Baradomo日誌

ジェンベの話、コラの話、サッカーの話やらよしなしごとを。

松井が代表復帰

2007-08-31 | サッカーよろずごと
これを待ってたんだよ!
オシムが(というより日本サッカー協会が)ル・マン松井を召集した。
オシムは、やっと本腰入れて勝つためのチームを作り始めるんじゃないのかな。
彼は全盛期の中田英以降、日本代表に消えて久しいドリブラー・アタッカー・フィニッシャーであり、なにより魔法使い。一種の異能の人だ。
こういう選手をうまくはめ込めてこそチームは機能するってもんだ。
やっと飛び道具を入れるだけの土壌が整った、ということか?
すると、今回は3トップを試していくのかな?

GK
川口能活(磐田)
楢崎正剛(名古屋)
川島永嗣(川崎)

DF
中澤佑二(横浜FM)
坪井慶介(浦和)
加地亮(G大阪)
田中マルクス闘莉王(浦和)
駒野友一(広島)

MF
中村俊輔(セルティック/スコットランド)
松井大輔(ルマン/フランス)
稲本潤一(フランクフルト/ドイツ)
遠藤保仁(G大阪)
橋本英郎(G大阪)
中村憲剛(川崎)
鈴木啓太(浦和)
阿部勇樹(浦和)
今野泰幸(FC東京)
山岸智(千葉)
羽生直剛(千葉)

例によってFwは後ほど、だそうな。
大久保呼んでくれよ~!!
そこで勝手にスタメン予想。
前から、

松井・○○・大久保
遠藤・稲本・中村俊輔
駒野・中澤・闘莉王・加治

なんてのはどうだ?
お願いだから大久保呼んでくれよ~!!!
この構成の場合、俊輔が中に入って遠藤・稲本のドイスボランチなのか、それも縦なのか横なのか、また、稲本が下がって1ボランチで、遠藤・俊輔とコンパクトなトライアングルを作って前線を押し上げるのか、そういったいくつかのオプションがあるだろう。
中盤をコンパクトに保てれば、とりあえず前の両サイドは走り屋だし、ダイナミックな展開が望める。松井をトップ下にして、俊輔と並べるのもアリかな。
また、U20から安田を大抜擢してほしい!そこにひさしぶりの市川を加えた両翼が見たい。
フロンターレの森っていう線もありかな?
駒野&加治の尻に火をつけてあげないと。
サイドバックの発掘は急務だと思うんだが。

さて。
真ん中の○○は誰がいい?
ところで、トップで身体張れるFwって、日本にいるのか?
高原の怪我もあるから、巻?
いい線いってると思うが、国際舞台ではどうか?
矢野はまだまだ、平山はやっと得点したけれど修行が足りないなぁ。

すると、やはり気になるのはラス・パルマスに移籍した福田だ。
トゥルシエの時に呼ばれて以来召集歴はないが、リーグレベルとしてはスコットランド一部以上と評価されるスペイン二部で10得点は伊達じゃないと思うんだけど。
先日出たばかりのNumber誌最新号にも出ていたが、昨年所属していたヌマンシアでは、韓国のイ・チョンスがチームになじめず、不発だったこともあり、シーズン当初はとんでもないアジア人差別にあっていたらしい。その状況を自ら打開し、終盤ではチームの主役となり、最終節では足の剥離骨折をおして痛み止めを打っての出場。今季は一部昇格の切り札として請われての移籍。
凄い男だ。廣山らが語った彼の生い立ちの話なんて、涙なしには読めなかったもんな(2年位前のNumberに載ってた)。
今回は松井・福田・大久保の3トップでどうだろう?オシムさん??
ガチンコ勝負向きだと思うんだよね。
まさか、一部の選手じゃないと使わないのか?
あるいは若い選手じゃないと使わないのか?
やっぱ、Fwは身体張れてなんぼでしょ?
絶対闘う男なんだから!

もっとも、この3トップで戦った場合、両チームとも、あっという間にカードの山が出来るかもしれないけれど、それはそれで世界を驚かせる日本代表が作れそうだ。
少なくともアジアでは驚かれるぞ!

あれ?そう言えば、中田浩二は呼んでおかなくていいのか?
アジアカップからカメルーン戦の流れを見ると、ある程度ディフェンスにめどがついたような感じもするが、闘莉王と中澤のいずれかが欠ければ、精神的に一気に弱体化する。
これまで、坪井や阿部が彼ら二人を凌駕するほどのリーダーシップを発揮したことはなく、失礼ながら、今後よほど劇的な国際大会でも経験しない限り、そうなるとも思えない。
だからこそ、必要な選手だと思うんだが。
笑いがとれてディフェンスも出来る、貴重な人材なんだけどねぇ。

なんにしても、松井が日の丸つけてドリブルする姿を久しぶりに見れるのだ。
こんなにうれしいことはないよ。

YIPS目前!

2007-08-30 | ダトトパ教本(ネット版)
先日見た夢。

小ぢんまりした部屋に、ジェンベ叩きたちが集まっている。
中にはまだお会いしたことのない、高名な叩き手の方々もちらほら。皆さん、炯炯とした眼をして、小声で何事か話しておられる。
正直、顔見知りは皆無。
そこにゆるーい笑みを浮かべてIさんが登場。
やっと知り合いがいた!と、「なんかすごそうですねぇ」と声をかけると、「まぁ、こんなもんでしょ~」みたいなご回答。こんなもんて、どんなもんよ?
妙に重い空気が流れた後、ママディ・ケイタ師が登場。
「******!」
え?なに?
「******!」
フランス語でっか?さっぱりわからん。
で、師がおもむろにコールを打ったとたん、私以外の皆さんがいっせいにアコンパを叩き始める。
思いっきり乗り遅れちゃったい!
恐る恐る見よう見まねで叩き始めるが、なんかしっくりこない。
そんな私にお構いなく、コールが出て、一旦終了。
「****!」
ぱかぱかぱか。
「****!」
ぱこどどぱか。
「****!」
ぱからっぱからっ!
「***!!」
どぱぱぱぱぱぱぱ~!

・・・なんなんだ一体?さっぱりわかんねぇ。


と、いうところで目が覚めた。
寝汗じっとり。
両手とも親指をピンと伸ばし、その他の指が全て第二間接のところで曲がったまま固まっている。
二番続けて同じ夢を見ちまった。
問題のママディ・ワークは土曜日。
単なるワークショップなのに、こんなに緊張していていいのか?
俺みたいな駆け出しの太鼓叩きが緊張のあまりもっと下手になったら、ワークに行く意味すらなくなるよ。

と、昼過ぎにコマキ楽器より確認の電話が来た。
「土曜日なんですが、大丈夫ですか?」
「あ、今のところは。凄い上級向けなんですよね?」
「えぇ、今回はすごいです!」
「大丈夫かなぁ、俺なんぞ行っても。」
「そんなことおっしゃらずに。大丈夫ですよ。」
「凄い人がずいぶん参加するって聞いたんですが?聞けば誰でも知ってるような叩き手の方もこられるんですかねぇ?」
「と、言いますと?」
「いや、例えばIさんやらTさんやら、プロの方もいらっしゃるのかなぁ~と。」
「いえ、プロの方はいないですね。半分くらいプロ、みたいな方はいらっしゃいますが。」
「あ、そうですか。ま、俺が一番下手っぴいだな、きっと。」
「いやいやそんなことおっしゃらずに。中身は高度だと聞いてますが、大丈夫ですよ。お待ちしておりますので。」
・・・ちょっと安心したかも。

水元そよかぜ園で「ガムQ]を見た。

2007-08-27 | LIVE情報
土曜日のこと。
葛飾区にある、水元そよかぜ園という施設の夏祭に出演した。
たまたまそこの職員にジェンベ友達がいて、彼がジェンベを叩いていることを聞きつけた施設長が「ステージで叩きなよ!」と厳命?したことから、ジェンベつながりの友人たちが集められ、今回の参戦へとつながったもの。
急遽欠席となったメンバーがあったり、かわりに急遽参加したメンバーがあったり、当日までどたばたしたものの、なんとかステージに立つことが出来た。
出来はともかく、楽しかったなぁ。
お客さんに感謝&メンバーに感謝!
お客さんの反応もよくて、ソロ回しの時に客席の中とか入っていったら子供達が寄ってきて、俺のジェンベ叩かせたりして。
ライブハウスでのライブとは違った、ゆる~い感じの反応が、たまらずいい。
こういう企画があれば、また参加したい。それと、次回は是非ダンサーを入れたいね。

ところで。
当日、何が驚いたって、そのお祭りの規模の大きさ!
施設のぐるり周囲を民家が取り囲んでいるにもかかわらず、こんな大音量出していいんかいな?といぶかしく思ったが、周囲の家を見ると、電気がついている家は皆無に近く、かつ、二階の窓は開けっ放しの家が多い。
おそらく、そこの地域の皆さんがこぞって参加しているのだろう。
よくよく見れば、ござ持ってきて車座になって飲んでいる集団もそこかしこにちらほらあったり、近所の子どもたちが集団でやってきていたり。
まさに地域密着型のお祭りなのだ。
また、ステージの演目も面白くて、我々(手賀沼ジェンベクラブ)のあとは、フラダンスチーム(柏のチームだそうだ。若い女性ばかりで驚いた)、エイサーのチーム(なぜかロックソーラン節もやってた)、島歌のユニット、そしてとりはゴリエのバックで有名なダンスチーム、ガムQ!
出演者は皆(我々も含めて)、観客も参加させるコーナーを設けて、一緒に歌ったり踊ったり、けっこう飽きさせない展開。
毎年このような内容でやっているとすれば、そりゃ集客も伸びるだろう。
とはいえ、ここまで盛り上げるまでには大変なご苦労があったと思う。
そよかぜ園の皆さん、お疲れ様でした!
機会があれば、またよろしくです!!

ところで、「ガムQ」というチームの子どもたち。
見事にしつけられた?芸能界ノリだったのには驚いた。
ちょうど、我々が施設の玄関先でタバコ吸っていた時、目の前に観光バスがどん!と停車。いかにも~な服装と「それ、ウィッグ?」と聞きたくなるような髪形の子どもたちがぞろぞろ降りてきて、めいめいの衣装が入っていると思しきカートを受け取り、施設に入ってくる。
とりあえず「こんちは~」と挨拶をしたら、全員から「おはようございます!」「こんにちは~」「こんばんは~」のいずれかが順番で返ってきて、期せずして挨拶の掛け合いが数分間続くことに!
連中はいいよな。こちらは全員でも5人だから。でもあちらは2,30人いたから、こっちはたまらない。結局全員に声を掛け終わったら、吸い始めたばかりのタバコが燃え落ちていた。
帰宅後、娘にその話をしたら、娘の学校でもあそこのオーディションを受けた子がいたらしいのだが、オーディション会場で、誰だかわからんおじさんに「おはよう!オーディションがんばってね!」と声をかけられたのだが、とっさに挨拶を返せず、結局それがもとで落選したのだとか。いくらダンスがうまくても、見ず知らずの人にでもきちんとにっこり挨拶できないと、オーディションで相手にもされないらしい。
プロ、というか、それが芸能だ、というか。
御見それしました。

9月~10月のライブ告知!

2007-08-24 | LIVE情報
9月と10月のライブ告知です。
全て中村翔(G,Vo)のサポートとして、ジェンベを叩きます。

9月5日(水)代官山・晴れたら空に豆まいて
http://www.mameromantic.com/
9月16日(日)柏・Fool Café
http://www.thefoolcafe.com/ジェンベ奏者岩原大輔氏のバンド・Murphyの前座で~す!
10月14日(日) 高田馬場・四谷天窓
http://www.otonami.com/tenmado/news/

皆様、よろしくご来場のほどを!

U22最終予選スタート

2007-08-23 | サッカーよろずごと
昨夜はA代表⇒U22⇒U17と、日本代表戦の中継を3連荘で見るつもりだったが・・・U22のベトナム戦終了後、「U17がナイジェリアに3対0で敗れました!」な~んて、間抜けな声で速報が入ってしまったため、一気に気が抜けてしまい、我々の寝室で寝ていた下の娘の様子を見に行ったら、そのまんま朝まで寝てしまった。
U17の選手たちには申し訳ないんだけど。

新聞報道やネットでの記事を見ると、完膚なきまでに叩きのめされちゃったみたいで、ここから開き直ってフランスと最低限引き分けるのは大変そうだなぁ。GKの彼なんて「もうナイジェリアなんて見たくもない」とか言ってたようだし。
なんか、気持ちはわかるな。
でも、この試合で、世界のトップレベルと自分たちとの距離感を測れたのかどうか?
90分やったんだから、なにか掴んだんだろう?
これはこの年代においては大きな財産だよな。

さてU22だ。
思うに、このチームには王様候補が2人いる。
それは本田圭佑と梶山だ。
2人ともスピードはないが懐の深いドリブルと破壊力のあるキックを持っている。
本田は少々プレイに波がある反面、負けん気の強いわがまま放題なプレイが魅力。
梶山は控えめだが安定した運動量と戦術眼を持つ。いわばリンクマンだ。
だから、梶山と本田が基点となり、家長・水野というドリブラーを絡めて攻撃を組み立てることができれば、それはこのチームのストロングポイントとなるだろうに、と、常々思っている。
俺が思うこのチームのスタメンは、こんな感じ。

1列目:平山
2列目:家長・本田(圭)・梶山・水野
3列目:本田(拓)
4列目:安田・青山・水本・細貝

若干守備に不安がある?
い~んです。攻撃は最大の防御。W本田と梶山が中盤で三角形の障壁となってくれれば4列目との連携により守備は崩れない。

さて。

スタメンに家長の名前がない。かわって柏木だ。
安田もいない。平山と李の2トップ。

平山がいつになくシュート打ちまくり、はずしまくり。姿勢は見せた。心意気やよし!でも、きれてないねぇ。次戦は試合前に頭を剃りあげてください。
多分、平山1トップに左に李・右に水野の3トップ布陣、という意図だったんだろうけれど、李が消えすぎ。あれじゃあ本田がかわいそうだ。本来は平山とコンビだろう?
本田は前半攻め急ぎ、後半家長が出てくるまで何していいのかわからず、みたいな状態。たまにボール持ってもフォローがないためか少しドリブルして後ろへ戻す動きばかり目に付いた。体調悪かったのかな?
とはいえ、俺的ベスト布陣との比較で言えば、彼は安田が担うべきサイドバックと司令塔的な役割を一身に負っていた。しかも、相棒となるべき李が消えるかコースを阻害するなら、動きようもあるまい。
一方、梶山は本田拓也と連携しながら守備を安定させていく。
細貝ともうまくリンクして、右サイドの守備はそこそこいい。
しかし、右の前目では水野と柏木がひたすら走りまくっており、どう突っ込みを入れていいかわからん状態。おとなしい梶山は思わず傍観者となることがしばしば。
もう一人絡めなくては何の意味もないのだ。

結局、セットプレーから青山が押し込んだ1点を守りきって勝ち点3。
それだけの結果。
攻撃に関しては、コンビプレーの積み上げも追い越す動きもなく、流れの中での得点は皆無。後半家長と岡崎を入れたら、途端にチームが活性化したのは、彼らがフレッシュだからじゃない。前半からそういう動きをする選手が必要だっただけだ。
監督はどういう指示を出してるんだ?

サウジ戦はちょっと考えて欲しいね、そこんところ。


今週末はアフリカン

2007-08-22 | LIVE情報


昨夜は四谷天窓にて中村翔ライブ。
ご来場いただいた皆様、天窓スタッフの皆様、ありがとうございました。
そして。
お騒がせしました。

冒頭からピアノの弾き語り~ギター弾き語りと続いて、落ち着いた空気が流れていたところに、突如爆音状態のジェンベ叩きが出てきてびっくりされた方も多かったんではないかな。
しかも、いきなりCissy Strutとか始めちゃうし。実は開演前にBGMで流れてたので、ノリでやっちゃったんですが、昨夜のステージは事前のリハも、ステージ前の音出しもできぬまま本番一発勝負だったので、冒頭の曲で音作りをしなきゃならず、セッション的にやれる曲であっためよう!ってことで昔から慣れ親しんだこの曲をやってみたわけです。
この店でmetersなんか演ったの、俺らくらいじゃないの?

って、それはともかく。
ジェンベには毎回マイクも立てず、生音一発勝負だから、俺は細かいことは気にせず、ただ楽曲に向かって叩くのみ。
ん~、これで「サポート」してるつもりなんだから、俺も勝手な男だね。
彼の楽曲の間口の広さゆえであり、また、「デュオ」というお互いの自由度がかなり高い形態ゆえ。
また、ジェンベは立ったまま演奏してもいいし、客席に入っていくことも出来るし。なんか風来坊的。ドラムセットだとこうはいかない。

例えばこんな光景。
ジェンベ持って歩いていたら、どこかからいい感じの歌とギターが聞こえてきて、誰が何処でやってるのかわからないけれど、それに合わせて勝手にジェンベ叩いてみた。
すると、相手にも聞こえたらしく、反応があったりして、おぉいい感じじゃん!なんて互いに姿も見ぬまま妙に盛り上がっちゃって、そのまま叩きつつ、歩きつつ音のする方へ歩いていったら、なんだい、すぐそばにいたんじゃないの!みたいな感じで、そのまんま演奏を続けていたら、だんだん人が集まってきて、何故かみんな楽器持ってて、一緒に叩いている人や、ギター弾いちゃう人や、ラッパ吹いてる人や、どんどん膨れ上がっていって、なんだかもう楽しくてさあ!
その昔、「気分はグルーヴィー」という漫画で主人公が「こんな夢を見た」って話があったんだけれど、アコースティックならではの機動性が、俺にそんな光景を夢想させてくれるのだ。

まぁとにかく、おかげさまで、「次も見に行きますよ!」って声をずいぶんいただき、うれしいやら恥ずかしいやら。
今後のサポート予定は下記のとおり。

9月5日(水)代官山・晴れたら空に豆まいて(仕事の都合次第かも)
10月14日(日)高田馬場・四谷天窓(こちらは確実に参加)

ほぼ月1ペースでサポートしている中村翔のライブだが、思い起こせば最初に四谷天窓でやったのは去年の10月17日。まだ1年も経ってない。
しかもよくよく考えてみたら、次回でちょうど10回目!
なんかうれしいね。気合入れていきます。

さて。
昨夜の俺自身の出来としては、岩原ワークとタカギワークの復習効果が思い切り出音に出ていて、かなりクリーンな音になってきたように思う。録音したものを聞くと、かなりいい感じ。
でも、もっと出せるよなぁ。もっとクリーンで、芯があって、エッジの立った音を出せるんじゃないか?そのためには基礎練習。
そう、アフリカンだ!

んなわけで今週末の土曜日、葛飾区水元公園近くでお祭りに参加します。

8月25日(土)
「そよかぜサマーフェスタ」
会場:水元そよかぜ園(葛飾区水元5-16-11)

こちらは知的障害者の方々のための通所施設だそうで、そこの地域開放イベントとして、夏祭り「そよかぜサマーフェスタ」を例年実施しているんだそうな。

出番は6時くらいから、かな?
30分ほどのステージですが、歌と太鼓で盛り上げるぜ!

U17W杯開幕!

2007-08-21 | サッカーよろずごと
先日のU17W杯・日本VSハイチ戦。

これが同じ年齢か?といぶかしく思えるほど、ハイチの選手たちの立派な体格(というか骨格?)ばかりが目立つ立ち上がりだったが、ロングボール主体、個人技主体のハイチの戦術に緻密さはなく、しかもパス、シュート共に粗さが目立つ。
とはいえ、思わぬところから足が伸び、多少の上背のハンデは跳躍力でカバー。解説の清水氏曰く「パスでないものをパスにしてしまう」走力。
さすがはアフリカンの血脈だ。足長くて、しなやかで。うらやまし~。
メキシコに勝ったのは伊達じゃない。波に乗ったら怖いんだぜ~っ!と、闇雲なパワーを撒き散らし、日本選手を蹴散らしていく。
一方、そのハイチに押し込まれっぱなしだった日本U17。
緊張のためか中盤でパスミス連発。
中途半端なパスはカットされ、長めのパスを出せばすかさず受け手がチェックされ、ドリブルしながらパスコースを探す間にかっぱらわれる。
カウンター気味に強烈なミドルを喰らってはディフェンスラインを押し下げられ、守備に奔走していた前半。
1トップ気味に張っているはずの大塚が、プレッシャーがきついのか下がったり開いたりすることが多く、楔のパスを入れようにもターゲット不在の状態(清水氏曰く「トップレス」状態。そういう言い方があるのか!)。加えて、シャドーの端戸、怪我でベンチスタートとなった柿谷の代役八反田ともどもときおりドリブルを交えて相手ディフェンスラインのウラをうかがうものの、気付けば左サイドに押し込められ、ペナルティエリアに侵入できない。
こうなると逆サイドの水沼がフリーになるため、思い切ったサイドチェンジが効果的なのだが、長めのパスが正確に飛ばず、ことごとくハイチDf陣に拾われてしまうし、たまに届いても水沼に対するフォローがないため結局ボールを下げてしまう。
じっくり見ていると、Gk広長の落ち着いた位置取りやCB金井の高さ、SB吉田の粘り、Mf山田の戦う姿勢などなど、けっこうタレントも豊富。しかしどうにも受身のサッカーに終始し、標榜する「人もボールも動くサッカー」にならない。
初戦ゆえの緊張感?
パスミスするくらいならドリブルで突っかけて行けよ!と思うけれど、そこはチーム戦術。なかなかアドリブが効かないのは、日本代表全カテゴリー共通の悩み。
従来のサッカー日本代表は、どの年代の代表でもお約束のようにこういう展開になっていたなぁ~、と、ちょっとした既視感にとらわれてしまう。
あるいは、筋力が足りないためのパスミスか?結局は体格差をエクスキューズにするのかい?一発の怖さにびびって及び腰の守備やってたら、力負けは目に見えたようなもんだ。

ところが。

前半42分、やっとのことでペナルティエリア近くでフリーキックを得た日本は、相手の壁が整う前にボールを横へ流し、ボランチ岡本がロングシュートをねじ込んでしまう。
なんとあっけない得点!
さりげなくリスタートしたため、ボールを全く見ていない相手選手もいたほど。
及び腰なんかじゃなかった。狙ってやがったよ、こいつら。

あるいは、あれが直接シュートだったらやり直しを命じられたのではないか?
というのも、昨夜の審判を見る限り、決定的なシュートに結びつく場合のみならず、セットプレーはすべてその位置について非常に厳格な審判だったことを考えれば、日本選手たちは妙にクレバーな判断をしたと言える。
A代表ならば、遠藤や小笠原、あるいは中田英なんかがこういったプレーを見せていたけれど、それらはむしろ個人のひらめき。チームが連動して見せるマリーシアなんて、日本代表チームとしても非常に珍しいんでないの?

後半、尻に火がついたハイチが怒濤の反撃を見せ、25分程度経過したところで、日本Df陣が居ついた瞬間に豪快な一発をねじこみ、試合を振り出しに戻した。

ここで城福監督はここまでミス連発ながら前線で身体を張って相手をかく乱してきたMf八反田を下げ、Mf河野を投入。
するとすぐさま日本の攻撃がスイッチオン!相手Dfラインを切り裂き始める。
続いて解説者清水氏に「トップレス」と評されたFw大塚を下げ、同じくFw柿谷を投入すると、あれよあれよという間に長短のパスがまわり、ドリブル等の個人技も冴え、残り10分をまわったか?という時間帯に、替わった二人が仲良く連続得点。
やはり柿谷はSpecialな選手なのかも。
上の年代で見てみたい気もするね。

結果的に交替策が功を奏したと言えるが、振り返ってみれば前半から我慢し続け、人とボールを動かそうと地味に戦ってきたスターティング・メンバーの努力が実り、後半ハイチの走力に陰りが見えてきたこと、そして、ハイチが焦れて前に出始め、柿谷らの動けるスペースが開き始めたことが勝因。
1点目はクリーンヒットが打てないのでバントと盗塁でもぎ取った、みたいな、チーム戦術による得点。
2、3点目はしっかりつないで走ってどか~ん!という、戦術+個人技。
こういう二面性があるということがこのチームの強みなのだろう。
ただ、失点は余計だった。CB2人が縦横に連続して揺さぶられて居ついてしまった。

個人的に印象に残った選手は4人。
ボール持てば削られ、ディフェンスに行けば身体ごと吹っ飛ばされ、それでも懸命に走り続けたSB吉田。
ヘディングの競り合いでほぼ全て勝利していたCB金井。
八反田をおとりに影の司令塔を演じたまではよかったものの、前後左右から集まるパスに相手の足までついてきたもんだから、90分間削られまくり、どうにも落ち着かなかったMf山田。次戦はもう少し落ち着いてプレイして欲しい。
そして、パスが来ないためほとんど無駄走りに終始してもなお90分間声を枯らしてチームを鼓舞し続けたキャプテン水沼。
俺はいつでも脇役が気になるのだ。

先日のU20がU17だった頃、現FC東京の小澤が前線で走りまくり、当時のキャプテンだった青山が攻守両面で大活躍したにもかかわらず、アジアを抜けられず終い。
その後メンバーチェンジを繰り返し、じっくりチームを固めた結果、アジアで負けて大泣きしていた青山隼のちょっと暗めの姿も幼かった表情もどこへやら、ふてぶてしいあんちゃんチームに変貌。
あれが大学生的なイケイケチームなら、こっちは甲子園的な根性と粘りのチーム。
いいチームですよ、これ。
2、3年後が楽しみ。

しかし。
あれで水沼がカレン・ロバートの顔をしていたら、人気大爆発だっただろうに。
次のナイジェリア戦までに髪を切るか、染めるかしてみる?
それとも、プロ契約するまでは色気出すな!ってことなんだろうか?
唯一のプロ契約選手である柿谷の頭を見ていて、ふと、そんなことを思った。


Max Roach 逝去

2007-08-17 | ダトトパ教本(ネット版)
2007.8.15 Max Roach氏逝去。享年83歳。
死因等は不明だが、ここ数年病に臥せっていたと聞いている。

いわゆる「アフリカの年」の翌年に発表されたMax Roachのアルバム、「Percussion, Bitter Sweet」。
Marcus Garveyを題材にした”Garvey’s Ghost”という曲に始まるこの作品は、合衆国あるいはカリブ海域に出自を持つアフリカンが、祖先の地の復権・復興に対して、音楽というフィールドにおいて「支持表明」したコンセプト・アルバムだ、と言えるだろう。
同年、John Coltraneが「Africa/Brass」というアルバムで、そのものずばり”Africa”という曲をやっており、これと対比した批評もあったが、アルバム中の1曲に対してアルバム全部アフリカ、オーケストレイションされた音とカリブのパーカスをふんだんに取り入れたサウンド(パタート・バルデスらが参加)、などなど、志向性の違いは明白。
しかし、何より違いを見せているのは、Coltraneが示す「アフリカ」という漠然としたイメージに対して、”Garvey’s Ghost”というタイトル、あるいはその一種ファンファーレ的とも思えるイントロ、そしてパーカッシブかつ重層的なサウンドは、パン・アフリカニズムの系譜、あるいはディアスポラの黒人としての歴史認識を端的に示すものであり、当時公民権運動の活動家としても名を知られていた彼の政治的姿勢を明確に提示するものと言える。

音楽と政治とのバランス、あるいは政治的な音楽なるもの、音楽の政治性などといった議論をするつもりもないし、またそれらをここで問う必要性もない。
ただ、この演奏が、当時彼の立っていた地平を垣間見せてくれるのだ。

Marcus Garveyという人は、ジャマイカ出身の黒人で、大戦間期の合衆国において世界黒人向上協会(Universal Negro Improvement Association、以下U.N.I.A.と略称)を率いてアフリカ帰還運動を主導した人物である。
この運動は当時パリに留学中であったンクルマに強烈な印象を与えた(ンクルマ自伝)ほか、1925年にマジソン・スクエア・ガーデンで開催されたU.N.I.A.世界大会には、欧米諸国から2万人ものアフリカンが集結し、なんと日本からも片山潜が参加している。
この時、彼らはガーヴィーを大統領としたアフリカ共和国の建設を宣言し、国家や国旗を定めている。
国旗には黒・緑・赤・黄色が使われており、特に大地の緑・血の赤・太陽の黄色が強調された。推察するに、もともとアフリカンにとってなじみのある色だったのだとも考えられるが、肌の「色」において差別されてきたアフリカンが、自らの誇りを回復せしめんとした時に、「黒もまた美しいのだ」と主張し、さらに3つの色に意味を持たせた、という点にU.N.I.A.の革新性を見る思いがする。
これがいわゆるラスタカラーのもとであり、また、アフリカ諸国の国旗にも多く使われていることから、この「色」の一点においてさえ、アフリカ諸国の独立を導いた諸指導者に対するガーヴィーの影響の強さを感じると言ったらひいきの引き倒しかもしれないが、少なくとも1960年のMax Roachには、合衆国史上においては時代の仇花的存在として歴史上全く評価されずにきたガーヴィーの衣装をそのまま纏って、アフリカ諸国が続々と自らの旗を掲げ始めたように思えたのではないか?

Jazzとは何の関係もない話になってしまったが、これも公民権運動に深く係わり合いをもった稀代のドラマー、Max Roachの一面と言えるだろう。

とにもかくにも、合掌。


4カ国対抗戦

2007-08-06 | サッカーよろずごと
五輪代表チームがボツワナに敗れた。
選手曰く「中国戦は勝てば優勝、ボツワナ戦は終われば帰国というモチベーションの差があった」、あるいは「選手はいつも100%」。
反町監督曰く「この1年間はなんだったのか?ピッチに気持ちが降りていない選手がいた」。

これだけ選手間、あるいはスタッフと選手の間に意識の乖離があれば、勝てないだろう。
勝てないどころか、シュート打っても入らない。

中国戦の審判団が全て中国人だったり、ボツワナ戦でも岡崎のどう見てもラインを割ったシュートがノーゴールになったり、北朝鮮戦でも明らかに日本封じの判定が多く、選手は集中力をそがれ、何をすればいいのかわからない状態に陥ったことと思う。
また、本田や家長、水野など、これまで主力であった選手がいないということも、監督としては悩ましい問題だったはずだ。
しかし、これまで控えだった選手たちがこの状況に奮起し、これ幸いとばかりにアピール合戦に走り、バランスを崩して自滅した・・・のならば、それはある程度納得がいく展開だが、ボツワナ戦に限って見れば、代表ノーゴール街道をひた走るカレンを筆頭に、ファイトしたとは言いがたいのではないか?
むしろ、福元・青山・梅崎・安田・森島らのU20選手の方が生き生きとサッカーしていた。
チーム戦術を守りつつ、勝負すべきところは勝負していたように思う。
それは先日のU20W杯で苦杯をなめたその直後だけに、胸に期するものがあった、言い換えれば「温まった状態」のまま今大会に突入した、と見ることもできる。
しかしながら。
オランダでのU20W杯に出場した現五輪世代の選手たちが、チームとしても、個人としても、「ひ弱」だったことは、最終予選を前にして、とてつもないマイナスポイントであるとしか言いようがない。
このチームがアジアの決勝を戦った時、当時の大熊監督が平山&森本に加えて国見出身現早稲田の渡辺まで突っ込んで一歩も引かないパワープレイに打って出たにもかかわらず、結局得点できなかった、あの時のひ弱さ。
U20W杯初戦でオランダにズタボロにされてやっと火がついた覇気のなさ。
ベナンとオーストラリアに引き分け、勝利なしのまま予選リーグを突破するという離れ業を見せたものの、トーナメント1回戦ロスタイムにモロッコに打っちゃられた勝負弱さ。
当時から危惧されていたマイナスポイント全てが、この大会で再燃したかのようだ。
あの時、大熊監督は何人かの選手を軸に据え、「自分が鍛えた選手だから、伸びてもらわないと困る」と言い放ち、結果的にその選手たちと心中したような形で大会を去っている。
そのうちの何人かは、今回の反町五輪チームにおいても主軸となり、やはり当時と同じく「伸びていない」と酷評されている。
彼らを戦犯扱いするのは簡単だが、それでは何も解決しない。

例えばシドニー大会のチーム、あるいはアトランタ大会のチームを思い出せば、現五輪代表、そしてA代表の弱点は至極簡単なこと。
それは粘りであり、勝負にかける執念であり、そしてなによりふてぶてしさ。

「求む!勝負師」

JFAは、今後、これをキャッチコピーにして欲しいね。