Baradomo日誌

ジェンベの話、コラの話、サッカーの話やらよしなしごとを。

ご家庭でもドゥンドゥンバ

2007-09-25 | 子どもの視線・親の気持ち
昨夜は娘2人ともどもメタルギニー・ミカちゃんによるダンス・ワークに参加してきた。
無論私は踊らず、修行僧のようにアコンパを叩かせてもらった。
足を引っ張ってしまいかねない、あやういアコンパだったけど、勉強になるんだよ、こういうことが!メタギご一行様、ありがとうございました。

さて、娘たちの話。
実は先日、長女がこんなことを言い出した。

「ウチが今まで習ってきた、『基礎』って、実は今通ってる教室だけのオリジナルみたいなものだったんじゃないか?って思っちゃったんだよね。」

この春先、ウチの長女は、あるミュージカルのオーディションを受けたのだが(http://blog.goo.ne.jp/yassakajp/e/09330a28de1acd07e4b72151936d6a4e参照)、そこで落選してしまったことに対するショックよりも、そこで見たこと・体験したことによる一種のカルチャーショックがきっかけで、自分が習ってきたダンスの「基礎」に対して疑問を抱き始め、かつテレビ等でいわゆるヒップホップのダンスをたくさん目にして・・・この半年、自問自答を繰り返してきたらしい。
彼女なりに随分と考えたのだ。
そこで導き出した結論?が冒頭の言葉。

「このままじゃ、やばい!って思うんだよ。
少なくとも、自分が本当にやりたいのはヒップホップなんであって、単純にダンスが上手になりたいと思っているんだよね。だったら大人のクラスに移るか、他のヒップホップのスクールに移るか、って感じかなぁ。」
つまり、環境を変えたいわけね。
「今のクラスじゃウチが一番体が大きいし、小さい子がすぐ寄ってくるから、ウチが大きく動いたらかえって危ないんじゃないか?って気を遣っちゃうんだよね。最近それが一番やだ。」
なるほど。
ならば、中学生になるまでの後半年の間に、可能なかぎりワークショップや体験教室みたいなのに行ってみるかい?
「うん、行きたいなぁ!」
じゃ、アフリカンもあり?
「こないだのミカさんのダンスさぁ~、すごかったよね!」

利根リバージャムで見たメタルギニーライブ。
お客さんが入り乱れていて「なんか大騒ぎしてるだけみたい」とか言ってたくせに、ダンサー・ミカちゃんの踊りだけはしっかり見ていた模様。
そのミカちゃんのワークあるけど、行く?
「試しに行ってみてもいいかも。」
と、そこに次女乱入。
「ずる~い!ウチも行く!」
あらま、君も行くかい!

この春から新体操教室に通い始めた次女。
長女と一緒にダンスクラスに通ってくるものと思っていたダンス教室主催者の落胆をよそに、毎晩嬉々として柔軟に励み、新しいレオタードを着てはくるくる回っている。
でも、相変らず次女は次女。
母親なり姉なり、頼れるものがいればすぐにすりよっていく。
そこがかわいいんだけど、来春から長女が中学生になることを思うと、もうすぐ3年生になる次女にはぼちぼち「自分は自分!」的な強さを持って欲しい、などと思ってしまう。
そんな彼女を大人向けのダンスワークにぶち込んだら、集中力が持つのかどうか、ちょっとリスキー。でも、普段とはまた違った一面を見れるのではないか?という期待(意地悪?)がムクムク。
誰も助けちゃくれないよ?な~んて脅かしても、「行く!」と頑張る次女。
本当だね?1人でやれるんだね?
はい、決まり!お二人様ご予約~!

さて。
実は2人の娘にとって、アフリカン(ギニア・バレエ)は初めて体験するものではないが(http://blog.goo.ne.jp/yassakajp/e/3941cec269ac3c9f45f79bea343ae80f参照)、本格的なワークは初めて。2人とも見事にヘロヘロになった。
昨夜のワークでは、次女はミカちゃんの真後ろ、全体のど真ん中に放置された。
衆人環視?のもと、どれだけやれるかと思ったら、ときどきわけがわかんなくなって助けを求めるような表情は見せるものの、逃げ出したりせず、なんとか真似て動いている。
途中、トイレに行ったりしたけど、その時も、
「お父さんはジェンベ叩いてて、リズムキープする役目だってミカ先生が言ってたから、お姉ちゃんに連れて行ってもらおう。」
なんて、殊勝なことも思っていたらしい。長女の受け売りかもしれないけど。
でも、普段の新体操は一時間のレッスン。昨夜は本格的なアフリカンアンサンブルの生音付きでみっちり二時間、しかも、初対面の大人ばかりの中で、一応最後までやり遂げたんだから、凄いよ、まじで!褒めて遣わす!

一方の長女は、帰宅早々、
「普段通っているダンススクールの15倍から20倍くらい満足!」
と母親に報告すると、溶けたような笑みを浮かべてソファにへたり込んだ。
まだ体力が余っていた(回復した?)次女が、母親を前にして「こうやって、こうやってたんだよ!」と再現し始める。
次女のステップは相変らずめちゃめちゃ。
すると、長女ががばっと起き出し、「違うよぉ!」と言いながら踊りだし、2人であそこの振り付けはこうだったのああだったのと大騒ぎ。はいはい、軽く叩いてあげるから。

そして異口同音に、
「すんごく疲れたけど、楽しかったぁ~!」

確実に何か残ったんだな。
俺も満足だ。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿