Baradomo日誌

ジェンベの話、コラの話、サッカーの話やらよしなしごとを。

年の瀬

2005-12-29 | よしなしごと
ここのところ、とてつもなく忙しく、ブログをまったく更新してなかった。
やっと昨日仕事納め。
1月3日まで、たった6日間の休息&家族サービスだ。
明日からは独居老人と化している親父のもとへ帰省するため、これが今年最後のカキコとなる。

本ブログ開設以来、これまでここを訪れてくれたすべての皆様に感謝。
来年が皆様にとって、よりよき一年とならんことを祈っています。


Shake your head !!

2005-12-17 | よしなしごと
        ↑さて、何処に何が写っているでしょうか…?


昨夜、例によって9時頃帰宅した私。
玄関で迎えてくれた娘たちがこう叫ぶ。

「ねーねー、イクラにしらすが乗ってるみたいだよ!」

おー、そうか!

今年も小学校から我が家に派遣されてきた「しゃけの卵」たち。

約2週間が過ぎ、早くも1匹めが孵りましたとさ。

でも、肉眼で探しても、水槽の中の砂利の中に溶け込んで、ほとんど保護色。
どこにいるのかしゃけちゃんよ~い、と、娘二人ともども水槽に顔をくっつけると、ガラスが曇って真っ白け。写真に撮ったらぼっけぼけ。
これも大自然を生き抜く知恵なのか?

大丈夫だよ~、まだ食べないから。
安心して大きくなりなさいな。

STOP!

2005-12-15 | 今日の「この音」
やはり疲れてるんだろうか、俺は。
なにか闇雲なパワーが欲しい。

そんなときにはこれだ。

Jane's Adiction!!

初めてStop!のPV見たときはたまげましたね。
公園の一角?で、まるでホコ天のバンドみたいな状況の中、およそ同じ人類とは思えないほど端正な顔立ちの男(Perry Farrell)が、上半身裸で、足を若干開いて左手を腰に当て、右手はなぜか空を指差して、口元にアルカイックスマイルを浮かべつつ空を見上げてひざで少しリズムを取りつつ…

Here we go!

っといきなりの大暴れ。

はっきり言って意味不明。
リミッター無視の、ただただ闇雲なパワー。
呆けて笑うしかないくらいのカッコよさに魂奪われた。

今夜は彼らの音に、少しパワーを分けてもらおう。

そう言えば、同じ大学の軽音部に、Perry Farrellそっくりの男(純粋な日本人)がいたのにもたまげたなぁ。
そう言えば彼のバンド、Hot Toastersはまだやってるんだろうか。

Caravan

2005-12-14 | 今日の「この音」
"Kenny Drew Trio"と銘打たれたこのアルバムの冒頭を飾る"Caravan"。

…タカタッドコドッタカタッドコドッ…というドラムによるイントロだけで鳥肌が立った。
ごくごく簡単なフレーズなんだけれど、一音一音がスウィングしている&フレーズが歌っている。
LPをすり減らし、CDで再購入してもなお、ついついこの曲ばかり聴いてしまう。


「Jazzのドラムって、テクばっかで、なんか高学歴臭さが鼻につくなぁ…」な~んて小生意気なことを思っていたあの頃、コルトレーンを擁するマイルス・クィンテットの"Cookin'"を聴いた時、突如として「Jazz系のドラマーって、”不良”?」という、意味不明な問いかけが脳裏に浮かんだ。

実はエラク攻撃的なんじゃないか?

そんな印象を確かめるべく、いわゆるマラソンセッションを一通り聴いてみた。
そのうち、それだけでは飽き足らなくなり、フィリー・ジョー・ジョーンズとポール・チェンバースが参加したアルバムなら「ハズレ」はなかろうと、レコード店でこの二人の名前があればノータイムで購入しているうちに出会ったのがこのアルバム。
ピアノトリオのカッコよさに気付かされたアルバムでもある。

正直言うと、ケニー・ドリューの音って、妙に甘ったるく感じることが多く、あまり好きではなかったりする。
しかし、このアルバムでのケニーは、「同名の別人?」と思ったくらい音が尖っている印象を受ける。
そう言えば、このリズム隊がアート・ペッパーと競演した"Art Pepper meets Rythm Sections"なんていうまんまなタイトルのアルバムもあり、ともすればメロウ一辺倒で「なんか気弱~」な印象を受けるアート・ペッパーが、このアルバムではいつになくしっかりと「吹ききって」いたりする。
いや、むしろ「吹ききらせている」と言うべきか。
リズム隊によってフロントがいかようにも変わる好例だろう。

それにしても、奔放かつ洒脱なドラミング。
宵越しの金はもたねぇよってなくらいの「粋」を感じる。
フィリー・ジョーって人は、良くも悪くも「シティ・ボーイ」だったんだろうな。

Johnの声

2005-12-12 | 今日の「この音」
「12月 町はクリスマス気分 どこからか思い出したように ジョンの声」

と歌ったのはシオンだが、今年は思い出すまでもなく、そこら中でジョンの声がこだましている。
言うまでもなくジョン・レノン没後25周年である。
ラジオでもテレビでも、頻繁にこの名前が飛び交う。
J-Wave効果をもろに受ける我が家では未就学児までが「ジョン・レノンって、だぁれ?」と質問する始末だ。

でも待てよ、俺はジョン・レノンのアルバムって聴いてきたんだろうか?
と、思い返してみたら、ベスト盤くらいしか聴いてないんだな。
Shaved FishとJohn Lennon Collectionと言ったか、ベスト盤の類と、Double Fantasyくらいなもんだ。
それでも「ジョンのファンですか?」と問われれば、「…多分」と消極的ながらも答えてしまうだろう。
その理由は、彼の声だ。
正直、うまいヴォーカリストだとは思えない部分もあるが、確実に何かを伝えてしまう力が、あの声にはある。
何か、信じてもいいかな?という気にさせられるのだ。

でも、今年はボブ・マーリーの生誕60周年にもあたってたような…比べるものではないけれど、個人的にはこちらのほうが思い入れが強い。
そう言えば、来年5月はボブ・マーリー没後25周年にあたるんじゃなかったかなぁ…。




ブラシでロール

2005-12-12 | 今日の「この音」
昨日、娘が通うダンス教室の発表会があった。
実はこのスクールの発表会では、毎度プロのミュージシャンの客演があり、これまでもサックスの田辺信男さんはじめ、そうそうたるメンバーが出演している。
というのも、このスクールに所属する、ある先生のお父さんが後藤おさむさんというプロのジャズドラマーで、その関係筋からいろいろ人を集めていたらしい。

というわけで、昨日の発表会では、その父ドラマー氏が客演し、娘さん先生がダンスのみならずホルンなど吹いて、親子デュオを披露。

父ドラマー氏はハットとスネアのみのセットなのだが、いやまぁ、そのブラシのうまいことうまいこと。ロールもバシッと決まって、いやもう、それだけで私一人盛り上がってしまった。
ステージ終了後、ホール出口付近のベンチに佇む父ドラマー氏を発見。
意を決して質問してみた。

「ブラシでダブルストロークする場合の、左手のフィンガリングとかって、なにかコツがあるんですか?」

「あれはですねぇ…こうやってね、ブラシのしなりを利用してね、○△□というのがコツなんですよ。」

「…おぉ!コンガのオープンと同じ理屈ですか!」

「そうそう。それを指でやるってわけですよ。」

…気さくな人でよかった。
すいません、お金も払わずに教わってしまって。
つけといてくださいな。

すねあノオト

2005-12-01 | 今日の「この音」
我が家では、朝も夜もJ-WAVEがかかりっぱなし。
新鮮な音楽とニュース、そして含蓄のある?さまざまなトークは、耳から心に流れ込む、良質のビタミンだ。
ジョン・カビラ氏の”Good Morning,TOKYO!”の声を聞きながら朝食を食べ、ピストン西沢氏のミックス・マシーンは娘を保育園に迎えに行くときの日替わりテーマ・ソング。
とはいえ、9時からの”ジャム・ザ・ワールド”を聞き終える頃には娘たちを布団に追い込み、換気扇の下で「ほっ」と一息つく時間。
そこで流れる番組が、”Nissan MURANO Tokyo Laboratory”。
小山薫堂氏によるたった10分間の「大人の贅沢」。

って、別にその番組の中身が書きたいわけではなくて、この”Nissan MURANO Tokyo Laboratory”のエンディング・テーマの曲なんである。
つまり、書きたいことは。

誰の、なんという曲か、全く知らない。
ゆったりとした、浮遊感のある、夕日とかに似合っちまいそうな、一歩間違えばベタなメロが多分ギターによって奏でられ、それにペットだろうか、管の音がからみついていく。
それを淡々と追いかける、シンプルなドラム。
ゆるい16ビートで、ちょっとそっけないくらいぶつ切りに、刻みすぎない抜きぬきのクローズド・ハイハットと、極限までシンプルにしたかのようなベードラが、非常に抑えた、ちょっともたり気味?のゆる~いノリを醸し出す。
もう夜だし、のんびりしようよ、と語りかけるかのごときグルーヴがこの時間帯の気分にシンクロする。

そして!

スナッピーの良く効いた、多分ノンミュートのコーテッド・ヘッドを非常に抑制の効いたスティッキングで叩いているのであろうスネア音。
4/4拍目裏からちょっと抜いて、次の小節頭から16分のシングルロールで埋め尽くすフィルは非常に抑制が効いたクレッシェンドで盛り上がり、14拍目にオープンリムショット。
15、16拍は微妙なタップでつなぎ、小節頭に、多分足だけで行うハットのオープンショットによるくすんだ摩擦音を8分音符一つ分入れて若干落としたトーンの展開につなげていく、っていう感じのフレージング。

多分、ラジオで流れているのはほんの何十秒か。
しかし、壁掛けラジオの小さな小さなスピーカーから流れ出る、たったこれだけのドラムの音が、毎晩疲れきって帰宅した私の鼓膜を癒し、かつ、震えるほど嫉妬させてくれるのだ。

なんという曲なんだろう?
誰が叩いているんだろう?