Baradomo日誌

ジェンベの話、コラの話、サッカーの話やらよしなしごとを。

年の瀬

2011-12-31 | 今日の「この音」


私の実家は鬼怒川のすぐそばにあります。古い地名では瀬戸川と呼ばれていたそうな。

I was born by the river.

誰じゃ、「瀬戸際」って言ったのは?

閑話休題。

今年は震災の影響でいろんなことがありました。
私の家や家族は、被災地の方々には比べものにならんほど軽微な被害で済んでいますが、それでも生活の根幹を改めざるを得ない出来事でありました。

一方、音楽活動は妙に充実&発展。ソロ含めて月平均2.5回のライブ活動。ちょっとやりすぎ。
反面、友人のライブを見に行ってないなあ。

ちょっと充電したくもあります。

などと、とりとめのないことを考えていたら、もう夕方です。

毎年恒例、煮物と天麩羅の仕込みをせねば。

さて、明日は元旦。
皆様、よいお年を。

Don’t think, Feel.

2011-12-28 | 今日の「この音」
昨夜はDjeli Ya Kanの今年最後のライブでした。
場所はCay青山。とんでもなくおっしゃれ~!なお店で、エピゾ・バングーラ・ラストツアー。前座としてDjeli Ya Kan、Zungooca。
ご来場いただいた皆様、エピゾはじめ関係者の皆様、そしてバンドメンバー、昨夜あの場所にいたすべて皆様に感謝いたします。

今回のDjeli Ya Kanはめずらしく数回のリハを重ねてこのライブに備えましたが、昨日の午後に行った最終リハでダラマン・ジャバテ大先生が「この曲はこうしよう、こっちの曲はこうしよう、できるよ、それがいいよ」と豪快なキメのアレンジを施してくれたので、特にバニレで緊張感がよみがえりました。ありがとうダラマン。
ただ、なんかやたらと私が目立つ場面が多くなっていたような気が・・・まあいいか。

うちの次はZungooca。サラヴァ東京でご一緒して以来。
やっぱ、三者三様のキャラがたっていて、いいですねぇ。
中でも「星めぐりの歌」のカバーは直球ど真ん中。
以前、トンデライ・ティリコティさんのムビラを目の前で聴いたとき、星が零れ落ちてきそうなほどの満天の星空がいきなり頭上に出現したようなイメージが浮かんだことを思い出しました。

メインアクトのエピゾ・バンドは、Mauの永田さん(B)&早坂さん(Sax)、毎度おなじみの安田さん(Sax)、もうひとりベースでレイさん(だいぶ前に01Showとかやってた人だった)、パーカスにラウラウと駒沢レオさん、っていう超豪華キャスト。曲も思い切りアレンジされたトラッド曲のほかTake5とかやっちゃうし、てんこ盛りでしたね。むしろこういう音でCDとか作ればいいのになぁ。
アフリカンだからって構える必要はないんですねぇ、やはり。アイデアはなんでもありだわな。

実はうちの出番の後で、しばしエピゾと話し込みました。
日本語とフランス語と英語がちゃんぽんになった会話をしていたので、互いに100%理解できたのかどうか怪しいんですが、かなり面白かった。
「アフリカ音楽やるならアフリカ人の先生に習え、そして先生と一緒に演奏しろ。そうすればもっともっとやれるようになる」ってのは決まり文句かな。
ただ、それに加えてこんなことを言ってましたね。
「アフリカ音楽はエモーショナルなもので、フィーリングが大切。日本人は弾き方がどうだとか細かいことを気にしすぎ。頭で考えるからいけない。日本人だけでやっていると先生に習ったことしかやらなくなって、他のグループの人たちとアンサンブルできない。音楽は感じあうもの、感じあってアンサンブルするから新しいものが生まれる。だから・・・」
で、さっきの話に行くわけです。

Don’t think, Feel.

李小龍か!

ダラマンの話も面白かった。
「トラッド、トラッドって言うけれど、それは練習して練習して、どんどんモデルチェンジしていくもの。トラッドはどんどん変わっていくから、すぐに置いていかれる。自分で練習しない人は先生じゃない。でも、いい先生に習っただけじゃだめ。練習しなきゃだめ。練習してない人とはバンドできないよ。」

あちらの方々でもそうなんですよね。トゥマニもバラケも、み~んな小さい頃からひたすら練習練習。恐ろしいほどの時間を練習に費やしてきたからこその技術。そういう人たちが今なお練習を重ねてるんですから追いつけるはずがない。
でも練習&研究、探求は大切なのよ。

んなわけで、師走に姿勢を正す、いい言葉をたくさんもらえた幸せな夜でした。

【告知】 今後の予定

2011-12-21 | 今日の「この音」
今後の予定であります。
相変わらずコラ度高し。

2011.12.27
Djeli Ya Kan
at CAY青山(spiral青山の地下)
やばいっ!もう来週だ~!
19:30start 予約 3500円 当日 4000円
出演Epizo Bangoura(kora. balafon) 、Zungooca(Space Mbira Funk) 、Dramane Diabate+Djeliya kan
http://www.spiral.co.jp/e_schedule/2011/12/liveroots-music-in-modern-time.html

2012.01.13
kora Band 63
at日本福音ルーテル東京教会(新大久保)
ジェリヤカンのコラ弾き男衆3人で日本舞踏公演「竹取物語」の前座を務めます。
ご招待券絶賛配布中~!
18:30start 前売り/ 3,000円 当日/3,500円
http://www.geocities.jp/shibatajune/kaibutohgeki.html

2012.02.18
小島セナ
at Corcovardo(松戸)
 ジャズ系ヴォーカリスト小島セナのバックでドラム叩きます。
 夜8時くらいからまったりと。
http://www7b.biglobe.ne.jp/jazz-bossa-corcovado/

2012.02.23
さかいり単独興行(with タクミ)
at JAVIN(柏)
 前回もやらせてもらった柏のワインバーJAVINにて二度目のワンマン?であります。
 今回はどうなることやら。
 http://bflat-ltd.com/javin/access.html

皆様、どこかでお会いしましょう。

童貞の自己満足、ではなく、自己満足の道程

2011-12-03 | 今日の「この音」
昨夜、日本在住のコラ弾きとして名高いママドゥ・ドゥンビアさんのライブに、ちょっとだけ参加してきました。

ママドゥとママドゥのお弟子さん二人、鍵盤、サックスという組み合わせに私がまじって、都合コラ四本。
バニレという曲のリフを素材にママドゥがソロをとりながら仕切っていくジャム・セッション。
後半、ママドゥがマイクを持ち、歌いはじめるとソロで絡むよう要求があり、かなりがっつり弾きましたけど、苦にならないどころか、弾いたことのないフレーズが沸いて来て楽しい楽しい。

いや、あれはママドゥに引き出されたんですね。

以前、TUBA奏者の高岡氏と偶然デュオした時も似たような心理状態になったけど、あの時より余裕があったかな。
あるいは、今はなき某馬金の深夜?でも、あの頃の自分は打楽器オンリー。
いろいろフレーズが生まれるけど、終わるとほとんど覚えていないのも一緒。
コラのようなメロディー楽器でも似た感覚を味わえるようになったのは成長のあかしとも言えるかな?

そもそもママドゥ自身グリオではなく、それほどトラッドなスタイルにこだわるでもなく、フリーなスタンスでトラッド曲をやる人だから、私にはとても馴染みやすい空間でした。

ママドゥさん、ありがとう。
しかし、ママドゥは楽しめたのかな?私の一人よがりでなければいいんですが。
きっと、昨夜は私にとって演奏しやすい環境、アドリブが生まれやすい条件がある程度揃っていたんですね。
しかし、今後は人に頼ることなく、そういう環境を自分で作り出さるようにならねば、先に進めないなあ、なんてことを思いながら帰宅しました。