Baradomo日誌

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朗読と即興

2013-10-07 | 今日の「この音」

柏のNardisで偶数月の第一日曜に行われている「朗読セッション」。
短篇描き下ろしの朗読に即興演奏が絡むこの企画は、昨夜で16回目を数えたそうな。

昨夜の演奏終了後、「演奏中、まったく何も考えてなかった」と発言してしまったのだけれど、実はこれは少々誇張されていて、自分が参加するようになって10回目にして過去最高に脳みそフル稼働した演奏だったように思う(おかげでまだぼ~っとしている)。

昨夜は、何も決めずに「ふわっと」演奏を始めたところ、次第に断片的なイメージが浮かんでは消え、浮かんでは消え、その音を探していたらフレーズになっていた感じ。
フルートとクラリネットが共演だったのに、自分だけ気ままに流れる川みたいな存在になっていたならもくろみ通りなんだけど。

既存の楽曲を演奏するライブとは明らかに違う、内面で起こるこの対話のようなもの。
これがとてつもなく感覚的なくせに、やたらと論理的思考を強いるもんだから、脳がパンパンになり、時間や温度や湿度や人の目やら、何もかも忘れてしまっていた。
こういう自分との対話みたいな感情の起伏が面白くなっちゃって、昨夜は自分一人、勝手に新章へと突入しちゃった感覚が残った。と言っても、あくまで内面の話だし、どれくらい音に現れていたのかわからんし、それもこれも、言葉があり、共演者がいたからできたことだし。
常時この状態になれたら大したもんなんだけどなぁ。



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