科や心療内科や心理療法ハッピーライフに治しに来られる緊張の原因です。

お楽しみに(笑)。




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