Baradomo日誌

ジェンベの話、コラの話、サッカーの話やらよしなしごとを。

授業参観

2006-01-30 | 子どもの視線・親の気持ち
月曜日はお仕事休みの日。
完全オフだと言ったらオフなんだ、先週の月曜は急遽出勤だったけど、明日は絶対仕事はねぇぞ、と心に決めて布団に入ったら、昨夜は夢の中で会議の議事録をこしらえていた。
…し、信じられねぇ。
俺はいつからそんな小さな人間になったんだ?

悪夢を振り払うように、本日は朝からマウンテンバイクにまたがり、20キロ近く激走。
たまには脂肪という名のモビルスーツに喝を入れないと。

で、午後は娘の授業参観&親子レクリエーション。
学校からのお知らせには、「体育館用上履きと運動できる服装を」と明記されている。
そこで、チャリに乗っていたまんまの服装に、しばらく履いてなかったフットサルシューズを引っつかんで小学校に直行。

これがいかんかった。

体育館の中には「あれから20年!」と叫ばずにはいられないようなお姉さま方が群れている。
とりあえずメイクはバッチリ、でも何故か皆一様にグレーやらベージュやらの服装が多く、色彩感に欠けること甚だしい。
その中に一人だけスカジャン着てる人がいて、「おぉっ!」と思ってよ~く見たらミッキーマウスのスカジャンだった。
…怖いよー。

「○×□△でしょ?」
「そうそうそう、そーなのよ!」
「キャーそうなの?きゃーー?」
耳に飛び込んでくる音声の60%以上はこの手の感嘆詞。
後の40%弱は、旦那自慢(実は愚痴)、先生への文句、子どもの成績、その他もろもろ機関銃のように喋り捲る。
さながら夕方電線の上で大合唱しているムクドリの群れのようだ。

とっとと帰りたいがそうもいかず、帽子を目深にかぶり、目立たぬよう、壁の花と化した…つもりだったんだが、なんか妙に周囲の視線を感じる。
おかあちゃんたちからも、子ども達からも、なぜか見られている?

この時の、娘とクラスメートとの会話。
「ねぇねぇ、今日はお父さん来てるんだって?」
「うん。」
「ねぇ、どの人?」
「う~んとね、あの赤いの。」
「え”!…派手、、、だね(絶句)」

体育館の中に、お父ちゃんはほぼ俺一人。
しかも、上下真っ赤なウィンドブレーカーに黒っぽいニット帽。
かしましく匂い立つ専業主婦軍団よりも、百万光年のかなたにヴィジュアル系だぜ。
後から来たもう一人のお父ちゃんは、ジーンズにグレーのパーカーと、いたって地味に溶け込み、周囲の専業主婦軍団の背景にすらならない。

…やっばいよ、主役を奪っちまったかな。

TPOって、大事ですね。
あぁ怖かった。


Bob Marley

2006-01-18 | 今日の「この音」
数年前、あるバンドでパーカッションを叩いていた折、在日スリランカ人(と言えばいいのかな?)の皆さんが主催する、当時内戦中だったスリランカに救急車を送るためのチャリティコンサートってのに出たことがあった。
場所は茨城県の守谷。
まかないは当然セイロンカレー、お客はほぼスリランカの人々。
やった曲はそのバンドのオリジナルが半分、女性VoのR&Bが半分くらい、あとはなぜかサザンやらJポップが数曲。
ところが!

オリジナルがまったく受けない。
客はほぼスタンディング、我々の出番前にはDJがご当地のダンスチューンで会場を躍らせまくっていたにもかかわらず、水を打ったように静かだ。
そこで急遽、R&Bに切り替えたところ、いんやぁ、踊る踊る!

でも、休憩はさんでスリランカから呼び寄せたミュージシャンの出番になっても、まだどこか不満そう。
仕方がないのでコンガで乱入したら、喜ぶ喜ぶ!

そして前の方の男たちが叫びだした。

I wanna listen Bob Marley's songs!
We want raggae music!

…うっそぉ~?
スリランカでレゲエかい?

宇都宮から来たというスリランカ人によると、Bob Marleyは第三世界のシンボル、彼の音楽は反植民地主義のアンセム、なんだそうだ。

そのスリランカ人はこう言ってその場を去った。

「宇都宮の Nesta というバンドを知ってますか?私はそこでディジリドゥを吹いています。」

Bob Marleyの本名は、Robert Nesta Marleyだ。