Baradomo日誌

ジェンベの話、コラの話、サッカーの話やらよしなしごとを。

新旧モデル比較

2013-05-20 | 鳴り物貯蔵庫

左が新しいコラ。
カラバスの直径は約48センチ、皮はヤギ、弦数32本。
実は、以前からコラ・ジャズ・トリオのジェリ・ムサ・ジャワラのプレイが気になっていたのだが、彼が32弦をつかってるので、いずれは作りたいと思っていた。
無論、彼がどんなチューニングをしてるのか、全く知らないので、この新作コラでいろいろ実験しながら彼のプレイを解析していこうと思う。

右はこれまでライブで使いまくってきたコラ。
カラバスの直径は約45センチ、皮はヒツジ、弦数21本。
トラッド曲を演奏するなら、やはりこちらの方がいいだろう。なので、これはこれで今後もサブ的に使って行く。

いずれも、他では見たことがない形状のネック。
これだから自作はやめられない、のだが、しばらく作ることはあるまい。
あるとすれば、ヒツジ皮が破けた場合かな。
もっとも、その場合は、パーツは極力流用して組み直しだろうな。

それにしても、様々な点で全く個性の違う楽器になったな。
今後数年はこの二本を使い回すことになるだろうな。

弦張った

2010-04-26 | 鳴り物貯蔵庫
弦を張ってみたが、どうも鳴らない。
高音の伸びがなく、いきなりミュートされて音が途切れるような感じで消えやすい。

なんで?

どこでどう響いているのか、いじりまくった結果、どうやらコマ(ブリッジ)の下に置いた板の材質に問題がある模様。
写真の板はサクラ材。

この後、パドックの板に替えてみた。

当初は厚さ1㌢のサクラ材で、4㎝×6㎝(24㎤)が28gあった。
ってことは、1㎤あたり1.166666667g。
これに対してほぼ同サイズのパドックは36g、1㎤あたり1.5g。
ちなみに黒檀のコマは厚さ0.5×6×10で30㎤、48g。
1㎤あたり1.6g。

やはり、重い部材は、それだけ振動の伝達もよいみたい。

ネックつけた

2010-04-26 | 鳴り物貯蔵庫
黒いコラってあまり見たことがない。
フランスの方のサイトで写真を見たことがある程度。

宗教上の理由でもあるのか?と思っていたけれど、多分、理由はもっと現実的なんじゃないだろうか。

白っぽい皮って、そういう種類の牛を使う、ってことかもしれないが、実際には若い牛、子牛を使うべき、ってことなんじゃないだろうか?と思う。

確証はないけれど。


平成22年度・春の新作KORA ちょっと皮が足りない?

2010-04-05 | 鳴り物貯蔵庫
http://blog.goo.ne.jp/yassakajp/e/4ba3d546d64a53a4bcbb074b8a1f8701
の続き。

牛皮は厚いので、もしかすると、生乾きのうちに鋲を打って皮を止めてしまったほうが良いのかも。
ついでに、毛を完全には剃りきっていないし、加えて表面をちょっと削ると多少白くなりそうだから、完全に乾いたらサンダーでもかけてみようかと。

ついでに、大分前に破けて放置してある黒い牛皮があるから、裏面のスペースを埋めるべく、張っちゃおうかな。

平成22年度・春の新作KORA もはや後戻りは・・・

2010-04-05 | 鳴り物貯蔵庫
http://blog.goo.ne.jp/yassakajp/e/2fcce5f1d369c62c3b8cf67593efc120
の続き

縦に2本差し込まれた取っ手。
こいつが入らないんだわ、とにかく。

実は今回のカラバシは、前回のそれよりは深さがあるんだけれど、共鳴器内部の容積を増やそうとかんがえたため、実は横棒がかなり太い(直径3センチくらい)。
そいつを突っ込むのにも難儀したけれど、その時点で牛皮にはかなりのテンションがかかってる。
そしてさらにカラバシ内部で牛皮と横棒との間に取っ手となる棒を2本ねじ込んだまではよかったんだが・・・。

この先がそりゃもう大仕事。
取っ手の先端をカラバシの反対側まで貫通させ、皮を切ってアタマを出すんだが、ヤギ皮使ったときは、このテンションに耐え切れず皮が裂けそうになった。
しかし、さすがは牛皮。水分をたんまり吸い込んで2ミリくらいに膨張してるから裂けるそぶりすらない。
それでも負けないサクラ材はしなりもせず、ぐりぐりやってもはいらないからゴム槌でぶったたいて無事に貫通。


http://blog.goo.ne.jp/yassakajp/e/4ba3d546d64a53a4bcbb074b8a1f8701
に続く。



平成22年度・春の新作KORA  牛との格闘

2010-04-05 | 鳴り物貯蔵庫
http://blog.goo.ne.jp/yassakajp/e/4f024f2cece903d1e3a9cee21a1082d3
の続き


昨年のコラはヤギ皮を使ったんだが、今回は牛にチャレンジ。
白い皮がいいんすけど~と発注したら黒い皮が届いた。
黒いコラって見たことないんだけど、まあいいか。

しかし、若干小さめ(直径65センチ)だったこともあり、張り込みにはえらい苦労した。
硬いし。
伸びないし。
棒を突っ込んだところでちょっとずれたことに気付いたが・・・もう遅いもんね~。
このまま突き進むしかない。


http://blog.goo.ne.jp/yassakajp/e/ab590611eccb03c85de645d2c5eb0f31に続く。

2008年に製作した楽器~3.コラ

2009-02-02 | 鳴り物貯蔵庫

西アフリカのマンデ系諸部族のグリオ(ジャリ)が使用するハープのような楽器。
基本的には21弦だが、多いものでは32弦というバケモノのようなものもあるらしい。
本来はカラバシという巨大なひょうたん(直径50センチ前後の球形)を半分に切ったものにウシ・ヤギもしくはレイヨウの皮を張り、丸太を突き刺し、やはり皮製のリングを丸太にはめ、弦を結びつけるものだが、リングの作り方がわからなかったのでペグ式で製作。