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Baradomo日誌

ジェンベの話、コラの話、サッカーの話やらよしなしごとを。

カバー曲も楽しい。

2017-11-28 | 今日の「この音」
2017.11.25 at柏Animalia

広島から遠征中のデュオ「しーなとシュウ」に混じり、「アフロブルーをカバーする」の図。

ここのところ、誰かとコラボするたびに演奏しているこの曲、この日はほぼ原曲に近いコード進行での演奏。
リハで軽く合わせてから迎えた本番、三者間での探り合いやら押したり引いたりもあって、おもしろいセッションとなった。

何より、しーシュのお二人が事前に用意しておいてくれた日本語詞が素晴らしくて素晴らしくて。
かっちりまとめたいなぁ、と思ったり。

実は本番中、コラではなくて太鼓のアイデアが浮かんでいた。リハで生まれてれば試していたのだが、コラ弾きながらでは無理だわさ・・・あ、カホンにペダル付けてやれば・・・。


solo CD 「涼季 ~ Shishira ~ 」完成

2015-08-29 | 今日の「この音」
だいぶこちらのブログも放置してしまいましたが、久々のアップ。

このたび、私の1st solo CDが完成いたしました。
5曲入りのミニアルバムです。

タイトルは「涼季」と書いて「ししら」(一枚1,000円です)。

全曲オリジナル、ライブで育ててきた3曲と、ほとんどライブではやっていない2曲。
無論、コラ演奏もパーカスも全て私がやっております。

ライブ会場で販売いたしますので、お声かけください。
あるいはメールで問い合わせていただければ通販もいたします。

皆さん聴いてくださ~い!

ペンタトニックって便利。

2014-11-05 | 今日の「この音」
電車に揺られながら、今さらながらペンタトニックについてずっと考えていた。

例えばキー=Cなら
C D E F G A Bで
C D E G A

ま、いわゆるヨナ抜きってヤツですね。
これをAmとすると、
A C D E G
となって、Cが♭3、Gは♭7って訳でブルーノートに当たる。
道理でジャラビなんてマイナーブルースっぽいわけだ。

キー=F,Dmなら
F G A B♭ C D E
F G A C D

キー=GあるいはEm
G A B C D E F♯だから
G A B D E

キー=B♭、Gmなら
B♭ C D E♭ F G A
B♭ C D F G

という具合。
近代以前のヨーロッパやら、そもそも非ヨーロッパでは形は違えどペンタトニックが一般的なんだとか聞いたことがあるが、確かにこうやって並べてみると、改めてヘプタトニックとか12平均律ってのは便利なシロモノなんだな、と思う。

実はここまで挙げたキーのペンタトニックは一般的なコラのチューニング(CかF)で対応可能。
それ以外はちと変則になる。

キー=D,Bmなら
D E F♯ G A B C#だから
D E F♯ A B

キー=B,G#mなら
B C# D# E F# G# A#
B C# D# F# G#

キー=E、C#mなら
E F# G# A B C# D#
E F# G# B C#

キー=A.F#m
A B C# D E F# G#
A B C# E F#
って、これも#多いし。

って、別に結論めいたものは何もないんですけどね。

少なくとも、コラをCかFにしておくと、F,Gm,G,Am,B♭,C,Dm,Em,の8つの調性には対応できるんだな~~ありゃ?それって実はFのダイアトニックだよねぇ?って、そりゃ当たり前だわなぁ。そもそもFなんだから。

だから、C-F-Gが軸になった3コードの曲とか、Am-Em-Dmのマイナーブルース調の曲なら、コラだろうがあるいはペンタトニックチューニングのンゴニ等ならいくらでも対応可能ですが、そういったオーソドックスな展開から外れたコード進行の曲だったり、転調する曲だったりすると手も足も出ない。

例えばブルース曲にしても、Am-Em-Dmのマイナーブルースを1もしくは2コードだけで表現してもOKだし、それって古いブルースにはよくあるし、それ言ったらジョン・リー・フッカーなんてアリ・ファルカ・トゥーレにクリソツだし、、、って話になっちゃいます。

とすると、やはりコラという楽器で一番自然なのはチャーチモード的な曲なんだな、と。

ま、とにかく、それぞれの調性でペンタトニックでバッキングなりソロなりできれば、相当演奏の幅が広がるんだなぁ、と温故知新。

いやなに、単なる覚え書きですから。

朗読と即興

2013-10-07 | 今日の「この音」

柏のNardisで偶数月の第一日曜に行われている「朗読セッション」。
短篇描き下ろしの朗読に即興演奏が絡むこの企画は、昨夜で16回目を数えたそうな。

昨夜の演奏終了後、「演奏中、まったく何も考えてなかった」と発言してしまったのだけれど、実はこれは少々誇張されていて、自分が参加するようになって10回目にして過去最高に脳みそフル稼働した演奏だったように思う(おかげでまだぼ~っとしている)。

昨夜は、何も決めずに「ふわっと」演奏を始めたところ、次第に断片的なイメージが浮かんでは消え、浮かんでは消え、その音を探していたらフレーズになっていた感じ。
フルートとクラリネットが共演だったのに、自分だけ気ままに流れる川みたいな存在になっていたならもくろみ通りなんだけど。

既存の楽曲を演奏するライブとは明らかに違う、内面で起こるこの対話のようなもの。
これがとてつもなく感覚的なくせに、やたらと論理的思考を強いるもんだから、脳がパンパンになり、時間や温度や湿度や人の目やら、何もかも忘れてしまっていた。
こういう自分との対話みたいな感情の起伏が面白くなっちゃって、昨夜は自分一人、勝手に新章へと突入しちゃった感覚が残った。と言っても、あくまで内面の話だし、どれくらい音に現れていたのかわからんし、それもこれも、言葉があり、共演者がいたからできたことだし。
常時この状態になれたら大したもんなんだけどなぁ。



そろりそろりと

2013-07-08 | 今日の「この音」


6/29は荒川沖のジミヘンにて、コラとゴンゴマのデュオをやったんですが、あまり満足いかなかったんです。
そこで、7/6、土浦のカントリーで久々にGen's andやるのに合わせて、冒頭で3曲ばかりソロをやらせてもらいました。

やはり、たまにソロをやるようにした方がよいかも。
自分の志向がはっきり出せるし。確認にもなるし。

平左衛門

2013-03-16 | 今日の「この音」
本日は流山は運河のギャラリー平左衛門にて、スペインからやってきたコラ弾きのイェルコ君のライブを見て、そのあとセッションに参加。
ライブは、オリジナル曲が大半を占め、トラッドはジャラビ、カイラ、ジャリヤの三曲。コラ以外にリラも弾いて、まぁ芸達者な男だ。
彼のコラは全ての弦にシャーピングレバーをつけているので、曲によってスケールをごろごろ変えながら、実に様々な表情の曲を演奏。曲によっては演奏中にもレバーをいじり、チョーキングみたいなこともやったり。
非常にアイデア溢れる演奏者でありました。
でも個人的にはコラより、彼が弾くリラに興味しんしん。
初めて見たもので。
あれは面白いわ~!
欲しい!

その後のセッションは、クリスタルボールの方や中世のハーブやらも入って、一体どうやるのよ?と思ってたら、なかなか始まらない。
なので、アコーディオン持ち込んでた岩城理江子さんと勝手にアコラの曲をおっ始めて、ついでに次回ライブを宣伝、引っ込みつかなくなってきたのでイェルコに仕掛けてバニレ、ジャラビの二曲。

なんか、弾きまくってしまった。歌っちまったし。
っつーか、俺がセッション仕切っちゃまずいよなぁ。
イェルコ君は楽しめてた様子ではありましたが、ちと反省。
春なのに。

accora at nardis5回目終了

2013-02-19 | 今日の「この音」
柏ナーディスでのaccora五回目のライブが終了しました。
お越しいただいた皆様、ありがとうございました。

さて。
音源を聴き直してみた。
毎度のことながら、本番中、聴いたこともないフレーズが生まれて、既存の曲が勝手に躍動し始める瞬間がある。
岩城さんのアコーディオンに触発されて、生まれる音もあり、何かおりて来たような音もあり。
なにぶん、私の作る曲なんて、スケッチみたいなもんで、どんな絵の具でも載せられる。
曲と言うより容れ物だから、デュオでの演奏ともなれば、モネの水蓮の絵みたいに、何枚も描けるだろう。
今回の収穫は、演奏中にそんなことを思えたこと。
また何度も聴き直して、残すべきフレーズはコピーしとかないと。
なんせ、どう弾いてるのか自分でもわかんない、ってことがかなり多いんです、私。

濃密な時間

2012-04-26 | 今日の「この音」
ジャズ・トランペッターとのセッション・ライブ、アコーディオンとコラのセッション、朗読セッション、さらにはマルチ・パーカッショニストにしてシンガー・ソングライターであるサム・ベネットさんとのセッション。

ピンのコラ弾きとして、連続する濃密な音楽体験をさせてもらっている。

いずれも、既存の楽曲にほとんど頼らない、共演者との対話を音楽とする作業。

海に投げ出されたような自由。
音を合わせる、と言うより、重ねる感覚。

まだまだ「作曲」などとは呼べないものの、アドリブでメロディを紡ぎ出すことも求められる。

打楽器による発音とは全く違う畏怖を感じると同時に、コラという楽器の可能性を強く意識させられる瞬間があった。

特にサムさんとセッションした際は、コラのチューニングまで変えてみた結果、現時点での自分の技量から逸脱した領域に飛び込んでしまった。
これを整理し、スタイルとしてある程度確立させないことには、作曲はおろか、サムさんとの二回目のセッションもできない。

喜びと焦りばかりが残る不思議な気分だ。