コラという楽器をいじり始めたおかげで、今まで結局まじめに勉強しなかった「理論」ってやつにまたもや遭遇。
昔ジャズのセッションに通ったりしていた頃、ちょろっと勉強したけど、「俺ドラマーだもん!こんなん判らんでも叩けるわっ!」と放り出してました。ジャズドラマーになりたいわけじゃない、ブルーズの進行がわかりゃいいだろう、くらいに思ってたんです。
ところが今回出くわしたのは「モード」。
よりによって「モード」。
なぜこんなことになっちまったのか?
1.発端
発端は至極単純。
バンドでソンソネ(sorsornet)という曲をやろうという話が出て、歌のパートも作ろう、バラフォンだけではなくコラも付けてアコースティックにやったら盛り上がるだろうな、ならばフーレもつけようよ!と、一気に盛り上がった。
とはいえ、コラでやってるソンソネは聴いたことがなく(現地ではよく演奏されるらしい)、バラフォンに合うようにリフを作る作業からスタート。
バラフォンがFのメジャースケールなので、コラもFのメジャー(シラバ・チューニング)にしてみたが、マイナー感が出ないのでサウタ・チューニング(FのダイアトニックからBフラットをBに上げたもの)に変更したところ、メロディがきれいに弾けた。どうやらキー=Dmのメロディらしいと判明。
ところが、メロディに使われている音を使ってリフにしていったところ、メンバーがギニアで習ってきたというフーレのフレーズと合わない。そのくせ、バラフォンとフーレだけならば一応合っているように聴こえる。
フーレのメロディはキー=Gmっぽい響き。
双方のキーに共通する音は確かDGACFであり、バラフォンのフレーズはどうやらこの5音が基本になっているようだった。
さてどうしたもんだか。
2.シラバとサウタとキーの関連
コラのチューニング(とスケール)に関して、この時点では、
メジャー感のある曲=シラバ・チューニング
マイナー感のある曲=サウタ・チューニング
という程度にしか考えていなかった。
もしこの程度の分類しかないのであれば、1ステージ中に4度の弦を2本、半音上げたり下げたりすることで、2つのキーの曲を演奏することは可能。しかし、よほど技術がしっかりしていなければずっと同じ曲に聴こえかねない。
また、トゥマニ・ジャバテのカイラという曲はサウタだそうだが非常に明朗な印象であるのはなぜだろうと疑問には思っていた。
カイラ(Kaira)という曲は、トゥマニ・ジャバテの父シディキが作曲したとか言われているが、双方の演奏はかなり違っていて、シディキのそれが比較的アップテンポの2ビートであるのに対し、トゥマニのそれはゆったりした4ビート的。
無論ベースラインも違うが、トゥマニの演奏の前奏部分は恐らくシディキのそれに対するオマージュであり、シディキの演奏においてときおり高音ではさまれるテーマ的なメロディと酷似している。多分、これがこの曲の魂だ。
海外の超マニアックなコラ・サイトによると、シディキのチューニングはシラバで、B♭をルート(軸音?)に持つリディアン(B♭C D E F G A B♭)だそうだ。
リディアン?
「モード」だ。マイルスか?
通常のダイアトニック上で第4音から始めるものがリディアン。
いわゆるメジャースケールの7音の並びから、1度をどこに置くかによってスケールが変化する、というモードの考え方によれば、Fシラバで7つのスケール、Fサウタでこれまた7つのスケール、合計14のスケールが展開できることになり、前述したようなシラバ=メジャー/サウタ=マイナーという二元論とは比較にならないほど演奏の幅が広がる。
だからといって、これを踏まえたうえで演奏できなければ結局全部同じように聴こえかねないのだけれども。
3.カイラのチューニング
コラは通常21弦あり、左側の低音源がベースラインを刻むようにできている。
Fシラバであれば、ベース弦はF/C/D/E。B♭がない。
友人のギタリストに言わせると、「単純にB♭リディアンならベース弦にはB♭。ほかにD、F、Aのどれかはほしくなる」とのこと。ならばCシラバ?
Cシラバであれば、C/F/G/ A/B♭となるから、B♭をベースラインに入れることができる。
当初、シディキはCシラバではないか?と考えた理由はそこにあるのだが、トラッドなコラのチューニングはF~Aだという。Cではテンションがきつすぎるのだ。
結論を急げば、ガンビアに多いという22弦のコラならば、ベース弦がF/B♭/C/D/Eの5本となり、問題解決。そのサイトで紹介していたカイラのチューニング及び譜面は「ガンビア・バージョン」とされていた。また、シディキはガンビア出身。22弦のコラをFシラバにして演奏していたとも考えられる。
これに対して、トゥマニのそれはFから始まる増4度のサウタでFがルートになるリディアン。実際に演奏してみると、上から下まで弦を満遍なく使って演奏することになり、非常にダイナミックに展開できる。
個人的にはこちらをお手本としたい。
4.スケールとベース弦の関係
前掲のギタリスト氏による注釈
「ベース弦F/C/D/Eに合わせたモードならFアイオニアン、Cミクソリディアン、 Dエオリアン、Eロクリアン、のどれか(Cミクソあたりか?)があります。・・・個人的にはベース弦のチューニングは変えないのかな?という気もします。そうでないと基本的に上の4つの調性しかメロディーがなくなってしまうし。」
この意見には全面的に賛同する。
Fシラバ/サウタの場合、ベース弦はF/C/D/Eであり、各弦を軸音とするモードは2つずつ作られる。
Fアイオニアン ⇒ Fリディアン
Cミクソリディアン ⇒ Cアイオニアン
Dエオリアン ⇒ Dドリアン
Eロクリアン ⇒ Eフリジアン
従って、キー(軸音)こそF、C、D、Eの4音だが、スケールはアドフリミエロと、全てのモードを実現できる。
なんと機能的な楽器なんだろう?
5.バラフォン+フーレとの合奏
1.で述べた状況を打破するため、当初フーレの演奏パート(Gm)でスタートし、ボーカルが入るところからDmに転調?するのだ、と考えてみた。
かなり強引。
そして、ここまで考察してきた内容に基づけば、メロディはいずれもドリアンなのだ。
つまり、フーレはGドリアン、コラとボーカルはDドリアン。
コード標記すればフーレはG7♯9、コラ+ボーカルはDm7。
そこで、コラの2本あるB♭のうち、オクターヴ上のものだけBに上げ、高音を弾くとDドリアン、低音を弾くとGドリアンとなるように調整することで整合感を持たせることができた(ような気がする)。
実はこのチューニング、「ハーフ・サウタ」といって、現地でも使われている手法らしい。
あながち間違いではなさそうだ。
6.コラとモード
ネット上で調べると、17もしくは18世紀頃、ガンビアにあるフランス系のベネディクト派修道院が現地のジャリが使っていたコラを改良して現在の形態を作ったという主張がある(http://www5f.biglobe.ne.jp/~tamarc/news110.htm)。
その真偽はともかく、いわゆるチャーチモードとの関係から見ると非常に興味深い話であると同時に、ではどのような音程が選択されたのか、という疑問が湧く。
一方、現在一般的に使用されている音程、いわゆる十二平均律と呼ばれるものは、19世紀頃から主流となったと言われるが、中国では5世紀にすでにそれに近いものが発表されていたらしいし、17世紀には日本やインドでも類似した考え方が主張されている。
世界中が演奏、作曲両面から音程について研究し、様々な音程を生み出してきた結果主流となったのが十二平均律であり、その背後にはピアノの普及がある。これもヨーロッパによるヘゲモニーか?
いにしえのマリンケ王国(現在のギニア、マリ、セネガル、ガンビア)はイスラム圏であり、その影響を受けた音程を使っていた、と見るのが自然であり、コラのシラバ、サウタというチューニングは、厳密に言えば十二平均律とは違うそうだ(他にも少なくとも私には判別不能な音程のチューニングが多数存在する)。
イスラム圏では四分の1の音程(24平均律!)まであるそうだが、ことコラに関して言えば、昨今欧米との交流が進み、西洋楽器とコラボする機会が増えてきたことから、十二平均律におけるメジャースケール同様の音程を使用することが増えた、ということらしい。
とはいえ、コラは21弦もある楽器である。演奏前にチューニングしてしまったら、楽器を取替えでもしない限り、何曲演奏しようとも演奏中に大幅なチユーニング変更は不可能。
しかし、音程を変更できないということ、チューニングを変えられない、ということは制約なのだろうか?和声という概念に重きをおかず、ループする旋律の中でアドリブされる演奏が主流となる方向で音楽・楽器が変化していったならば、それこそモード的な展開こそが自然だと言えないだろうか。
おわりに
マイルス・デイヴィスは、ギニアのバレエ・アフリカーンの公演で見た、Finger Pianoからモード奏法のヒントを得たと述べているhttp://blog.goo.ne.jp/yassakajp/e/eed26eda6b16a16112ff3a9a62890559。
これは多分、1950年代末のこと。
しかし、Finger Pianoと言われると、いわゆる「親指ピアノ」的なものを連想してしまうが、あれは東アフリカの文化だ。
マイルスがそれを見た10年位後、1968年のバレエ・アフリカーンの映像が手元にある。世界人権宣言20周年を記念した国連会議場での演奏。まだ20代のファムドゥ・コナテがやっぱり反り返ってジェンベを叩いていたりして楽しいが、それは後半のドゥンドゥンバ。
前半は歌、ダンス、インタープレイ、と、マイルスの描写どおりのステージ。使用されていたメロディ楽器はコラ、バラフォン、ボロン、フーレ。全体を仕切るのはコラフォラだ。
Finger Piano?
コラなんじゃないか、それは?
ん~、そうしよう。
マイルスはコラの演奏を聴いてモードに目覚めたんだ。
今後はこれでいきましょう。
昔ジャズのセッションに通ったりしていた頃、ちょろっと勉強したけど、「俺ドラマーだもん!こんなん判らんでも叩けるわっ!」と放り出してました。ジャズドラマーになりたいわけじゃない、ブルーズの進行がわかりゃいいだろう、くらいに思ってたんです。
ところが今回出くわしたのは「モード」。
よりによって「モード」。
なぜこんなことになっちまったのか?
1.発端
発端は至極単純。
バンドでソンソネ(sorsornet)という曲をやろうという話が出て、歌のパートも作ろう、バラフォンだけではなくコラも付けてアコースティックにやったら盛り上がるだろうな、ならばフーレもつけようよ!と、一気に盛り上がった。
とはいえ、コラでやってるソンソネは聴いたことがなく(現地ではよく演奏されるらしい)、バラフォンに合うようにリフを作る作業からスタート。
バラフォンがFのメジャースケールなので、コラもFのメジャー(シラバ・チューニング)にしてみたが、マイナー感が出ないのでサウタ・チューニング(FのダイアトニックからBフラットをBに上げたもの)に変更したところ、メロディがきれいに弾けた。どうやらキー=Dmのメロディらしいと判明。
ところが、メロディに使われている音を使ってリフにしていったところ、メンバーがギニアで習ってきたというフーレのフレーズと合わない。そのくせ、バラフォンとフーレだけならば一応合っているように聴こえる。
フーレのメロディはキー=Gmっぽい響き。
双方のキーに共通する音は確かDGACFであり、バラフォンのフレーズはどうやらこの5音が基本になっているようだった。
さてどうしたもんだか。
2.シラバとサウタとキーの関連
コラのチューニング(とスケール)に関して、この時点では、
メジャー感のある曲=シラバ・チューニング
マイナー感のある曲=サウタ・チューニング
という程度にしか考えていなかった。
もしこの程度の分類しかないのであれば、1ステージ中に4度の弦を2本、半音上げたり下げたりすることで、2つのキーの曲を演奏することは可能。しかし、よほど技術がしっかりしていなければずっと同じ曲に聴こえかねない。
また、トゥマニ・ジャバテのカイラという曲はサウタだそうだが非常に明朗な印象であるのはなぜだろうと疑問には思っていた。
カイラ(Kaira)という曲は、トゥマニ・ジャバテの父シディキが作曲したとか言われているが、双方の演奏はかなり違っていて、シディキのそれが比較的アップテンポの2ビートであるのに対し、トゥマニのそれはゆったりした4ビート的。
無論ベースラインも違うが、トゥマニの演奏の前奏部分は恐らくシディキのそれに対するオマージュであり、シディキの演奏においてときおり高音ではさまれるテーマ的なメロディと酷似している。多分、これがこの曲の魂だ。
海外の超マニアックなコラ・サイトによると、シディキのチューニングはシラバで、B♭をルート(軸音?)に持つリディアン(B♭C D E F G A B♭)だそうだ。
リディアン?
「モード」だ。マイルスか?
通常のダイアトニック上で第4音から始めるものがリディアン。
いわゆるメジャースケールの7音の並びから、1度をどこに置くかによってスケールが変化する、というモードの考え方によれば、Fシラバで7つのスケール、Fサウタでこれまた7つのスケール、合計14のスケールが展開できることになり、前述したようなシラバ=メジャー/サウタ=マイナーという二元論とは比較にならないほど演奏の幅が広がる。
だからといって、これを踏まえたうえで演奏できなければ結局全部同じように聴こえかねないのだけれども。
3.カイラのチューニング
コラは通常21弦あり、左側の低音源がベースラインを刻むようにできている。
Fシラバであれば、ベース弦はF/C/D/E。B♭がない。
友人のギタリストに言わせると、「単純にB♭リディアンならベース弦にはB♭。ほかにD、F、Aのどれかはほしくなる」とのこと。ならばCシラバ?
Cシラバであれば、C/F/G/ A/B♭となるから、B♭をベースラインに入れることができる。
当初、シディキはCシラバではないか?と考えた理由はそこにあるのだが、トラッドなコラのチューニングはF~Aだという。Cではテンションがきつすぎるのだ。
結論を急げば、ガンビアに多いという22弦のコラならば、ベース弦がF/B♭/C/D/Eの5本となり、問題解決。そのサイトで紹介していたカイラのチューニング及び譜面は「ガンビア・バージョン」とされていた。また、シディキはガンビア出身。22弦のコラをFシラバにして演奏していたとも考えられる。
これに対して、トゥマニのそれはFから始まる増4度のサウタでFがルートになるリディアン。実際に演奏してみると、上から下まで弦を満遍なく使って演奏することになり、非常にダイナミックに展開できる。
個人的にはこちらをお手本としたい。
4.スケールとベース弦の関係
前掲のギタリスト氏による注釈
「ベース弦F/C/D/Eに合わせたモードならFアイオニアン、Cミクソリディアン、 Dエオリアン、Eロクリアン、のどれか(Cミクソあたりか?)があります。・・・個人的にはベース弦のチューニングは変えないのかな?という気もします。そうでないと基本的に上の4つの調性しかメロディーがなくなってしまうし。」
この意見には全面的に賛同する。
Fシラバ/サウタの場合、ベース弦はF/C/D/Eであり、各弦を軸音とするモードは2つずつ作られる。
Fアイオニアン ⇒ Fリディアン
Cミクソリディアン ⇒ Cアイオニアン
Dエオリアン ⇒ Dドリアン
Eロクリアン ⇒ Eフリジアン
従って、キー(軸音)こそF、C、D、Eの4音だが、スケールはアドフリミエロと、全てのモードを実現できる。
なんと機能的な楽器なんだろう?
5.バラフォン+フーレとの合奏
1.で述べた状況を打破するため、当初フーレの演奏パート(Gm)でスタートし、ボーカルが入るところからDmに転調?するのだ、と考えてみた。
かなり強引。
そして、ここまで考察してきた内容に基づけば、メロディはいずれもドリアンなのだ。
つまり、フーレはGドリアン、コラとボーカルはDドリアン。
コード標記すればフーレはG7♯9、コラ+ボーカルはDm7。
そこで、コラの2本あるB♭のうち、オクターヴ上のものだけBに上げ、高音を弾くとDドリアン、低音を弾くとGドリアンとなるように調整することで整合感を持たせることができた(ような気がする)。
実はこのチューニング、「ハーフ・サウタ」といって、現地でも使われている手法らしい。
あながち間違いではなさそうだ。
6.コラとモード
ネット上で調べると、17もしくは18世紀頃、ガンビアにあるフランス系のベネディクト派修道院が現地のジャリが使っていたコラを改良して現在の形態を作ったという主張がある(http://www5f.biglobe.ne.jp/~tamarc/news110.htm)。
その真偽はともかく、いわゆるチャーチモードとの関係から見ると非常に興味深い話であると同時に、ではどのような音程が選択されたのか、という疑問が湧く。
一方、現在一般的に使用されている音程、いわゆる十二平均律と呼ばれるものは、19世紀頃から主流となったと言われるが、中国では5世紀にすでにそれに近いものが発表されていたらしいし、17世紀には日本やインドでも類似した考え方が主張されている。
世界中が演奏、作曲両面から音程について研究し、様々な音程を生み出してきた結果主流となったのが十二平均律であり、その背後にはピアノの普及がある。これもヨーロッパによるヘゲモニーか?
いにしえのマリンケ王国(現在のギニア、マリ、セネガル、ガンビア)はイスラム圏であり、その影響を受けた音程を使っていた、と見るのが自然であり、コラのシラバ、サウタというチューニングは、厳密に言えば十二平均律とは違うそうだ(他にも少なくとも私には判別不能な音程のチューニングが多数存在する)。
イスラム圏では四分の1の音程(24平均律!)まであるそうだが、ことコラに関して言えば、昨今欧米との交流が進み、西洋楽器とコラボする機会が増えてきたことから、十二平均律におけるメジャースケール同様の音程を使用することが増えた、ということらしい。
とはいえ、コラは21弦もある楽器である。演奏前にチューニングしてしまったら、楽器を取替えでもしない限り、何曲演奏しようとも演奏中に大幅なチユーニング変更は不可能。
しかし、音程を変更できないということ、チューニングを変えられない、ということは制約なのだろうか?和声という概念に重きをおかず、ループする旋律の中でアドリブされる演奏が主流となる方向で音楽・楽器が変化していったならば、それこそモード的な展開こそが自然だと言えないだろうか。
おわりに
マイルス・デイヴィスは、ギニアのバレエ・アフリカーンの公演で見た、Finger Pianoからモード奏法のヒントを得たと述べているhttp://blog.goo.ne.jp/yassakajp/e/eed26eda6b16a16112ff3a9a62890559。
これは多分、1950年代末のこと。
しかし、Finger Pianoと言われると、いわゆる「親指ピアノ」的なものを連想してしまうが、あれは東アフリカの文化だ。
マイルスがそれを見た10年位後、1968年のバレエ・アフリカーンの映像が手元にある。世界人権宣言20周年を記念した国連会議場での演奏。まだ20代のファムドゥ・コナテがやっぱり反り返ってジェンベを叩いていたりして楽しいが、それは後半のドゥンドゥンバ。
前半は歌、ダンス、インタープレイ、と、マイルスの描写どおりのステージ。使用されていたメロディ楽器はコラ、バラフォン、ボロン、フーレ。全体を仕切るのはコラフォラだ。
Finger Piano?
コラなんじゃないか、それは?
ん~、そうしよう。
マイルスはコラの演奏を聴いてモードに目覚めたんだ。
今後はこれでいきましょう。