Baradomo日誌

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ピーコート雑感

2010-02-19 | よしなしごと
今年は例年になく雪が降っております。
積もるほどじゃないのがありがたいような淋しいような。
でも、寒いことには変わりなく、コート姿の皆さんが朝夕この狭い日本国土の上を大移動しているのかと思うと淋しさもまぎれます。

さて、コートです。
スーツ姿の場合、比較的年齢の高い方のほうがロングコート、若年層のほうが短い丈のコートを着る傾向にあるような気がしますが、皆さんはいかがでしょう?
私が電車内とかで見かける比較的若いサラリーマン、中でもファッション性を誇示しているかのようなサラリーマン、あるいは若くあろうとするようなサラリーマン諸氏には数年前からピーコートが主流のようです。
あ、ちなみに彼らの実年齢は問いません。
共通することは、ピーコート着用、ノータックのパンツ着用、確実に注意を払っているに違いない頭部(髪型と眉毛)の3点。加えて、およそビジネス向きとは言いかねるようなデザインの靴を履いていることが多く、もし私の職場に飛び込み営業に来れば、確実に「軽く」あしらわれるだろう、そんな風情も共通項。
個人の趣味だからそれ以上の印象論は自粛いたしますが、今季、私は、もうひとつのある共通項があることに気付きました。
それは、ピーコートのベンツです。

センターベンツが入ったピーコートをよく見かけるんですが、購入時、ベンツのすその部分は仕付け糸で留められています。
それは買ったらはずすもの、と信じて早43年目に突入(嘘)。
しかし。
皆さんのベンツは留まったまま。
それは仕付けてあるだけでしょう?はずさなきゃいかんでしょう!と心の中で叫び続けましたが、あまりに多くのサラリーマンがその状態でピーコートを着用しておられるので、だんだん不安になってきました。

もしかして、そういうデザインなの?

ちなみに比較的御高齢のかっちょええ爺様が着ているピーコートは、しっかりベンツが開いています。
本日より後厄の年齢に突入した男としては、その方が見ていてしっくりくるんですが。

真相やいかに?
あ、蛇足ながら。
本来、スーツの着こなしってのはヨーロッパの文化であり、きちんと着こなせる=大人、ってことだと思うわけです。
NBAしかり。
バンクーバー・オリンピック、スノボ代表の国母くんのスーツの着こなしがどうだ、とかマスコミをにぎわせましたが、「だらしがない」VS「若いんだからあんなもん」というかみ合わない議論、それをとやかくいじり倒すマスコミの姿勢。
本質を探究どころか省みることもせず、極めて表層的な事象にのみ注意を払う。
この一種の幼児性が、すでに年齢を問わず、この国に蔓延してしまっているように思います。


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