毎朝、地下鉄に揺られて出勤する私。
某駅の改札を出れば、そこはすでに職場のようなもの(鉄道職員ではないです。念のため)。
街中を歩くにも組織の看板を懐に隠しているような気分があきらかにストレス。
同じ組織の人間のみならず、その街の住人に「見られている」感覚。それは年々強まっている。
だから、「某駅の改札」は、職業人たる別人格にスイッチを入れる場所なのだ。
さて。
ちょうど4月頃から、ほぼ毎朝、改札を通過するときに、私の背後で空気が揺れる。
「何かをしている」人がいるみたい。
先月からは声も聞こえ始めた。
「・・・へんっしん!」
子ども?
それにしては古風な。
ある朝、声とともに手刀が降ってきた。
「・・・へんっしん!」
ごちっ!
「いってぇ!」
「あ、すいません!」
見れば、私のすぐ後に改札を出ようとする男がいる。
スーツ姿ではないが特段おしゃれでもない。おそらく20代。
なんじゃこいつ?どっかで見たことが・・・。
翌朝、改札前で立ち止まると、またもやそいつがやってきた。
仮面ライダー的な振り付けとともに、
「へんっしん!」
そして今朝も「へんっしん!」。
で、目の前の女性の頭をごちん!
「きゃっ!」
「あ、すいません!」
で、先ほど。
職場の下のフロアでその男を見かけた。
・・・をい!
何故私と同じデザインの名札している?
そうか、君もあの改札でスイッチを・・・・気持ちはわかるが・・・・何に変身してるんだ?
うちの組織の未来はばら色だね。
某駅の改札を出れば、そこはすでに職場のようなもの(鉄道職員ではないです。念のため)。
街中を歩くにも組織の看板を懐に隠しているような気分があきらかにストレス。
同じ組織の人間のみならず、その街の住人に「見られている」感覚。それは年々強まっている。
だから、「某駅の改札」は、職業人たる別人格にスイッチを入れる場所なのだ。
さて。
ちょうど4月頃から、ほぼ毎朝、改札を通過するときに、私の背後で空気が揺れる。
「何かをしている」人がいるみたい。
先月からは声も聞こえ始めた。
「・・・へんっしん!」
子ども?
それにしては古風な。
ある朝、声とともに手刀が降ってきた。
「・・・へんっしん!」
ごちっ!
「いってぇ!」
「あ、すいません!」
見れば、私のすぐ後に改札を出ようとする男がいる。
スーツ姿ではないが特段おしゃれでもない。おそらく20代。
なんじゃこいつ?どっかで見たことが・・・。
翌朝、改札前で立ち止まると、またもやそいつがやってきた。
仮面ライダー的な振り付けとともに、
「へんっしん!」
そして今朝も「へんっしん!」。
で、目の前の女性の頭をごちん!
「きゃっ!」
「あ、すいません!」
で、先ほど。
職場の下のフロアでその男を見かけた。
・・・をい!
何故私と同じデザインの名札している?
そうか、君もあの改札でスイッチを・・・・気持ちはわかるが・・・・何に変身してるんだ?
うちの組織の未来はばら色だね。